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書誌詳細
自然学 : 自然の「共生循環」を考える
- 著者名藤原昇, 池原健二, 磯辺ゆう著
- 出版者東海大学出版会
- 出版年2004.11
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0063843
- 請求記号404//I 33
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名自然学 : 自然の「共生循環」を考える
- 書名ヨミシゼンガク:シゼンノキョウセイジュンカンオカンガエル
- 著者名藤原昇, 池原健二, 磯辺ゆう著
- 著者ヨミフジワラノボル
- 出版地秦野
- 出版者東海大学出版会
- 出版年2004.11
- 注記欧文書名は標題紙裏による ; 参考書および参考文献: 章末
- 目次まえがき
発刊にあたって
序 章 「自然」と人間
「自然」は一つの共生循環系
グローバルな環境変動
第1章 地球の環境と共生循環
1-1 地球はどんな星なのか
1-2 太陽放射エネルギーと地球の気温
1-3 地球的規模の物質大循環と生物による共生循環
1) 生物を構成する元素
2) 生物系内での物質配分
3) 生物系内でのエネルギーの流れ
4) 動物および人間社会のエネルギー消費
5) 地表面および大気での水の配分とその循環
6) 炭素の循環と生物の働き
7) 窒素の循環
8) リンの循環
9) その他の物質と生物との関係
1-4 物質の共生循環と情報伝達
1-5 まとめ
参考書および参考文献
第2章 宇宙の始まりと地球の誕生
2-1 宇宙の始まりと星の誕生
1) ビッグバンによる宇宙の創世―エネルギーから物質組織へ
2) 組織化と温度
3) 太陽の誕生―重力エネルギーによる原子核の再組織化
2-2 地球はどのようにして誕生したか
1) 原始地球の誕生
2) 大隕石の衝突と月の形成
3) 水の惑星へ―海の形成と生命の誕生
2-3 地球変動の歴史
1) 地球の熱放出とマントル大循環
2) 地球の環境変動と水の大循環
3) 地球外天体との衝突
2-4 生命の誕生と酸素の大気へ
2-5 まとめ
参考書および参考文献
第3章 物質の組織化と情報量
3-1 組織化とエントロピー
3-2 自己組織化と情報量
1) 相互作用と自己組織化
2) 相互作用と情報量
3-3 宇宙の「遺伝情報」と再組織化―パウリの原理と水素原子
1) パウリの原理と再組織化
2) 水素原子は働き者
3-4 宇宙の物質は循環する
3-5 まとめ
参考書および参考文献
第4章 化学反応と物質循環
4-1 原始地球上での物質循環
1) 原始地球での化学反応
2) 化学反応と物質循環
3) 物質循環の原理
4-2 生命活動における生体高分子の役割
4-3 生命活動と連鎖化学反応
4-4 まとめ
第5章 化学進化から生命の誕生までの道筋
5-1 これまでの生命の起源に関する考え方
1) 生命の起源に関する初期の研究
2) DNAの2重ラセン構造の解明と遺伝子発現の流れ
3) 生命の起源を説明する上での矛盾と「
NAワールド仮説」
4) 「
NAワールド仮説」に関する問題点
5-2 新たな生命の起源に関する仮説の提唱
1) [GADV]-タンパク質ワールド仮説
2) [GADV]-タンパク質ワールドから生命の誕生への道のり
5-3 地球と生命の誕生
1) 地球に生命が誕生できた理由
2) 地球上の生命と共生循環システム
5-4
NA生物の問題点
5-5 現在の地球上で起こっている共生循環システムの破壊
1) 日本の国内で起こっていること
2) 世界で起こっていること
5-6 共生循環システムの維持と持続
