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新しい幸福論

  • 著者名橘木俊詔著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2016.5

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0071495
  • 請求記号IS//1605
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名新しい幸福論
  • 書名ヨミアタラシイコウフクロン
  • 著者名橘木俊詔著
  • 著者ヨミタチバナキ,トシアキ
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1605
  • ISBN9784004316053
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2016.5
  • ページvii, 225, 3p
  • サイズ18cm
  • 注記参考文献: 巻末p1-3
  • 目次はしがき
    第1章 ますます深刻化する格差社会
    1 お金持ちの所得が高くなっている
    日本のお金持ち/高くなるお金持ちの所得額と資産額/プロスポーツ選手や芸能人の所得/なぜこれほどまでに高額所得者の所得が上昇したのか
    2 日本の過去、そして外国との比較
    過去の日本のお金持ち/戦前の高額所得者の姿/戦後の改革
    3 日本の貧困層
    貧困者の増加/高齢者と単身者、そして女性/貧困者の多い理由/貧困を生む社会的背景
    4 機会不平等
    結果の格差と機会の格差/機会の平等/日本における不平等
    第2章 格差を是正することは可能か
    1 世界でもっとも幸せな国
    世界における幸福度/デンマークの幸福度が高い理由/日本の幸福度
    2 格差是正は、なぜ進まないのか
    格差是正策の現状/弱い再分配政策
    3 日本では、なぜ平等が好まれないのか
    人間の心理/格差と心理/格差を是認しているのか/「博愛心」/モラルハザードへの過剰な嫌悪感/哲学はリバタリアニズム、経済は市場原理主義
    第3章 脱成長経済への道
    1 経済学における成長と脱成長の葛藤
    古典派経済学以前の経済成長/スミスの道徳哲学/古典派経済学/定常状態/成長経済学への道/経済成長が、なぜ望まれるか
    2 成長経済の弊害
    「定常状態」の再現/大量消費批判/環境問題の深刻さ/産業主義の衰退と金融資本主義の矛盾/日本における弊害
    3 脱成長路線への政策
    脱成長路線の倫理観/教育・訓練の重視
    4 格差と経済成長
    経済成長論者の主張/格差拡大は経済成長にマイナス効果/経済成長は格差を縮小するか/格差と経済成長の国際比較
    第4章 心豊かで幸せな生活とは
    1 食べるためには働くべきであるが、それがすべてではない
    生きるために働く/働くことは苦しいことだ/「働くことに意義はない」/アーレントとメーダ
    2 家 族
    家族と日本人/家族の絆の崩壊説との矛盾?/家族といっしょにいる時間/家族にトラブルが起きたとき
    3 自由な時間
    日本人の労働時間/余暇を何に、どう配分するか
    第5章 いま、何をすべきか
    若い世代/高齢者/女性/中央と地方の格差/東京一極集中をやめる
     おわりに―私が思うこと
    他人との比較をしない/多くを、そして高くを望まない/できれば「家族」とともに/何か一つ打ち込めることを/信仰をもつことはいいことではあるが/他人を支援することに生きがいを/他の人の幸せ
     あとがき
     主要参考文献