書誌詳細

客観性の落とし穴

  • 著者名村上/靖彦∥著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2023.6

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

所蔵事項

  • 請求記号S-301-ム

ブックリスト

書誌事項

  • 書名客観性の落とし穴
  • 著者名村上/靖彦∥著
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • ISBN9784480684523
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2023.6
  • ページ191p
  • サイズ18cm
  • 件名社会科学
    質的研究
  • 内容文献:p188~191
  • 内容紹介その考えは客観的なもの? エビデンスはある? こうした考え方が社会に広がった原因を考察。数字への素朴な信仰、数値化できないはずのものを数字へと置き換えようとする傾向を問い直し、失われたものを明らかにする。
  • 著者紹介東京都生まれ。基礎精神病理学・精神分析学博士(パリ第七大学)。大阪大学大学院人間科学研究科教授・感染症総合教育研究拠点CiDER兼任教員。著書に「ケアとは何か」など。

内容細目

タイトル 著者 ページ
はじめに
第1章 客観性が真理となった時代
 1 客観性の誕生
 2 測定と論理構造
第2章 社会と心の客観化
 1 「モノ」化する社会
 2 心の客観化
 3 ここまでの議論をふりかえって
第3章 数字が支配する世界
 1 私たちに身近な数字と競争
 2 統計がもつ力
第4章 社会の役に立つことを強制される
 1 経済的に役に立つことが価値になる社会
 2 優生思想の流れ
第5章 経験を言葉にする
 1 語りと経験
 2 「生々しさ」とは何か
第6章 偶然とリズム-経験の時間について
 1 偶然を受け止める
 2 交わらないリズム
 3 変化のダイナミズム
第7章 生き生きとした経験をつかまえる哲学
 1 経験の内側からの視点
 2 現象学の倫理
第8章 競争から脱却したときに見えてくる風景
あとがき
参考文献