• 書名生化学
• 書名ヨミセイカガク

• 著者名西川一八, 清水光弘共編
• 著者ヨミニシカワ，カズヤ

• 叢書名ベーシックマスター

• ISBN9784274206047

• 出版地東京
• 出版者オーム社
• 出版年2008.11

• ページxiv, 414p
• サイズ21cm

• 注記監修: 大山隆

• 内容第１章　生化学の基盤　　　　　　　　
  　　　1.1　生化学とは？　　
  　　　　　1.1.1　生化学とはどんな学問か　　
  　　　　　1.1.2　本書の構成　　　
  　　　1.2　生物の分類と細胞の構造　　
  　　　　　1.2.1　生物の分類　　　
  　　　　　1.2.2　細胞の構造と機能　　　
  　　　1.3　水の性質と水溶液の化学　　
  　　　　　1.3.1　水の構造と特性　　　
  　　　　　1.3.2　溶媒としての水　　　
  　　　　　1.3.3　水の電離と緩衝液　　　
  　　　1.4　主な生体分子と官能基　
  　　　　　1.4.1　生命を構成する元素　　　
  　　　　　1.4.2　生体有機分子中の官能基　　　
  　　　　　1.4.3　生体分子の相互作用と非共有結合　　　
  　　　　　1.4.4　主な生体分子の種類　　　
  　　　　　1.4.5　本書におけるリン酸化合物などの表記について　　　
  　　　1.5　生化学反応とエネルギー　23
  　　　　　1.5.1　エネルギーと化学熱力学　　　
  　　　　　1.5.2　熱力学の第二法則と化学反応の自発|生　　　
  　　　　　1.5.3　ギブス自由エネルギーと生体内の化学反応　　　
  　　　　演習問題
  第２章　アミノ酸とタンパク質　　　　　
  　　　2.1　アミノ酸の種類と構造　
  　　　　　2.1.1　疎水性アミノ酸　　　
  　　　　　2.1.2　親水性アミノ酸　　　
  　　　　　2.１.3　硫黄を含むアミノ酸　　　
  　　　2.2　アミノ酸の解離と等電点　
  　　　2.3　ペプチド結合　37
  　　　2.4　タンパク質の階層構造　38
  　　　　　2.4.1　タンパク質の一次構造　　　
  　　　　　2.4.2　タンパク質の二次構造　　　
  　　　　　2.4.3　タンパク質の三次構造　　　
  　　　　　2.4.4　タンパク質の四次構造　　　
  　　　　　2.4.5　タンパク質の変性とフォールディング　　　
  　　　2.5　タンパク質の構造と機能　47
  　　　　　2.5.1　球状タンパク質と繊維状タンパク質　　　
  　　　　　2.5.2　膜タンパク質と複合タンパク質　　　
  　　　　　2.5.3　アロステリックタンパク質　　　
  　　　　　2.5.4　タンパク質の化学修飾　　　
  　　　　演習問題
  第３章　糖　　　質　　　　　　　　　　
  　　　3.1　単　　　糖　
  　　　3.2　オリゴ糖（少糖）
  　　　3.3　多　　　糖　
  　　　3.4複合糖質
  　　　　　3.4.1　糖タンパク質　　　
  　　　　　3.4.2　糖脂質　　　
  　　　　　3.4.3　プロテオグリカン（グリコサミノグリカン）　　
  　　　　演習問題
  第４章　ヌクレオチドと核酸　　　　　
  　　　4.1　核酸の成分と構成　
  　　　　　4.1.1　ヌクレオチドの構造　　　
  　　　　　4.1.2　ポリヌクレオチドの構造　　　
  　　　4.2　DNAとRNAの構造83
  　　　　　4.2.1　DNAの三次構造モデル（B型構造）　　
  　　　　　4.2.2　DNAの半保存的複製　　　
  　　　　　4.2.3　DNA構造の合理性　　　
  　　　　　4.2.4　DNAのほかのら世ん構造（Ａ型構造，Ｚ型構造）　　
  　　　　　4.2.5　二本鎖RNAの三次構造　　　
  　　　　　4.2.6　一本鎖RNAが形成する二次構造の特徴　　　
