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書誌詳細

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遺伝子組み換え食品の「リスク」

  • 著者名三瀬勝利著
  • 出版者日本放送出版協会
  • 出版年2001.3

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計4

所蔵事項

  • 登録番号0058029
  • 請求記号498.54//Mi52
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名遺伝子組み換え食品の「リスク」
  • 書名ヨミイデンシクミカエショクヒンノリスク
  • 著者名三瀬勝利著
  • 著者ヨミミセ,カツトシ
  • 叢書名NHKブックス
  • 叢書番号911
  • ISBN4140019115
  • 出版地東京
  • 出版者日本放送出版協会
  • 出版年2001.3
  • ページ254p
  • サイズ19cm
  • 注記参考文献: p251-252
  • 件名食品衛生
    遺伝子工学
    遺伝子組み換え食品
  • 目次序章 遺伝子組み換え食品とは
    遺伝子組み換え食品とGMO 遺伝子組み換え食品に含まれる殺虫性の毒素 除草剤や抗生物質に抵抗する遺伝子 我々は人泉の遺伝子組み換え食品を食べている 流通している遺伝子組み換え食品の種類 遺伝子組み換え食品の表示 衣示の義務化の波紋 遺伝子組み換え作物を栽培する利点 遺伝子組み換え食品の安全性審査 なぜ、異種生物の遺伝子組み換えが可能なのか
    第1章 遺伝子組み換え技術と遺伝子組み換え食品
    1.遺伝子と分子遺伝学
    メンデルの法則 その後のメンデル遺伝学 遺伝子の本体はDNA 二重ラセンの発見 セントラルドグマ 遺伝子発現の調節 セントラルドグマの部分修正 遺伝子鋏としての制限酵素 細菌のセックス 蔓延する薬剤耐性菌
    2.遺伝子組み換え技術
    遺伝子組み換え技術の誕生 大腸薗から医薬品を作る 松坂大輔投手と宇多田ヒカルさんのハイブリットテープ 遺伝子組み換えにはベクターこと、運び屋が必要
    3.遺伝子組み換え植物の作られ方
    植物のがん利用 外膜の透過性を高めた遺伝子導人 銃で遺伝子を打ち込む
    4.遺伝子組み換え食品に導人された性質
    標識として使用される抗生物質耐性遺伝子 卒倒する蚕 微生物を農薬として使用する  次々と開発される微生物農薬 殺虫毒素の特徴 BT菌の殺虫毒素は人に対して安全か 個々の作物の安全性を確認することが肝要 似て非なる除草剤 除草剤耐性遺伝子の起源 腐りにくいトマト 雄性不稔の菜種 プロモーター
    第2章 遺伝子組み換え食品のリスク評価
    1.遺伝子組み換え食品の安全性審査
    遺伝子組み換え実験の自主規制 開発から栽培までの審査の流れ 安企性審査基準の対象 審査の自主申請と義務化 安企性が確認される事項 安全性審査基準の目的
    2.すべての食品にはリスクがある
    食料となる植物も内部に有害物質を作っている 作物はなぜ有害物質を含んでいるのか すべての食品に含まれる外来性の有害物質 ダイオキシンは地球全体にばらまかれている 有害物質の量を考慮しない安全性の論議は無意味 食品の安全性検査の限界 完全無欠な安全性は存在しない 安全性評価の基準は流転する 経済協力開発機構の提案した「実質的同等性」 同等でない 「実質的同等性」の解釈
    3.遺伝子組み換え食品のリスク評価の実際
    動物実験のいろいろ 概略致死量と無影響量 化学物質の一日耐容摂取量の設定根拠 遺伝子組み換え食品の毒性試験の結果 動物実験の負担 その後の展開 遺伝子組み換え食品のアレルギー問題 遺伝了組み換え作物中の重要成分を見落とす可能性 遺伝子組み換え作物がプリオン状の物質を作るか 有害な組み換え作物は出現し得る 遺伝子組み換え作物の環境影響 いつか来た道
    4.遺伝子組み換え飼料のリスク評価
    アメリカ産の飼料なしでは成立しない日本の畜産 安令性未承認の飼料が流通する恐れ
    第3章 遺伝子組み換え食品を巡る社会情勢
    1.遺伝子組み換え食品の表示と義務化
    遺伝子組み換え食品、市場に出る 表示を求める動き 表示される遺伝子組み換え食品 すべての食品に表示が義務づけられない理山 遺伝子組み換え体の混入は起こる 安全性審査未承認の遺伝子組み換え飼料の流通 安全性確認の義務化 法的義務化の杉響 スターリンク事件 事件の余波 公衆への説明の必要性 行政への批判 遺伝子操作への不信の源
    2. 遺伝子組み換え食品を巡る各国の動き
    アメリカとEU その他の諸国の事情 コーデックスーバイテク部会の動き
    第4章 これからの遺伝子組み換え食品
    1. 承認と開発を待っている遺伝子組み換え食品
    環境影響審査を終了した遺伝子組み換え食品 病害微生物に強い組み換え作物 トイレのハエの遺伝子を植物に入れる ウイルス感染に強いパパイヤ メロンのモザイク病対策 ヒラメの遺伝子を入れた遺伝子組み換え作物 不毛の地を農地として利用するために 希少種の保存 高品質を目指す遺伝了組み換え食品の一番手 開発中の付加価値を高めた遺伝子組み換え食品 食物アレルギー予防のための遺伝子組み換え作物 発がん物質汚染の少ない作物を作る試み 食べる薬の開発
    2. 安全性審査基準の対象外となっているバイオ食品
    クローン家畜 遺伝子組み換え技術の人と動物への適用 細胞融合によって作出した植物 微生物の細胞融合と遺伝子組み換え
    3.食料危機対策としての遺伝子組み換え食品
    人口の増加に追いつけない食料増産 飢餓は我々のすぐ後ろにある 最悪のシナリオへの対処
    4.二十一世紀の地球人の食料はどうなるか?
    我々の食べている作物は自然なものではない 心を乱す食べ物 科学の前途は予測不可能 手探りをしながらの前進
    終章 遺伝子組み換え食品のリスクをどう捉えるべきか
    1.遺伝子組み換え食品は避けられるか
    表示が義務づけられても避けられない 100パーセント病の克服 科学技術の導人には実験的要素がつきまとう
    2.食品のリスク評価はどのように行われるべきか
    野牛の突っ走り 「存在してはならない」と「存在しない」は違う 食品で「リスク・ゼロの安全性」は保証できない 安全性は証明できない 我々は日常的に食中毒曲を食べている 食中毒菌を撲滅することの難しさ リスクは人によって異なる タブーに挑戦しなければならない時代 リスク規制の難しさ リスクの数式化は難しい
    3.いかにリスターコミュニケーションを行うか
    バランス感党の必要性 輻の大きい費川対便益 唯一絶対的な解答は存化しない リスク・ゼロでないことが免罪符とはならない リスク・コミュニケーションの課題