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基礎から学ぶ生物学・細胞生物学
- 著者名和田勝著
- 出版者羊土社
- 出版年2006.12
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0058659
- 請求記号460//W 12
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名基礎から学ぶ生物学・細胞生物学
- 書名ヨミキソカラマナブセイブツガクサイボウセイブツガク
- 内容序
生物史年表―本書に登場する人物
序章 はじめに
1.科学とは何か?
(1)科学とは
(2)法則と理論
2.生物学とは,生物学の方法
(1)生物学とは
(2)生物学は特殊だった?
(3)仮説を立てるために
(4)観察のための道具
1章 生物学の基本
1.地球上には多様な生物が生息している
(1)人は区別する
(2)名前をつける
2.神の栄光のために生物を分類する
(1)リンネの自然の体系
(2)リンネの考え方
(3)分類学の基礎
3.進化論の登場(神の退場)
(1)ダーウィン以前
(2)ダーウィンが考えたこと
(3)進化論その後
4.地球上の生物に共通すること①(細胞説)
(1)細胞説の前夜
(2)細胞説
5.地球上の生物に共通すること②(メンデルの遺伝の法則)
(1)メンデル以前
(2)メンデルの行った実験
(3)メンデルの遺伝の法則
(4)見かけ上,メンデルの法則があてはまらない例
(5)メンデルの法則その後
6.生物体のつくりと階層性
(1)細胞,組織,器官,器官系
(2)生物界の階層性
(3)細胞が基本
2章 細胞のプロフィール
1.光学顕微鏡と電子顕微鏡の発明
2.細胞には多様な横顔がある
(1)多様な細胞の形
(2)細胞の概観
3.細胞を構成している物質
(1)水の性質
(2)モノマーとポリマー
(3)タンパク質
(4)核酸
(5)糖質
(6)脂質
4.細胞小器官の構造と機能
(1)核
(2)小胞体とリボソーム
(3)ゴルジ装置
(4)ミトコンドリア
(5)葉緑体
(6)細胞骨格
5.細胞を取り巻く細胞膜の構造と機能
(1)細胞膜の構造
(2)細胞膜の機能
3章 何が細胞の形や機能を決めているか
1.形質を決めているものを求めて
(1)DNAの発見
(2)染色体地図
(3)遺伝子はタンパク質をコードしている
(4)遺伝子の本体はDNAだ
2.遺伝子としてのDNA
(1)DNAの化学的性質の研究
(2)ワトソン-クリックのモデル
(3)遺伝の暗号はどう解読されたか
3.DNAからタンパク質へ①(転写)
(1)転写の過程
(2)リボソームとtRNA
4.DNAからタンパク質へ②(翻訳)
(1)リボソーム表面上にあるさまざまな結合部位
(2)翻訳の過程
(3)合成されたタンパク質の行方
5.タンパク質の構造と機能(形と機能の裏腹な関係)
(1)ヘモグロビンの形
(2)ヘモグロビンのはたらき
(3)ヘモグロビンの変異
4章 細胞が生きて活動していくために
1.何をするにもエネルギー(ATPの産生)
(1)ATPって何?
(2)エネルギー獲得の概観
(3)解糖はサイトソルで
(4)解糖の過程を動かし続けるために
(5)ミトコンドリア内で営まれる効率的なエネルギー生産
2.葉緑体による光エネルギーの固定
(1)グルコース産生は燃焼の逆反応?
(2)光電子伝達系
(3)炭酸同化反応
(4)太陽の恵みと動物と植物の深い関係
3.代謝経路のネットワーク
(1)代謝経路とは
(2)酵素タンパク質
(3)補酵素の必要な酵素
(4)タンパク質以外の物質の合成
(5)代謝の調節
(6)代謝経路のネットワーク
5章 タンパク質が細胞のさまざまな活動を担う
1.タンパク質のさまざまな機能(酵素,運搬,ホルモン,受容体,細胞骨格)
(1)膜輸送タンパク質
(2)ホルモンタンパク質
(3)受容体タンパク質
2.細胞は動く
(1)アクチンフィラメント
(2)微小管
(3)筋収縮
3.タンパク質はDNAへはたらきかける
(1)オペロン説
(2)真核生物の場合
4.細胞膜に埋め込まれた膜タンパク質の重要な機能
(1)細胞膜の構造
(2)グルコーストランスポーターとアクアポリン
(3)接着タンパク質
6章 多細胞生物への道①(細胞間の情報交換)
1.細胞は集まって
(1)細胞同士の付き合い方―多細胞生物の場合は
(2)細胞間の結合の役割
2.細胞間の情報交換
(1)細胞同士の情報交換の方式
3.ホルモンと受容体で情報を伝える
(1)信号分子としてのホルモン
(2)水溶性ホルモン受容体の種類