  　　　　　4.2.7　RNAの三次構造(tRNAを例として）　　
  　　　　　4.2.8　DNAやRNAは巨大高分子である　　　
  　　　4.3　核酸の性質　
  　　　　　4.3.1　核酸水溶液の紫外吸収スペクトル　　　
  　　　　　4.3.2　核酸の変性と再生　　　
  　　　　　4.3.3　ハイブリッドの形成　　　
  　　　　　4.3.4　DNAは遺伝情報の記録媒体として優れた性質をもつ
  　　　4.4　ヌクレオチドのその他の機能　
  　　　　　4.4.1　エネルギー提供分子としてのヌクレオチド　　　
  　　　　　4.4.2　補酵素としてのヌクレオチド　　　
  　　　　　4.4.3　情報伝達物質としてのヌクレオチド　　　
  　　　　　演習問題
  第５章　脂質と膜　　　　　　　　
  　　　5.1　脂質の定義　　
  　　　5.2　脂質の種類と構造　　
  　　　　　5.2.1　単純脂質　　　
  　　　　　5.2.2　複合脂質　　　
  　　　　5.2.3　エイコサノイド（アラキドン酸代謝物）　　
  　　　　5.2.4　その他の生体に重要な脂質　　　
  5.3　リポタンパク質　　
  5.4　生体膜の分子構築　　
  　　　　5.4.1　生体膜の性質　　　
  　　　　5.4.2　生体膜を形成する脂質分子　　　
  　　　　5.4.3　生体膜タンパク質　　　
  5.5　シグナル伝達分子としての脂質　　
  　　　　5.5.1　細胞間でシグナルを伝達する脂質　　　
  　　　　5.5.2　細胞内でシグナルを伝達する脂質　　　
  　　　演習問題
  第６章　酵　　　素　　　　　
  　　　6.1　酵素の性質と触媒機構　　
  　　　　6.1.1　酵素分子とその構造　　　
  　　　　6.1.2　酵素の特異性　　　
  　　　　6.1.3　酵素の分類と名称　　　
  　　　　6.1.4　酵素分子の多楡|生とアイソザイム　　　
  　　　　6.1.5　触媒の性質　　　
  　　　　6.1.6　触媒機構の例　　　
  　　　6.2　酵素反応速度論　　
  　　　　6.2.1　酵素反応の速度　　　
  　　　　6.2.2　ミカエリス・メンテンの式　　　
  　　　　6.2.3　ミカエリス・メンテン機構　　　
  　　　　6.2.4　KｍとVの求め方　　　
  　　　　6.2.5　活性の比較と蝠Kｃａｔ/Ｋｍの意味　　　
  　　　　6.2.6　酵素反応速度と温度. pH　　　
  　　　6.3　酵素反応の阻害と調節　　
  　　　　6.3.1　阻害剤　　　
  　　　　6.3.2　さまざまな阻害の形式　　　
  　　　　6.3.3　酵素反応の調節　　　
  　　　演習問題　
  　第７章　低分子生理活性物質と金属イオン　　　　　　　　
  　　　7.1　補酵素とビタミン　　
  　　　　7.1.1　補酵素とは　　　
  　　　　7.1.2　補酵素とビタミンの関係　　　
  　　　　7.1.3　水溶性ビタミンとその補酵素作用　　　
  　　　　7.1.4　脂溶性ビタミンとその作用　　　
  　　　　7.1.5　その他の分子の補酵素作用　　　
  　　　7.2　生体金属イオン　　
  　　　　7.2.1生物のもつ金属イオン　　　
  　　　　7.2.2　金属イオンの働き　　　
  　　　演習問題
  　第８章　糖質の代謝　　　　　　　　
  　　　8.1　解糖とアルコール発酵　　
  　　　　8.1.1　解糖とは　　　
  　　　　8.1.2　解糖系の各反応　　　
  　　　　8.１.3　解糖系の産物の行き先　　　
  　　　　8.1.4　グルコース以外のヘキソース代謝　　
  　　　8.2　糖　新　生　　
  　　　　8.2.1　糖新生の役割　　
  　　　　8.2.2　糖新生の各反応　
  　　　　8.2.3　糖新生に利用できる代謝物　　　
