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書誌詳細
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虐待死 : なぜ起きるのか、どう防ぐか
- 著者名川﨑二三彦著
- 出版者岩波書店
- 出版年2019.7
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0074738
- 請求記号IS//1784
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名虐待死 : なぜ起きるのか、どう防ぐか
- 書名ヨミギャクタイシ
- 注記著者名の「崎」は「崎」の山部の俗字が正式なものである
引用・参考文献: 巻末p1-7
あとがき: p205-207
- 目次まえがき
序 章 社会を揺るがす子どもの虐待死
苦い経験/寿産院赤ちゃん大量殺人事件/戦後初の「子殺し」調査/児童相談所の現場では/見えなかった死/殺さないで/厚生省が虐待死の実情を初めて公表
第1章 虐待死の検証
「実態が把握しにくいということでございます」/国による初めての死亡事例検証/児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会/チャイルド・デス・レビュー/次第に詳しくなる専門委員会の調査/虐待死の態様をふまえた専門委員会の集計/自治体による検証/虹センターでの虐待死の検討/虐待死の区分
第2章 身体的虐待の行き着く先――暴行死
「しつけ」で子どもが死亡する?/親権にまつわる民法の改正/逆転の動物/体罰する人の話に耳を傾ける/非血縁の男性加害者/家族にもならないうちに/ステップファミリーへの支援/いらだちの暴発/情報共有をめぐる福祉と警察の連携/転居と虐待のリスク/虐待による乳幼児頭部外傷/「母子保健」という名称の落とし穴?/精神疾患の影響による殺害/加害者の年齢/産後うつ/代理によるミュンヒハウゼン症候群
第3章 養育放棄,放置の末に――ネグレクト死
大阪市二幼児餓死事件/児童相談所の対応/居所不明児童/一人では抱えきれない養育の負担/貧困による衰弱死/複数の保護者/居住空間の分離/付随する暴力/きょうだい差別/見て見ぬふり/安全に対する無配慮/保護者不在で過ごす子どもたち/医療ネグレクト/親権制度の改正
第4章 生まれた瞬間の悲劇――嬰児殺
ルイス・デ・アルメイダ/マビキ慣行/引き継がれる嬰児殺の風習/戦後間もない嬰児殺/「生まれる」とは?/嬰児殺の分類/こうのとりのゆりかご/ドイツの内密出産法/若い女性の嬰児殺/身勝手な男性/性的虐待の被害者/結婚している夫婦の子/連続殺害事件/妊娠の秘匿/〇日児死亡の克服という課題/にんしんSOS
第5章 無防備の子どもが犠牲に――親子心中
テーマ別研修「死亡事例から学ぶ」/「考えたことがありませんでした」/バラつく被害児の年齢/戦前の親子心中/親子心中の美化/親子心中日本固有説/父母で異なる心中の態様/加害者父の事例/夫婦関係の行き詰まり/加害者母の事例/母子心中の背景に多い精神疾患/血縁関係の中で起きる心中/父の心理/二〇一六年児童福祉法改正
第6章 虐待死を防ぐために
「まさか死ぬなんて……」/心理的虐待による死亡/「いつもなのか,大丈夫か」/過去と向き合う/違和感を忘れない/感性を磨く/ジェノグラムを活用する/DVと児童虐待/家族の関係性を理解する/児童相談所の過酷な現実/正しさが足りない?/ソーシャルワーカーでいることとは/求められるのは「働き続けたい」と思える環境/子どもの権利が尊重される文化を/「微力だけど無力じゃない」
あとがき
引用・参考文献