(3)Gタンパク質共役型受容体の場合―グルカゴンが作用するしくみ
(4)酵素共役型受容体の場合―インスリンが作用するしくみ
(5)骨格筋における代謝―受容体の有無による作用の違い
(6)もう1つのGタンパク質共役型受容体(IP3-Ca2+系)
4.信号分子による転写の調節(細胞外から遺伝子への情報伝達)
(1)ステロイドホルモンと受容体
(2)ステロイドホルモン受容体複合体は遺伝子の転写を制御
(3)ステロイドホルモンの作用のしかた
5.イオンチャネル連結型受容体を介した情報伝達
(1)神経系による情報伝達
(2)アセチルコリン受容体
7章 多細胞生物への道②(細胞の数を増やす)
1.DNAの複製
(1)細胞の数を増やす
(2)DNAはどのように複製されるのか
(3)DNA複製の過程
2.細胞周期と体細胞分裂
(1)細胞周期
(2)体細胞分裂の過程
3.細胞周期の調節
(1)チェックポイント
(2)サイクリン依存性キナーゼとサイクリンの発見
4.突然変異とDNA修復機構
(1)突然変異
(2)突然変異が起こる原因
(3)DNAの誤りを正す
8章 多細胞生物への道③(個体の数を増やす・発生と分化)
1.減数分裂(次の世代をつくるために)
(1)生殖と繁殖
(2)減数分裂とは
(3)減数分裂の過程
(4)減数分裂による遺伝的多様性
2.生殖細胞の形成
(1)性とは
(2)精子形成
(3)卵形成
3.受精
(1)先体反応
(2)多精拒否機構
(3)卵の賦活(活性化)
4.初期発生と器官形成
(1)ウニの初期発生
(2)カエルの初期発生
(3)鳥類の初期発生
(4)哺乳類の初期発生
(5)器官形成
5.始原生殖細胞と性分化
(1)極細胞,始原生殖細胞
(2)生殖腺へ
6.細胞間のコミュニケーションによる分化のしくみ
(1)ごく簡単な発生学の歴史
(2)誘導・分化・拘束
(3)種によって異なる卵での指定の時期
(4)体軸の決定
(5)ホメオボックス
9章 個体を守る免疫のシステム
1.非特異的生体防御機構
(1)体を守るフロントライン
(2)第一防衛ラインが破られたら
(3)ナチュラルキラー細胞の活躍
2.特異的生体防御機構
(1)第三の防衛ライン,免疫の概要
(2)免疫にはリンパ球が関与する
(3)リンパ系器官
(4)免疫応答
3.抗体による攻撃(体液性免疫)
(1)抗体分子の構造
(2)抗体には種類がある
(3)抗原とは
(4)抗体の多様性はどうして生ずるか
4.T細胞による攻撃(細胞性免疫)
(1)MHCタンパク質
(2)細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)
(3)T細胞受容体
5.免疫機能の制御
(1)ヘルパーT細胞
(2)マクロファージの役割
(3)記憶細胞
(4)胸腺での訓練
(5)免疫グロブリンスーパーファミリー
10章 生きること,死ぬこと(細胞の再生と死,個体の死)
1.細胞の再生
(1)細胞再生の違いによる細胞の分類
(2)幹細胞による細胞再生系
(3)分化した細胞
(4)細胞分裂に限りはあるのか
2.細胞が死ぬとき
(1)ネクローシスとアポトーシスの違い
(2)アポトーシスの起こるとき
(3)アポトーシスの共通経路
(4)アポトーシスの引き金
3.老化・寿命と遺伝子の関係
(1)ヒトの老化は規格外?
(2)早老症
(3)再び老化とは
4.がんを含むさまざまな病気とその原因
(1)病気の定義
(2)遺伝子の変異による病気
(3)病原体による病気
(4)がん
(5)その他の病気
11章 個体としてのまとまり(外部環境を認識し,内部環境を調節する)
1.内部環境を一定に
(1)外部環境と内部環境
(2)ホメオスタシスの機構
(3)制御中枢の必要性
2.制御中枢による情報の処理と調節
(1)ニューロン
(2)ニューロンのはたらき
(3)グリア細胞
(4)神経系の発達
(5)内分泌系の中枢
3.動物の行動
(1)生まれつき備わった行動
(2)学習や知能によって獲得される行動
4.感覚器官と感覚の受容
(1)感覚の種類
(2)機械的刺激の変換
(3)化学的刺激の変換
12章 生物の進化と多様性
1.個体の生きる場所(多様な環境に適応して生きる)
(1)多様な生物を支える多様な生態圏
(2)個体群密度
2.進化と多様性の創出
(1)進化は個体群で起こる
(2)ハーディー-ワインベルグの法則
(3)実際の個体群は遺伝子平衡ではない
(4)ランダムな変異を方向づける
(5)中立的な突然変異と遺伝的浮動
(6)漸進説,種分化,小進化
(7)断続平衡説,大進化
3.地球上の生物多様性を守るために
(1)なぜ生物の多様性か
(2)生物の多様性とは
(3)生物多様性消失の要因と多様性の保全
索引