  　　　　8.2.4　糖新生と解糖の調節　　　
  　　　8.3　ペントースリン酸経路　　
  　　　　8.3.1　ペントースリン酸経路の概要　　　
  　　　　8.3.2　ペントースリン酸経路の役割　　　
  　　　　8.3.3　ペントースリン酸経路の各反応　　　
  　　　演習問題
  第９章　クエン酸回路と電子伝達系　　
  　　　9.1　アセチルーＣＯＡの生成とクェン酸回路（TCAサイクル）
  　　　　9.1.1　アセヂルーＣＯＡの生成　　　
  　　　　9.1.2　クエン酸回路　　　
  　　　　9.1.3　クエン酸回路の調節　　　
  　　　　9.1.4　同化代謝におけるクエン酸回路の役割　　　
  　　　　9.1.5　クエン酸回路中間代謝物質の補充反応　　　
  　　　9.2　電子伝達系とATP生成　
  　　　　9.2.1　電子伝達系　　　
  　　　　9.2.2　酸化的リン酸化　　　
  　　　　9.2.3　ミトコンドリアの輸送系　　　
  　　　　9.2.4　ATP生成の制御　　　
  　　　9.3　酸化ストレス：活性酸素種と抗酸化分子　
  　　　演習問題
  第10章　光　合　成　　　　　　　　　　
  　　10.1　葉緑体と光エネルギー210
  　　　10.1.1　光合成反応の場としての葉緑体　　　
  　　　10.1.2　光合成色素　　　
  　　　10.1.3　電子伝達体　　　
  　　10.2　明反応
  　　　10.2.1　光エネルギーの吸収とエネルギーの伝達　　　
  　　　10.2.2　電子伝達系　　　
  　　　10.2.3　光りン酸ｲ匕によるATPの合成　　　
  　　10.3　炭素固定と光呼吸219
  　　　10.3.1　カルビンーペンソン回路と光呼吸　　　
  　　　10.3.2　C4－ジカルボン酸回路（C4植物）　　
  　　　10.3.3　CAM植物　　　　
  　　演習問題2
  第11章　脂質の代謝　　　　　　　　　　
  　　11.1　脂肪酸の分解
  　　　11.1.1　脂肪酸の活性化とβ酸化　　　
  　　　11.1.2　ケトン体の生成と利用　　　
  　　11.2　脂肪酸の生合成234
  　　　11.2.1　脂肪酸の新規生合成　　　
  　　　11.2.2　脂肪酸の鎖長延長と不飽和化　　　
  　　11.3　その他の脂質の合成
  　　　11.3.1　中性脂肪とリン脂質の生合成　　
  　　　11.3.2　コレステロールと胆汁酸の生合成　　　
  　　演習問題
  第12章　窒素同化とアミノ酸代謝　　　　　
  　　12.1　窒素固定と同化
  　　　12.1.1　窒素同化　　　
  　　　12.1.2　窒素固定　　　
  　　　12.1.3　共生的窒素固定　　　
  　　12.2　アミノ酸の生合成
  　　　12.2.1　アミノ酸の生合成
  　　　12.2.2　必須アミノ酸　　　
  　　12.3　窒素の排泄と尿素サイクル
  　　　12.3.1　アミノ酸の分解　　　
  　　　12.3.2　尿素回路　　　
  　　12.3.3　窒素の排泄　　　
  　　演習問題
  第13章　ヌクレオチドの代謝　　　　　　　
  　　13.1　プリンとピリミジンの生合成
  　　　13.1.1　プリンの合成　　　
  　　　13.1.2　AMPとGMPの合成　　　
  　　　13.1.3　ATP ・ GTP への変換　　　
  　　　13.1.4　プリンヌクレオチド合成の調節　　　
  　　　13.1.5　プリンのサルベージ経路　　　
  　　　13.1.6　ピリミジンの合成　　　
  　　　13.1.7　UTP ・ CTP の合成　　　
  　　　13.1.8　ピリミジン合成の調節　　　
  　　　13.1.9　デオキシリボヌクレオチドの合成　　　
  　　　13.1.10　デオキシリボヌクレオチド合成の調節　　　
  　　　13.1.11　チミンの合成　　　
