一覧へもどる
書誌詳細
和食の知られざる世界
- 著者名辻芳樹著
- 出版者新潮社
- 出版年2013.12
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0069904
- 請求記号b 59//ts//wa
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名和食の知られざる世界
- 書名ヨミワショクノシラレザルセカイ
- 内容序章 和食の驚くべき広がり
ニューヨークの街角にて/なぜ爆発的人気なのか/ロンドンのチキンカツカレー/異文化の人の憧れ/ひたすら「恥ずかしい」和食体験/満足させられるメニューがない/会話もはずまない貧しいテーブル/マダム・ポワンもボキューズも/和食はどこに向かおうとしているのか
第一章 「カリフォルニアロール」は和食か?
暗闇の中の料理/土の中から生まれた料理/カリフォルニアロールの出現/第一世代との違い/料理文化のグローバル化の中で/世界に出た和食の三つの変化変容/「どこまでが和食か?」を試す/欧米が憧れる「引き算の美学」/異文化進出における必須作業/『一風堂』の挑戦/「ラーメン」をどう変換するか/「回転寿司」が大失敗した理由/『ノブ』の成功要因/SAKEを世界に/日本酒とフランス料理の出会いを
第二章 和食はそもそもハイブリッドである
カリフォルニアのオールジャパン・チーム/ファーイーストの「食の列島」/世界有数の漁場の誕生/テロワール豊かな郷土食/大陸の影響/巨大文明の影響/「和風」の文化へ/鎖国が文化を定着させた/江戸は巨大マーケット/ファストフード「寿司」の誕生/茶の湯と懐石料理/識字率の高さが料理書を生んだ/「和」対「洋」の対立概念が誕生/日本版ミシュランの特徴/調理師学校のカリキュラムも多様/『NARISAWA』の試み
第三章 「美食のコーチ」の必要性
出汁の味がわからなくなっているのか?/味覚は三代か?/和食の審美眼を磨くために/最高のものを指標にする/料理は総合芸術/味わうために心がけていること/体調の管理/店のローテーション/職人の中間層のレベルが高く厚い日本/旬を知らない若者たち/コーチングとは何か/料理人の年齢当てクイズ/味を学ぶ/コースのピークと演出方法/料理の共通言語を見つける/料理人のやる気を引き出す
第四章 和食の真髄が見える瞬間
ブレない料理人たち/メインディッシュはご飯と目刺し/一皿ごとに酒を選ぶ/野菜が語りかけてくる/日本から西洋へ、西洋から日本へ/誇り高く平らかに生きる/完全会員制という選択/空まめ街道/矜持と進化/若きパティシエの転身/ゴツゴツした手を見て「本気や」/新しいブランドを立ち上げる/受け入れられる味を求めて/色彩感覚の奥深さ
第五章 ニューヨークで本格懐石を
最悪の治安の最高の店/ホームパーティーでの出会いから/「和食レストランがやりたい」/教育の現場にビジネスの試練を/誰がどうつくるか/煙とイメルダ夫人/失敗の連続/店名はペンキ屋から/正統的和食で勝負/トマトの出汁も使う/批評家はどう見たか/寿司を出さないというチャレンジ/サービスの向上/異文化に発信する難しさ/揺らぎを楽しむチームワーク
あとがき
主要参考文献