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書誌詳細
乱世の子ども
- 著者名結城陸郎編
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.5
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0021344
- 請求記号370.8//N 77//(7)2
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 出版地東京
- 出版者第一法規出版
- 出版年1977.5
- 内容『日本子どもの歴史』刊行の趣意
序 章 乱世の子ども像
子どもは「小さなおとな」 武士の子どもの典型
公家・貴族の子どもの典型 庶民の子どもの典型 子どもは私物 子どもたちの心意気
第一章 伝統文化を背負う貴族の子ども
一 年齢ごとの祝い
武家社会に生き続けた貴族文化 家族制度にしばられた子どもたち
家庭で行われた訓育 結婚の心得と胎児への心遣い
新生児への心遣いと家庭の儀式 百日後の風習・儀式
成人への首途式 元服年齢の諸相
二 伝統文化を背負う子どもたち
朝廷は文化の中心 勉学の筋道 読書始の儀式 手習始の儀式 読書始の年齢 読書・学習の場は学問所 勉学のコッは反復練習
三「めのと」と「父」と「家訓」
家庭教育の主役 慕われる「めのと」 教育者としての親
畏敬される親(父)と家訓 家訓のいろいろ
四 成長への心の糧7
祖父祖母の物語 子どもたちの歌声
水は方円の器に随い、人は善悪の友による 僧侶・隠者の友人観 武士の友人観 友人論の普及と公家の友人観
子どもにおける友人観の出現
第二章 文武にはげむ武士の子ども
一 武家の社会と暮らし
凋落の貴族に代って 一族のちぎり 一族を統率する惣領
衣と食と住と 弓矢取る身の習と仏教と 貴族文化にあこがれて
一夫一婦の風潮 親子は主従の関係にも似て
二 武士の名のもとで
武士道の源流 名を惜しむ心 主君への忠誠 親への孝行
文を左にし武を右にするは古の法 神仏を崇める心
女子のしつけ 武家の子どものありよう 凛然たる小さなおとな
三 武家の子どもの成長と教育
胎児に対する教育的配慮 嬰児とその養育 教育の始まる幼児期
教師としての乳母 訓育の始まる少年前期
少年後期と本格的教育の実施 学校教育に比すべき寺入り
元服 準成人期の教育と家訓
第三章 懸命に生きる庶民の子ども
一 貧困と窮乏の下で
荘園の底辺生活者 貧困を極めた衣食住
商工業の発展と座の形成 労働はおとなと共に 度重なる天災
餓死流亡 身売り・売子 医療の貧困と疫病の流行
為政者による救済活動
二 開かれる学習の場
「寺入り」の普及と教育施設の設立 読・書中心の実用的教育
寺入りした子どもたちの日常
第四章 乱世の于どもの日々
一 宗教にみる子どもの世界
賽の河原と地蔵菩薩 受胎にまつわる奇談
信仰心を芽生えさせるもの
二 乱世の犠牲となる子どもたち
「聖教滅尽」の世情 子捨ての実態 子殺しの実態
子売りの実態 子どもの隠れ場 神仏にスーパーマンをみる子ども
子どもをとりまく環境と犯罪
三 芸を相伝する子どもたち67
舞楽 稚児舞 猿楽・田楽
四 働く子どもたら74
農村に働く子どもたち 漁村に働く子どもたち
職人になる子どもたち
五 たくましく遊ぶ子どもたち
室内の遊び 戸外の遊び 遊びの歴史的意味
参考文献
あとがき