5-7 DNAを介した一体生命系と共生物質循環
5-8 まとめ
参考書および参考文献
第6章 細胞レベルでの組織化の道筋
6-1 細胞の構造
6-2 細胞における資源問題―呼吸・光合成系の完成まで
1) 栄養段階
2) 初期生命のエネルギー獲得方法
3) 膜と物質交換
4) 真核生物における呼吸
5) 光合成
6) 原核生物における様々な燃料供給反応
7) 究極のエネルギー生産:光合成
8) ラン藻(シアノバクテリア)の大繁殖
6-3 細胞共生―真核化
1) 真核化―従来の共生説
2) 水環境の変化と生物の対応
3) 真核化過程についての新たな考察
6-4 単細胞真核生物の世界
1) 原生生物における種間相互作用
2) 遺伝情報の交換―有性生殖への第一歩
3) 有性生殖の確立
4) 受精
6-5 まとめ
参考書および参考文献
第7章 多細胞レベルでの組織化の道筋
7-1 多細胞生物
1) 多細胞体制
2) 多細胞体形を表す機構
7-2 生物相互の関係とその発展
7-3 水中生態系の発達
1) 多細胞生物の発展―古生代が始まる直前から中期まで
2) 上陸前―古生代中期
7-4 多細胞生物の上陸
1) 最初の上陸
2) 脊椎動物の上陸
7-5 陸上生態系の発達
1) 石炭紀
2) 最初の飛行―昆虫
3) 上陸システムの完成―古生代後期
7-6 陸上生活における複雑化と機能化―中生代と新生代
1) 体温調節機能の発達
2) 陸上で植物と動物の相互関係が深まる
3) 白亜紀末の絶滅
4) 哺乳類の発展と大陸移動
5) 霊長類
7-7 社会的な存在―人類の登場
1) 霊長類における社会と人類社会
2) 直立二足歩行
3) 人類における脳の増大
4) 言語
5) 現在の間氷期とヒト
7-8 多細胞生物の世界
7-9 まとめ
参考書および参考文献
第8章 共生循環の輪―生態系
8-1 生態系とは
8-2 生態系内に見られる関係
1) 種内関係
2) 種間関係
3) 食物連鎖の中の関係
4) 生態系全体として
8-3 生物界の種間共生システム
1) 競争と共存の関係
2) 捕食―被食関係
3) 寄生
4) 相互利益関係―共生と相利
5) 模倣・擬態
8-4 撹乱と再生
1) 物理的破壊による撹乱
2) 生物による撹乱
3) 野火
4) 共生循環系を再組織化する撹乱
8-5 まとめ
参考書および参考文献
第9章 地球と生物の相互作用と再組織化
9-1 生物における再組織化
1) 環境と生物
2) 生物進化のメカニズム―突然変異と選択
3) 環境と遺伝子の発現
9-2 大きな再組織化―大絶滅と大進化
1) 生態系の再組織化―大絶滅
2) 生体システムにおける再組織化―大進化
3) 環境変動と大進化
4) 人類における情報量増大
9-3 進化過程について
9-4 人間と現在の状況
1) 人類がしたこと
2) 人類に対する捕食,寄生
3) 人類による撹乱
9-5 まとめ
参考書および参考文献
第10章 「共生循環科学」と「曼陀羅」の世界
10-1 共生循環の原理
1) 「不安定」の原理
2) 「共生循環の輪」の原理
3) 「組織化情報量増大」の原理
10-2 強者と弱者の関係
1) 動物の場合
2) 植物の場合
3) 人類の場合
10-3 人類は何故他の生物と異なる性質を持つに至ったのか
10-4 今起きていること,これから起こること
10-5 レベル9の再組織化(機能進化)
10-6 「曼陀羅」の世界
10-7 これからの社会―共生循環型地域社会
1) 地域分散型社会へ―1/r^2の原理
2) 生活のリズムと衣食住
3) 医療と人口の問題について
4) 社会変化の兆し
参考書および参考文献
用語解説
付録1 物理定数
付録2 元素の周期表
付録3 遺伝情報を担う4つの塩基
付録4 地球の歴史年代
付録5 情報と膜の進化レベル
あとがき
事項索引