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書誌詳細
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中等教育原理
- 著者名吉田昇 [ほか] 編
- 出版者有斐閣
- 出版年1980.1
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0021074
- 請求記号371.08//Ky 4//(6)2
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名中等教育原理
- 書名ヨミチュウトウキョウイクゲンリ
- 著者名吉田昇 [ほか] 編
- 著者ヨミヨシダ,ノボル
- 叢書名有斐閣双書
- 叢書番号入門・基礎知識編 . 教育学||キョウイクガク ; 2
- 目次まえがき
1章 中等教育の課題
1 中等教育観の転換
貴紳教育としての中等教育 産業構造の変化と中等教育 青年問題・青年期と中等教育
第1次世界大戦と中等教育 「すべての青年に中等教育を」
2 中等教育の大衆化
わが国現行中等教育の成立 第2次大戦中のわが国中等教育 現行中等学校発足時の問題 技術革新と中等教育
3 中等教育の方向
中等教育における理想と現実 青年期の教育的保障 自立のための教育 職業準備のための教育
2章 中等教育の2つの型
1 古典語教育の伝統
中等教育とは 中等教育史 人文主義と実学主義 伝統的中等学校
2 中等教育の成立
殖産興業政策のもとで 古典語学校の両極分解と実学系中等教育の整備 女子の中等教育 統一学校運動と中等教育
3章 日本における中等教育の展開
1 中等教育のはじまり
独特な「中等教育」 最初の中学校
青年層の学習意欲の向上と中学校 中学校への規制と淘汰の開始 高等女学校,実業学校などの創設 最初の中学校令 中学校実科の試みと実業教育
2 戦前の中等教育体系
3つの学校令 不確かな「高等普通教育」 高等女学校令の特質 実業学校令の特徴 量的拡大と質的変容 勤労青少年教育の制度化 中等学校令の成立 勤労動員と学校の崩壊
3 中等教育の民主的改革
民主改革と中等教育 学校教育法における中等教育 新制度の形成 改革の修正と残された課題
4章 中等教育の社会的性格
1 中等教育概念の社会的変容
用語としての中等教育の変化 中等教育から前期とくに後期中等教育へ 後期中等教育の矛盾と青年期教育の思想
2 後期中等教育の多様化とその矛盾
人的能力政策としての後期中等教育 中教審答申における教育「多様化」政策とその矛盾 高校三原則の歴史的意義 高校「多様化」問題の構造と課題
3 現代的課題としての青年期教育
青年労働者の形成と教育 学歴社会と労働・学習意欲の再生 新しい労働権と教育権の思想 現代的課題としての青年期教育
5章 青年期教育としての中等教育
1 青年期教育の歴史
青年期の発見 青年期と教育 青年期教育の歴史-その二重構造 青年期教育の創造
2 青年期の特徴
発達段階としての青年期 青年期の理解(1)-ホール,シュプランガー 青年期の理解(2)-エリクソン,ハヴィガースト 青年の自律性
3 青年をとりまく状況
社会の中での青年 青年の意識(1)―友人 青年の意識(2)―社会 青年の可能性
4 青年期教育としての中等教育の課題
大衆化した中等教育 青年の発達の危機と高校 青年期教育としての中等教育実践の課題
6章 中等教育の教育課程
1 中等教育の教育課程の構成
教育課程とは何か 教育課程と教育目標 中等学校の教育目的 学習指導要領 中学校の学習指導要領 高校の学習指導要領
2 教育課程における分化と統合一
個性化の論理 学力差と進路 分化と差別 学習指導要領の「柔軟性」 差別の克服をめざして
3 普通教育と専門教育
「普通教育亅の意味するもの 教育課程と生活学力 科学の論理と生活の論理 労働教育と職業教育 職業教育の人間主義化
7章 学力差の問題
1 能力観・学力観
能力とは何か 能力のカテゴリー 能力と発達(1)―生得説・迫伝決定説 能力と発達(2)―環境説 発達と教育―輻輳説批判 能力と知能―知能テスト批判 学力とは何か 学力と実力 受験学力というもの
2 中等教育における学力差問題
エリート教育としての伝統的中等教育 個別指導 複線型学校制度と能力・学力差 中等教育の大衆化と学力差の問題 能力別指導の考え方と実際 能力別指導の問題点
3 学力差と個性化
学力差の構造 学力差の原因 能力主義教育とその批判 個人差に応じた教育方法 平等化と個性化 授業と学習集団
8章 中等教育における集団の役割
1 中等教育と集団活動
学皎教育と集団 集団とは何か―集団成立の条件 集団の機能 集団の役割と指導の方向
2 ホームルームと生徒会
集団指導の原則 特別活動とホームルーム集団 ホームルームと生徒理解 創る活動の導入 生徒会の役割
3 学校行事と合宿
学校行事は大集団活動 学校行事の「祭」的性格 先生の役割,生徒の役割 合宿の効果
4 部活動のあり方
部活動の魅力 部活動の指導 必修クラブ活動のあり方 特別活動の遊戯性と集団
9章 授業展開の工夫
1 教材研究の必要
教育課程の編成 授業の要因 教材の特性 教材研究の視点
2 生徒の興味関心の理解
特別活動の位置 興味関心の組織化 興味関心への着目 関心の理解
3 自主的探究の奨励
自主的探究の意味 授業と自主的探究 時間外での自主的探究 特別活動との関係
4 文化財との出会い
教育と文化財 教材としての文化財 もう1つの具体性 文化財と地域
10章 教師の教育観の確立
1 生徒を発達の相においてみる
中等教育の大衆化 学力差は社会の産物 非〈教育〉の思想 中等教員の2つの系譜 発達保障の設計者
2 教師集団の形成
教職の集団性と教育の自由 教師集団による目標管理 中・高連関の問題
3 地域と教師
教師の地域感覚 生活者としての青年 ひらかれた心
参考資料
あとがき
索 引