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書誌詳細

食の倫理を問う : からだと環境の調和

  • 著者名安本教傳編
  • 出版者昭和堂
  • 出版年2000.4

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0064707
  • 請求記号498.511//Y 65
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名食の倫理を問う : からだと環境の調和
  • 書名ヨミショクノリンリオトウ
  • 著者名安本教傳編
  • 著者ヨミヤスモト,キョウデン
  • 叢書名講座人間と環境
  • 叢書番号6
  • ISBN4812299160
  • 出版地京都
  • 出版者昭和堂
  • 出版年2000.4
  • ページ333, ivp
  • サイズ21cm
  • 注記推薦文献: p330-331
    参考文献: 各章末
  • 件名人間生態学
    環境問題
    食生活
  • 目次序 章 食生活環境論にかえて
     ヒトの食性がもたらす自然環境への負荷
    食生活の未来
    食物を健康の維持増進に役立てる
    食生活変容の史的背景
    現代の食生活環境
    自己の象徴としての食べ物の変容
    第1章 中国の食思想ー想像を超えた食への情熱
     南宋杭州の食生活
     主食と副食をめぐって
     中国食文化の背景
     中国の食と「思想」
    第2章 朝鮮半島の食思想-儒教の倫理が生んだ食文化      仏教と儒教
     朝鮮半島の神仙思想
     薬食同源の思想
     除陽五行論と栄養学
     五行論の料理材料と料理原理
     料理衛生にみる思想
     士大夫の食時五戒
     現在の食生活へとつながる思想
    第3章 近世日本の医食同源思想-本や書・養生論・食物観
     医食同源思想の流れー東アジアのなかの日本
     近世の本草学ー薬としての食物
     近世の養生論ー健康の主体としての身体
     近世の食物観ー米食論と肉食論の対立
     薬・身体・食物ー伝統的健康観の見直し
    第4章 現代の医食同源-生活習慣病を予防する食習慣
     世界各地における近代化と生活様式の変貌
     日本人の食生活の変化の健康への影響
     日本人の栄養摂取の特徴
     食生活の変化と寿命
     食物・栄養の摂取と疾患との関係
     食生活の欧米化とがん
     イソフラボンによる前立腺がん・乳がんの発がん抑制効果
     イソフラボンの腫瘍増殖にたいする抑制効果
     生活習慣病の遺伝子による予知と栄養による予防
    第Ⅱ部 食と身体・世界観
    第5章 ヒンドゥーにみる食の多様性-戒律と食
     ヒンドゥー教と「マヌ法典」
     カースト制度と食
     「マヌ法典」における飲食物についての規定
     不殺生・輪廻転生の思想と肉食
     菜食主義の広がり
     古代インドの食の理論
    第6章中東ムスリム社会の食のあり方―酒・豚・共食の思想と実践
     ムスリムたちの酒と豚
     ムスリムたちの共食
     固執のむこうにーまとめにかえて
    第7章 東南アジアで考えた食-大文明圏のはざまで
     牛肉がタブーではないバリのヒンドゥー教
     東南アジアという概念、あるいはヨーロッパにたいするのはアジアではなく、中国か
     東南アジアの食文化の特色
     搾乳の文化の不在、あるいは「インド化された国々」のはずなのに……
     自然と共生するような農村の暮らし
     東南アジアに「食養生」「薬膳」の思想は存在するか
     東南アジアのヴェジタリアン
    第Ⅲ部 食と環境
    第8章 破綻しそうな食生活ー子どもたちからの発信
     家族の共食
     子どもたちからの発信でーひとりの食事がいい
     親子の関係でみる共食観
    第9章 食の病理ー心身医療からみた実状と背景
     食の病理とは
     摂食障害
     気晴らし食い
     その他の食の病理
     食の病理の背景
     現代社会と食の病理
    第10章 環境がもたらす食への負荷ー化学物質にスポットライトをあてて考える
     環境から食への「おびやかし」は克服されたか
     環境は食にたいし、どのようにして物質的負荷をもたらすか
     化学物質は食にどのような経路で入り込むのか
     食物には種々の天然毒性物質が含まれがちである
     人類が意図的に作り出した化学物質の作用・影響にどう対応するか
     食物のなかの毒性物質に対抗する物質やしくみ
     食品添加物をどう評価するか
     残留農薬の実態はどうか
     PCBとダイオキシンによる食品汚染はどう考えるか
     「環境がもたらす食への負荷」から「食がもたらす環境への負荷」へ
    第11章 「食」の倫理のために
     日本型食生活
     食と環境
     食をとりもどそうとする動き
     求められている食の倫理
    総合討論 食の倫理を問う
    推薦文献 あとがき 索引