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書誌詳細

子どもの育ちを守ることと親を支えることのジレンマをこえて

  • 著者名鈴木佐喜子著
  • 出版者ひとなる書房
  • 出版年2004.3

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0060774
  • 請求記号P 024//Su95//(2)2
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 幼児教育
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名子どもの育ちを守ることと親を支えることのジレンマをこえて
  • 書名ヨミコドモノソダチオマモルコトトオヤオササエルコトノジレンマオコエテ
  • 著者名鈴木佐喜子著
  • 著者ヨミスズキ,サキコ
  • 叢書名時代と向きあう保育
  • 叢書番号
  • ISBN4894640732
  • 出版地東京
  • 出版者ひとなる書房
  • 出版年2004.3
  • ページ175p
  • サイズ21cm
  • 件名保育
  • 目次第Ⅱ部親とのかかわりを中心とする保育実践の課題
    第一章 親の養育責任と保育・社会的支援
      1 子育て支援、親への援助はなぜ必要?~親に対する保育者の悩み、戸惑い~
      2 日本は子育ての喜びや満足を阻害する社会
      3 親が養育責任を果たせるための援助
      4 子育て支援に「子どもの視点」を位置づける
    第二章 親への見方を見直す
      1 「今の親は保育者に批判的?・」を考える
       ◆違いを感じているのは親よりも保育者
       ◆子どもの成長を保障する保育園への親の信頼は高い
      2 「今の親は……」という思い込みはないか?
      3 「父にやさしく母にきびしい」保育園になっていないか?
      4 親の子育てをチェックするのではなく、必要な助言・援助を
    第三章家庭での子育てに保育者はどうかかわるか
      1 親の主体性を尊重し、親として育っていける援助
      2 一緒に学び合う~自分の子育てに取り入れるかどうかは、それぞれの主体性の問題~
      3 親の子どもへの思いを共有する
      4 親の思いを理解することの難しさ
      5 「親を受け入れる」ことの理解をめぐって~「親を尊重する」ことと「親の要求を何でも受け入れる」ことの違い~
    第四章親と保育者が一緒に子どもを見つめる
      1 親が子どもの気持ちやかかわり方を発見する援助を
      2 子どもの姿や育ちの理解を共有することの困難~子ども同士のトラブルを中心に~
       ◆親は自分の子どもの問題に直面して保育者との「食い違い」を感じる
       ◆「仲よく遊べる子に」という親の思い
       ◆子ども同士のトラブルと親同士の関係
      3 「子ども同士の関係」をめぐる親への対応
       ◆日常の保育のなかで
         (1)日々のコミュニケーションの大切さ
         (2)子どもの姿とその意味を親にていねいに伝え、考え合う
        ◆問題が起きた時の対応
         (1)かみつきは保育の問題
         (2)親の不安な気持ちを受け止める
         (3)かみつきに対する保育者の努力や見通しを伝える
         (4)かんだ子、かまれた子、お互いの気持ちを親に伝え、理解を深める
         (5)親同士の関係を調整し、作っていく
    第五章 「保育園がどこまでやればいい?」を考える
      1 「保育園がどこまでやればいい?」という保育者の葛藤   2 「家庭が本来やるべきこと」は?
      3 「どこまで」から「どのように」へ
      4 対話のなかで解決策を探る
    第六章親への対応と職員集団・研修
      1 「共に悩む関係」の大切さ
      2 親との対応で悩みを抱えた保育者の軌跡~必死で子育てする親の姿が見えてきた~
      3 試行錯誤のなかで子育て観を見つめ直し、親の見方を深める
      4 親への対応を具体的に考え合う
    第Ⅲ部長時間保育・子育て支援の視点と課題
    第一章長時間保育実践を深める
      1 長時間保育を「保育」の問題としてとらえる
       ◆延長保育は「オプションの事業」か?
       ◆長時間保育は矛盾の囚まり
       ◆長時間保育は「保育」の問題
       ◆「子ども」「親」「保育者」のだれをもおろそかにしない視点
       ◆「親と保育者の信頼関係」を深める長時間保育を
      2 「子どもの視点」をすえた長時間保育の実現に向けて
       ◆「子どもの視点に立つ」とはどういうことか?~「今、目の前の親子にできること」とは?~
       ◆「子どもの視点」から長時間保育のあり方を問う
       ◆「子どもの視点」から見た長時間保育の問題点と課題
      3 「子どもの視点」から長時問の保育を作りだす~1日12時問の保育・日課はどうあったらいいか?~
       ◆「開園から閉園まで」を保育ととらえる
       ◆どの子どもにも保育園での充実した一日を
       ◆「朝の保育」「夕方の保育」の保育観を深める
        (1)家庭の生活と保育園の生活の橋渡しとして
        (2)大人同士の交流の場として
        (3)各クラス合同の保育を交替で担うことの積極面
    第二章親・保育者の主体性を大切にする子育て支援
      1 保育園における子育て支援をどうとらえるのか
      2 「少子化対策」と子育て支援~子育て支援は子育ての困難に対する施策~
       ◆少子化の要因と国の子育て支援策のミスマッチ
       ◆出産に関する決定権は女性本人に認められるべき権利
       ◆子育て支援は少子化のあるなしにかかわらず必要
      3 子育て支援は社会全体の課題
      4 親は子育ての主体、子育てしやすい地域をつくりだす主体
      5 保育園における子育て支援の特色と課題
     ◆子育て支援は保育の営み、実践のなかに
     ◆大切な保育者の主体性
     ◆保育の豊かな蓄積が子育て支援の中核
     ◆保育園における子育て支援の課題
     ◆なぜ保育園の子育て支援が十分なものとならないか?~通常保育と子育て支援活動とのジレンマ~
     ◆子育て支援の取り組みのなかで親を見る目を深める
    あとがき