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書誌詳細
四谷怪談 : 悪意と笑い
- 著者名広末保著
- 出版者岩波書店
- 出版年1984.5
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0024475
- 請求記号040//I 95//264
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名四谷怪談 : 悪意と笑い
- 書名ヨミヨツヤカイダン
- 件名鶴屋, 南北(4世 1755-1829) -- 東海道四谷怪談
- 内容崩壊期の精神――まえがきにかえて
精神史の地平に
崩壊期のエネルギー
かぶく精神
I 猥雑・滑稽・グロテスク
一 越境する空間
婚礼と葬礼
グロテスクな哄笑
卒塔婆と鯰の出会い
二 拡散的な序幕の構図
浅草寺境内という場所
俗界と聖域
木兎のイメージ
按摩宅悦の登場
三 悪と色好み
伊右衛門の悪
非人と悪
敵討ちと色好み
四 地獄宿の喜劇と愁嘆
ナンセンスな笑い
南北の遊び
愁嘆・滑稽・落差感
五 悪の絵模様
二つの殺し
笑う悪の笑い
猥雑をかかえ込んだ悪
II 顔にかかれたドラマ
一 幽霊の不幸な物語
夢の場
南瓜とお化け
幽霊とお化けの合成
不運な幽霊・檜垣
おかしな幽霊問答
善悪をこえた悪
二 女形と悪の美
毒婦型・悪婆型
古典的な女形
多義化する役者の肉体
桜姫と清玄の幽霊
戯画化された幽霊
三 お岩の変身
伊右衛門浪宅
悪の魅力
生きながらの変身
鉄漿つけ・髪梳き
赤子の泣き声
木兎とお大とお岩
四 被害者から加害者へ
お化け屋敷の出現
お岩と小平
五 悪の競演
死霊の川
敵対と連帯
戸板返し
加害的な悪の競い合い
六 恐怖と笑いの背中あわせ
〈だんまり〉と魚籃の顔
盥から出る手
亡霊を使った笑劇
伊右衛門は死んだか――結びにかえて