書誌詳細

はじめてのニュース・リテラシー

  • 著者名白戸/圭一∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2021.3

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

所蔵事項

  • 請求記号S-070-シ

ブックリスト

書誌事項

  • 書名はじめてのニュース・リテラシー
  • 著者名白戸/圭一∥著
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • ISBN9784480683984
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2021.3
  • ページ218p
  • サイズ18cm
  • 件名ニュース
    メディアリテラシー
    ジャーナリズム
  • 内容紹介フェイク、陰謀論、偏向、忖度、感性のズレ…。「事実」はなぜ歪んで/偏ってしまうのか? 誰もが情報発信する時代、「情報」とどのように付き合っていけばよいかについて、平易な言葉を使って考察した入門書。
  • 著者紹介1970年生まれ。立命館大学大学院国際関係研究科修士課程修了。同大学国際関係学部教授。京都大学アフリカ地域研究資料センター特任教授を兼任。日本ジャーナリスト会議賞を受賞。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
第一章 誰もが情報発信する時代
 一三〇年前の流言/新型コロナ感染拡大とインフォデミック/SNSが変えた情報の流れ/ある朝、目覚めたら「犯人」に/市民が「冤罪」をつくる時代/加害者は「普通の人」たち/情報の「出所」を見ない人々/情報リテラシーと批判能力/手つかずの「情報リテラシー」教育
第二章 ジャーナリズムとは何か
 人は生きるために「ニュース」を欲する/「メディア」とは何か/革命的技術「活版印刷」の登場/ジャーナリズムの誕生/ジャーナリズムの使命
第三章 事実・捏造・偏向
 「事実」とは何か/「事実」の乱立/実名発言の重要性/NHK番組への違和感/「事実」と「現実」/一九九二年の「やらせ」事件/「事実」を並べて「ウソ」を語る/選ばれる「事実」、削ぎ落される「事実」
第四章 ニュースの作られ方
 報道されること、報道されないこと/新聞制作の流れ/ニュース感覚/ニュースバリューを決めるもの/ジャーナリストの使命感/報道機関の事情/情報の発出頻度と情報量/メディアの特質を知る/メディアとの賢い付き合い方/「絵になる」と「絵にならない」/「論理」より「気分」/テレポリティクス/賭け麻雀スキャンダル報道/雑誌の「ニュース」、新聞の「取材」/当局者への潜行取材/捜査情報の先行報道/「特ダネ」と人事/三つの調査報道/「権力の道具」だった私
第五章 「陰謀論」と「不誠実な報道」
 トランプ時代の「情報と人間」/「どの筋から圧力が?」/トランプ政権と陰謀論/情報ランチ定食/世界全体を説明する方法/低下したマスメディアへの信頼/メディアの「不誠実」な内幕/内幕を暴露/「定型」の暴走/パチンコ店を巡る報道
おわりに-「正確な事実」をつかむために
 情報の「次数」を考える/一次情報に近づく努力/「明らかにされていないこと」の重要性/情報発信者・媒介者を吟味する/「未確認情報」という判断の重要性
あとがき