  　　13.2　ヌクレオチドの分解
  　　　13.2.1　プリン塩基から尿酸へ　　　
  　　　13.2.2　尿酸態窒素の排泄　　　
  　　　13.2.3　ピリミジン塩基の分解　　　
  　　演習問題
  第14章　ＤＮＡ複製と遺伝子発現　
  　　14.1　分子生物学のセントラルドグマ
  　　　14.1.1　遺伝子の本体としてのDNA　　　
  　　　14.1.2　二重らせんの発見とセントラルドグマ　　　
  　　14.2　遺伝子組換え技術の登場
  　　14.3　DNAの複製と修復
  　　　14.3.1　ゲノムの構造　　　
  　　　14.3.2　複製開始点と複製の基本様式　　　
  　　　14.3.3　DNAポリメラーゼ　　　
  　　　14.3.4　原核生物におけるＤＮＡ複製　　　
  　　　14.3.5　真核生物のＤＮＡ複製　　　
  　　　14.3.6　テロメアの複製　　　
  　　　14.3.7　DNA損傷の修復　　　
  　　14.4　転写と翻訳
  　　　14.4.1　転写と翻訳による遺伝情報の発現と遺伝暗号　
  　　　14.4.2　転写の基本メカニズム　　　
  　　　14.4.3　翻訳の基本メカニズム　　　
  　　　14.4.4　クロマチンによる遺伝情報発現の制御とエピジェネティクス　　　
  　　演習問題
  第15章　シグナル伝達の分子機構　　
  　　15.1　細胞膜受容体
  　　　15.1.1　イオンチャンネル型受容体　　　
  　　　15.1.2　Gタンパク質共役型受容体　　　
  　　　15.1.3　キナーゼ関連型受容体　　　
  　　15.2　細胞内に生成されるセカンドメッセンジャー
  　　　15.2.1　サイクリックAMP　　　
  　　　15.2.2　ジアシルグリセロールとイノシトール1,4,5-トリスリン酸
  　　　15.2.3　カルシウムイオン（Ca2＋）
  　　　15.2.4　cGMPと一酸化窒素（NO）　　
  　　15.3　タンパク質のリン酸化とシグナル伝達
  　　　15.3.1　チロシンキナーゼ受容体　　　
  　　　15.3.2　細胞質のチロシンキナーゼと会合する　細胞膜１回貫通受容体　　　
  　　　15.3.3　チロシンリン酸化によって発動する細胞内シグナル伝達系
  　　　15.3.4　細胞の増殖・分化を制御するＭＡＰキナーゼカスケード
  　　　15.3.5　細胞周期の調節とがん遺伝子　　　
  　　演習問題
  付録　実験キットの生化学　　　
  　　1.DNA抽出キット　
  　　2.タンパク質の蛍光標識キット　
  　　3.ELISAキット
  　　4.リアルタイムPCRキット
  　　5.血清総タンパク測定試薬（ビウレユノト法）
  　　6.尿酸測定試薬
  　　7.グルコース測定試薬
  　生化学全般に関する参考図書
  　演習問題解答
  　索　　　引
  　Column
  　　　　　Ｄ型アミノ酸の生理機能　　
  　　　　　21番目と22番目のアミノ酸　　　
  　　　　　ポストゲノムにおけるタンパク質研究：プ囗テオームと構造ゲノム科学，天然変性タンパク質　　
  　　　　　sweet or bitter　　　
  　　　　　ABO式血液型と糖鎖　　
  　　　　　インフルエンザウイルスの感染とタミフル　　
  　　　　　リボザイムとRNAワールド仮説　　　
  　　　　　シグナル伝達において注目されている脂質　　　
  　　　　　その他の解糖系　　　
  　　　　　代謝フラックス解析　　　
  　　　　　緑色（クロロフィル）のもうひとつの役割　　　
  　　　　　高脂血症と動脈硬化　　　
  　　　　　アミノ酸に由来する生理活性アミン　　　
  　　　　　細胞分裂とチミジル酸（dTMP）合成　　　
  　　　　　人工合成ポリヌクレオチドを用いた遺伝暗号の解読　　　
  　　　　　RNA干渉