• 書名「心とおなか」の相談室
• 書名ヨミココロトオナカノソウダンシツ

• 著者名香山リカ著
• 著者ヨミカヤマ，リカ

• 叢書名生活人新書
• 叢書番号087

• ISBN9784140880876

• 出版地東京
• 出版者日本放送出版協会
• 出版年2003.11

• ページ202p
• サイズ18cm

• 件名食生活

• 目次第1章 台所は「女の城」か
  相談室
  　私は調理マシーンではないのに、と悲しくなります
  　「料理好きの男だっているのだ」と、どうしたら母親に理解してもらえるでしょう
  　妻を傷つけずに、和食を作ってほしいと、伝える方法はありませんか？
  　結婚したら、私の料理にもあれこれ口を出すのでしょうか？
  　「申し込んでおいたから料理教室に行きなさい。あとになって必ず役に立つから」
  ●解説
  　台所に立つのはだれ？
  　男性が料理する「設定条件」
  胎内の記憶と母親の象徴
  台所は解放区
  第2章 根強い手作り神話
  相談室
  　しばらく通って料理を作ってあげるべきでしょうか
  　わが子の食生活がこれでは、母親失格かと気が重い日々です
  　やっぱり、「家族あっての料理」なんでしょうか
  　昭和の味は、若い世代には合わないのでしょうか？
  　やっぱりコンビニ、ファーストフードにもチャレンジするべきでしょうか？
  ●解説
  　日本人のおかゆ幻想
  　お母さん大好き
  　くちびるの思い出と口愛性格
  　手作り愛情料理の科学的根拠
  楽しく笑顔で「いただきます」
  第3章 健康オタクは長生きするか?
  相談室
  　ああいうのは、どのくらい信じたらよいのでしょう？
  　このままではスーパーに行けなくなる、なんてことはないでしょうか
  　この年で拒食症になったら、と心配です
  　夫が朝ごはんを食べず、健康に悪いので心配です
  　毎日、綿密な計算にもとづいてサプリメントを五〇～七〇錠
  ●解説
  　異物を取り入れ、分解する
  　危険かもしれない
  　マスメでアと不安の連鎖
  　おいしいと安全は両立する？
  第4章 あれもこれも…欲張りな私
  相談室
  　雑念を追い払って、最初の計画通りに作るには、どうしたらよいのでしょうか？
  　なぜ、必要な分だけ買うことができないのでしょう？
  　店につく頃には「あれ、何を作るんだっけ？」と、すっかり忘れています
  　でも、母はあまり料理が得意ではありません
  ●解説
  　飽くなき食への欲求
  　幸福、快感に貪欲か
  　ただ食べる、これぞ幸福
  　されど、「たかが食」
  第5章 苦手は克服すべきでしょうか?
  相談室
  　でも、実は、包丁が怖くて仕方ないのです
  　はっきり言って「料理はキライ」
  　大人になれば好き嫌いはなくなる、と聞きました
  　最近、魚や肉などの固形物がほとんど食べられません
  　同僚たちといっしょに食べるランチタイムが苦手です
  　野菜や肉など、調理をするたびに「かわいそう」と思ってしまいます
  ●解説
  　食の場面で変身する
  　人格の断絶
  　苦手意識の出現
  　目指す自分と認められる自分は違う
  　苦手か病いか、サインを見分ける
  第6章 私、疲れている?
  相談室
  　このままだと過食症ですよね
  　最近、味覚がどんどん鈍くなってきた気がします
  　でも毎日、献立を考えるのが苦痛なのです
  　「なんのために家族を持ったのか」とむなしくなってしまいます
  ●解説
  　「食」のコミュニケーション機能
  　食と人間関係のマイナス反応
  　会食恐怖症から過敏性大腸炎まで
  　心とからだのバロメーター
  　ハッピーな「食」を探して
  おわりに