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書誌詳細
子どもへの責任 : 日本社会と保育の未来
- 著者名加藤繁美著
- 出版者ひとなる書房
- 出版年2004.6
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0060780
- 請求記号P 01//Ka86
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
幼児教育
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名子どもへの責任 : 日本社会と保育の未来
- 書名ヨミコドモエノセキニン
- 出版地東京
- 出版者ひとなる書房
- 出版年2004.6
- 目次はじめに
「ホイクノヒト」の苦悩と喜び
拡大する保育者の苦悩とジレンマ
子育てがうまくできない親と、そんな親を許せない保育者と
「子どもへの責任」を起点に
保育・幼児教育制度をデザインする課題
第一章 歴史の中の保育・幼児教育制度
戦後改革期における保育制度一元化論
保育所は労働力再生産を便益ならしめる施設である
戦後保育・幼児教育制度改革の構図と実際
「運動」と「行政」との相克関係の中で
ポストエ業化社会の保育・幼児教育制度論
第二章 経済・労働システムの転換と保育・幼児教育制度改革
1 保育機能拡充政策は少子化対策として展開されたのか
2 保育・幼児教育制度改革を規定した経済・労働政策
3 世界的に進展する「労働力の女性化」と保育制度改革
4 専業主婦優遇政策の廃止で加速する「男女共働き」型社会
5 新時代に準備される男女共に不安定な労働市場
6 経済政策を起点に展開する保育・幼児教育制度改革
第三章 問い直される「子どもへの責任」
1 政策と運動を支える理念が近接する中で
2 「公共原理」か「市場原理」かという新たな選択肢の登場
3 競争原理を牽引するイコールフッティング論
4 規制緩和の徹底と急展開を見せる幼保一元化問題
5 規制緩和論者が給食室と株式会社にこだわる理由
6 バウチャーシステムヘのこだわりと保育市場化路線
ア 保育サービスの受益者は親なのか子どもなのか
8 保育機能拡充政策の中で広がる四つの矛盾
第四章 子育て支援政策の光と影
1 課題としての子育て支援
2 自分は親になっていいんでしょうか
3 戦後家族が遭遇した家族機能の三つの変化
4 戦後家族第三世代の矛盾と葛藤
5 親と子どもの「自分探し」と「自分づくり」
6 子育て支援政策の展開
7 子育て支援政策の二重構造
第五章 新時代を創造する保育の公共性をデザインする
1 「市場原理」vs「公共原理」の図式の中で
2 三種類に類型化される保育の公共性
3 共同体的人間関係を基礎にした保育公共性再構築の課題
4 保育公共性の理論的根拠としての親権組織化論
5 保育の公共性を支える責任の四重構造
6 保育の公共性を支える国の責任
7 子育ての夢を形にする保育行政専門家の仕事
8 この時代を生きる大人たちの、子どもへの責任
第六章 時代を拓く保育者の専門性と実践力量を問い直す
1 保育機能拡充政策と保育者の専門性との間
2 「マイナーな専門性」と特徴づけられた保育者の専門性
3 「マイナーな専門性」と第三者評価制度との間
4 「職人芸」としての保育実践からの転換?
5 職人の仕事と保育者の仕事と
6 保育の本質は保育者と子どもとの接触の機微
7 技術的熟達者としての保育者と、反省的実践家としての保育者と
おわりに
〈注〉