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書誌詳細
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食農倫理学の長い旅 : 「食べる」のどこに倫理はあるのか
- 著者名ポール・B・トンプソン著 ; 太田和彦訳
- 出版者勁草書房
- 出版年2021.3
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0076548
- 請求記号610.4//Th46
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名食農倫理学の長い旅 : 「食べる」のどこに倫理はあるのか
- 書名ヨミショクノウリンリガクノナガイタビ
- 著者名ポール・B・トンプソン著 ; 太田和彦訳
- 著者ヨミオオタ,カズヒコ
- ページxviii, 357, 38p
- サイズ20cm
- 注記原著 (Oxford University Press, 2015) の全訳
遺伝子組み換え作物はNG? 飢餓地域にもっと食料援助するべき? 食生活の倫理と肥満、食の未来などをテーマに、不信と分断を生み出す主張の単純化を越え、「皆が食べ続けることができる社会の姿」を探求する。
参考文献一覧: 巻末p18-38
- 目次謝 辞
日本語版序文
はじめに──倫理学についての概略を添えて
食農倫理学の旅の始まり
倫理学とは何か
哲学者の方法について──権利論、美徳理論、功利主義
私の方法について──探究と学習サイクル
1 あなたはあなたの食べる物では決まらない
食べものに対する考察はなぜ長い間なされてこなかったのか
食農倫理学と社会的公正
食農倫理学と環境問題
食農倫理学とリスク
食農倫理学と文化的アイデンティティ
食農倫理学と自由主義社会
自由主義が食農倫理学にもたらす課題
結 論
2 食農倫理学と社会的不公正
フードシステムにおける不公正
哲学的問題としての不公正
人種、ジェンダー、民族性と不公正
食料運動
食料安全保障と食料主権
結 論
3 食生活の倫理と肥満
古代と中世の飲食論
現代の飲食論
飲食論の新しい展開
個々の因果関係と個人の道徳的責任
社会・文化的な因果関係と責任追及
医学的な因果関係とその道徳的意味
結 論
4 食農倫理学の根本問題
道徳的問題としての飢餓
アマルティア・センの貧困と飢饉
帰ってきた道徳的問題としての飢餓
貧しい農業従事者のための食料安全保障
倫理学的観点からの分析
なぜ農家が道徳的に重要なのか
小規模農家のために、あと少し言いたいこと
結 論
5 家畜福祉と食肉生産の倫理
動物倫理の復活
家畜生産の倫理
動物福祉の三つの領域
家畜福祉の向上──いくつかの思考実験
少しでもましな答えは何か?
制約のある選択の倫理
結 論
6 フードシステムと環境への影響──地場産の魅惑
農業の持続可能性
持続可能な開発とは何か──哲学的な幕間
資源充足性の倫理
アグラリアン哲学とは何か──哲学的な幕間
機能的統合性の倫理
現代の論争
結 論
7 緑の革命型の食品技術とその満たされなさ
ひも解かれた道徳問題
飢餓の倫理と緑の革命型開発
農業バイオテクノロジーに対する反論①──予防
農業バイオテクノロジーに対する反論②──社会的公正
農業バイオテクノロジーに対する反論③──自然性と「選択」
農業バイオテクノロジーに対する反論④──徳倫理
点をつなぐ
農業バイオテクノロジーに対する反論⑤──美徳の倫理と成功の可能性
倫理的に肝心なこと
結 論
8 再考、今度は想いを添えて──倫理、リスク、そして食の未来
倫理、専門知識、リスク
新しい食料技術は十分にテストされたか
食品安全性の倫理
哲学的論争としてのバイオテクノロジー論議
二人のトンプソンの相違点──合理性と倫理
二人のトンプソンの相違点──農業科学の哲学
結 論
原 注
訳 注
訳者解説
参考文献一覧
人名索引
事項索引