図書館の中もツリーや、本の特集でクリスマスの雰囲気たっぷりです。

図書部の人たちが、いろんな企画をしてくれているので、朝から大賑わいです。

 　

さて。読書の時間です。クリスマスといえば、有名な『賢者の贈り物』を紹介しました。夫に贈り物を買うために美しい長い髪を切って売ってしまった妻。妻に贈り物をするために祖父の代からの形見の大切な金時計を売ってしまった夫。結局は、その気持ちが故にすれ違い、どちらも役に立たない物になってしまいましたが、二人がお互いの欲しい物、必要な物、好きな物を理解し合って思い合っていたという所が、とてもホッコリさせます。

 

でもね。と、もう一冊の本『髪がつなぐ物語』を紹介しました。『賢者の贈り物』でも髪を切ってお金に換える場面がありましたが、こちらは、ヘアドネーション（髪の寄付）についてのお話です。ウィッグは、がん患者、白血病や無毛症、脱毛症の子供達のために使われています。

 

実は、私自身が聞いただけでも、本校でもヘアドネーションをしたことがあるという卒業生や在校生がたくさんいます。またそのために髪を伸ばしている最中という話もよく聞きます。そんな素敵なボランティアたちが身近にいることを、もっともっと知られていくといいな思いました。

 

『髪がつなぐ物語』という本の中に登場する1人の少女とその友達が、大人にそのやさしい世界を教えてくれています。私は、髪を切ってプレゼントするお話としては、ぜひ、こちらもお薦めしたいです。低学年には、少々難しいかもしれませんが、ぜひ、いろんな学年、お家の方々が読んでくださると嬉しいなと思います。