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書誌詳細

あなたと私の触媒学

  • 著者名田中一範著
  • 出版者裳華房
  • 出版年2000.5

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0061551
  • 請求記号431.35//Ta84
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名あなたと私の触媒学
  • 書名ヨミアナタトワタクシノショクバイガク
  • 著者名田中一範著
  • 著者ヨミタナカ,カズノリ
  • 叢書名ポピュラーサイエンス
  • 叢書番号210
  • ISBN4785387106
  • 出版地東京
  • 出版者裳華房
  • 出版年2000.5
  • ページvi, 210p
  • サイズ19cm
  • 件名触媒
  • 目次第1章 触媒のあれこれ
    1・1 触媒は形も色もさまざま
    1・2 触媒の共通点は化学反応の促進
    1・3 触媒の定義
    1・4 媒の働き
    1・5 この本の特色
    第2章 自然の中の触媒
    2・1 空にある触媒一酸性雨を作り出すもの
     2・1・1 どれくらい酸性なら酸性雨か?
     2・1・2 酸性雨の原因となる物質
     2・1・3 SO2をH2S04変える触媒一大気中のほこりの成分
     2・1・4  SO2の金属イオン触媒による酸化反応
     2・1・5 酸性雨を抑制するには
    2・2 粘土鉱物の触媒作用
     2・2・1 太古の触媒,化学進化の触媒か?
     2・2・2 今の粘土鉱物
     2・2・3 粘土鉱物の組成
     2・2・4 粘土鉱物の構造
     2・2・5 粘土鉱物の触媒作用はどこから
    2・3 光合成と触媒
     2・3・1 私たちの生命を支える光合成
     2・3・2 電池反応に似ている光合成
     2-3・3 植物の光合成器官
    2・4 酵素という名の生体触媒
     2・4・1 人体は化学工場の工業団地
     2・4・2 アミノ酸とタンパク質
     2・4・3 鼻汁の中から発見された酵素-リゾチーム
     2・4・4 リゾチームの立体構造と触媒作用
     2・4・5 食物中のタンパク質を分解するキモトリプシン
     2・4・6 大昔から今日までの酵素の利用
    2・5 新しく発見された生体触媒RNA
     2・5・1 教科書を書き換える大発見
     2・5・2 RNAとはどんな分子か
     2・5・3 家の設計図とタンパク質の設計図
     2・5・4 RNAの触媒作用 
     2・5・5 生命の起源とRNA世界
    第3章 自然と人間の合作による触媒
    3・1 オゾン層を破壊する触媒
     3・1・1 オゾン層破壊の背景―豊かな生活を陰で支えてきたフロン
     3・1・2 フロン―夢の化学物質
     3・1・3 大気中に放出されたフロンからオゾン層破壊の触媒
     3・1・4 成層圏におけるオゾンの生成と消滅
     3・1・5 犯人は3人組一光とCI触媒と成層圏の雲(PSC)
     3・1・6 なぜオゾンホールは南極の春に?・
    3・2 酵素のさまざまな利用・
     3・2・1 生き物の一部としての酵素から物質としての酵素へ
     3・2・2 酵素配合の家庭用合成洗剤
     3・2・3 血液検査と尿検査
     3・2・4 工場生産への応用-バイオリアクター
     3・2・5 これからの酵素に期待されるもの
    3・3 抗体触媒一小動物に作っていただくもの
     3・3・1 免疫系が軍隊なら抗体は斥候兵か?
     3・3・2 細胞の表面―細胞膜とその上にある身分証明書ハプテン
     3・3・3 抗体の形と働き
     3・3・4 化学反応のしくみ
     3・3・5 遷移状態と触媒の働き
     3・3・6 遷移状態アナログ(類似物)をハプテンとする抗原
     3・3・7 抗体触媒の作り方-ネズミさんありがとう
     3・3・8 抗体触媒の応用
    第4章 人間による人間のための触媒
    4・1 有用なものを作る触媒
     4・1・1 アンモニア
    (1)人口爆発を支えてきた肥料(2)空気中の窒素を原料とするアンモニア合成 (3)伝統の鉄触媒(4)新登場のルテニウム触媒 (5)なお続く人口爆発と窒素肥料
     4・1・2 石油精製
    (1)ガソリンスタンドの商品 (2)アンチノック性とオククン価 (3)石油精製の工程 (4)石油精製工程の中の触媒反応 (5)ナホトカ号からの石油流出事故
     4・1・3 アセトアルデヒド
    (1)アセトアルデヒドとはどんなもの (2)水俣病を引き起こした昔の作り方 (3)無公害の新しい作り方-ワッカー法
     4・1・4 プラスチック
    (1)台所で見る重合反応一油の固化 (2)プラスチックを作る重合反応(3)重合反応の触媒と助っ人 (4)ラジカル重合の触媒 (5)イオン重合の触媒 (6)配位重合の触媒 (7)汎用プラスチックの作り方と用途
    4・2 エネルギー変換の触媒
     4・2・1 半導体光触媒一太陽光エネルギーの水素燃料への変換
    (1)水素は無公害のクリーン燃料 (2)光による水の分解一本多・藤嶋効果(3)水分解のしくみ (4)半導体光触媒による水分解の試み (5) 1980年代からの進展(6)残された課題
     4・2・2 ミューオン触媒による核融合反応
    (1)まだ生まれぬ原子力発電一核融合 (2)原子と原子核の構造 (3)無触媒の高温核融合(4)ミューオンとは? (5)ミューオンを触媒とする核融合 (6)触媒の有無で異なるトンネルの標高 (7)現状とこれからの課題
    4・3 環境浄化の触媒
     4・3・1 自動車(排ガス浄化用)触媒
    (1)乗用車排ガスの有害線分(2)排ガス浄化の基本原理 (3)三元触媒 (4)独特の触媒形状ハニカム(またはモノリス) (5)最近の進歩と残された課題
     4・3・2 廃プラスチックを処理する触媒
    (1)エネルギーリサイクル(2)ケミカルリサイクル
     4・3・3 半導体光触媒の環境浄化への応用
    (1)大気中の窒素酸化物(NO2)除去 (2)廃水処理(3)建材と医療の分野
    第5章 おわりに
    5・1 この本に書かなかったこと
    5・2 21世紀の環境問題と触媒
    (1) 100億人の地球(2)危機回避の方策(I)一技術パラダイムの変革(3)危機回避の方策(II)一生活スタイルの変革
    あとがき
    索引