タイトル | 著者 | ページ |
はじめに | | |
第1章 ユニークな研究-キャラを立てるには | | |
“巨額な”御花代/モノを奮い立たせる技法/死に規定された“幸せ”の国/異なる考えに出会う/キャラ立ち | | |
第2章 一つの例から全体を問いなおす-ブラックスワンを探せ! | | |
ブラックスワン/ミルクボーイの漫才の捉え方/同化作用と異化作用/どこまで人間か/どこから人間なのか/ヤノマミにとって人間とは? | | |
第3章 図と地の反転-幽霊と死者に聞く | | |
現場と理論の往復運動/送りの夏のモチーフ/死をどう受け止めるか/リアル「送りの夏」/図と地を逆転させる研究史の大切さ/日常生活に置き換えてみる | | |
第4章 なぜ少数を扱うのか-俯瞰する観察眼 | | |
経験的事実と可変的可能性/部屋の記述/文化資本と解釈労働/「水俣の甘夏」の思想/「荒地の家族」の共感しえない傷 | | |
第5章 自分のよって立つ足場を壊す-時間と空間を歪ます | | |
「当たり前」を揺さぶる/人が織りなす風景/スーパーで買う野菜の味/“立派な”公営住宅で増える孤独死/手紙に残された夢の話/鮮明な夢/死者との縁を考える/夢は時間を行き来するタイムマシン/受動的=プレゼント/ミシンとコウモリ傘との解剖台の上での偶然の出会い | | |
第6章 探究する感覚を磨く-自分への再教育 | | |
大人にはない感覚/モラル・エコノミー/「くらしのアナキズム」/パノプティコン(=一望監視施設)/世界の使い方/探究の時間 | | |
第7章 弱い人の声に耳をすます-世界の開き方 | | |
単純ではない世界/一〇票の参政権を持つ人/空港の中の住所?/なぜそこを調査することに?/前代未聞の移転補償解決/ウンコの問題は重要/ムラにアスファルト敷けたら逆立ちしたる/空港敷地の公園化/絶望的な貧困を支えたお地蔵さん/出世した粗末な石/違法と不法を分ける、村の秩序 | | |
第8章 心地よい社会からの脱出-二重の世界を生きる | | |
ゲーテッドコミュニティ/感性的質/なめらかな社会とごつごつした社会/二重の世界の位置取り/架橋するフィールドワーク | | |
おわりに | | |