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書誌詳細

新ボケても心は生きている : 「認知症ケア」二〇年の実践と改革

  • 著者名佐々木健著
  • 出版者創元社
  • 出版年2005

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計10

所蔵事項

  • 登録番号0057894
  • 請求記号S 05//Sa75
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名新ボケても心は生きている : 「認知症ケア」二〇年の実践と改革
  • 書名ヨミシンボケテモココロワイキテイル:ニンチショウケアニジュウネンノジッセントカイカク
  • 著者名佐々木健著
  • 著者ヨミササキケン
  • ISBN4422410725
  • 出版地大阪
  • 出版者創元社
  • 出版年2005
  • ページ230p
  • サイズ19cm
  • 件名老人性認知症 ; ユニットケア
  • 内容はじめに
    プロローグ
    1章 もっとできることがある
    問題行動をコントロールすればいいのか/医学の「おかげ」はうすい/現状ではむしろケアのほうに力がある/認知症の方も生活者/「炉端の家」という構想/スウェーデンとの縁/「仕事をしないでコーヒーばかり飲んでいる」/「はじめは異様に思えた」スウェーデンのグループホーム/アメリ力的価値観とスウェーデン的価値観/もっとできることがある
    2章 個牲豊かな普通の入たち
    ユニットそれぞれの個性的な生活/徘徊にも異食にも普通の人と同じ動機がある/モールス信号でのコミュニケーション/手のマッサージが心をほぐして/奥さんのことが心配で心配で/良くなった原因がわからないケースも/ご本人は何をどう感じているか
    3章「普通の生活」への改革
    1.食事の改革
    ユニットケアヘの第一歩/ユニットでの調理のきっかけ/押しつけでない、楽しさのある食事/「好きなものなら食べられるんだ」/ユニットで食事をつくるメリット/効率がよけれぱ合理的というわけではない/本人の視点で記録をつける
    2.施設の改革
    「一〇対五の体制」と三つの改革/普通の生活空間をつくる/サービスステーションの廃止/インテリアは職員が独自に/それぞれ自慢のインテリア/家庭の雰囲気と国民性/トイレを各部屋のベッド近くに/大勢の風呂から一人の風呂へ
    3.職員の数を増やす
    スウェーデンには徘徊がない?/二〇対七の体制から一〇対五の体制へ/職員は共に生活する人/ゆっくり生活を共にする効果/グループホームの基準は画期的だが/日本的ユニットケアの危うさ/エレンギとマツタケ/コンビニ型グループホーム/地域との密着を強める
    4.職員の質を高める
    何をしたらいいかわらない/自分たちのケアを再確認する/お年寄りの背景を知る/コミュニケーションのきっかけ/「ウソをつきながら介護していた」/骨つきの魚や晩酌も/汝と我の共感/先入観をもたないでお年寄りに接する/レベルアップした介護スタッフ/さらにステータスを高める/「もっとむずかしい人をみたい」/ピック病の方のグループホーム/ユニットの構成を考える
    4章 職員たちの試み―全体発表会から
    1.「きのこ老人保健施設」の現場から/二歳のル力君は六番目のスタッフ―「ぼちぼち」ユニットの報告/家族でさえ知らなかったこと―デイケアの報告
    2.「きのこ荘」の現場から
    ショートステイもユニット化で―「花園」ユニットの報告/逆デイケア、「円地の家」を活用する―「さえずり」ユニットの報告
    3.「きのこエスポアール病院」の現場から
    職員の出勤に「おかえりなさい」の挨拶が―「ひまわりの家」ユニットの報告/「あのむずかしい母に、こんな笑顔があコたとは」/訪問看護の悩みと喜び―訪問看護ステーションの報告
    4.「西部いこいの里」(委託事業)の現場から
    「長しゅう生きてーな」―デイサービス部門の報告/「ワシは厄介者じゃけん」―ショートステイ部門の報告/主役はあくまでもお年寄り―訪問介護部門の報告
    5.「山手村総合福祉センター」(委託事業)の現場から
    地域に密着した在宅複合サービス―訪間介護部門の報告/栄養士が配達まで行う―配食廿ービス部門の報告
    6.「グループホーム」の現場から
    グループホームとデイサービスの連動―グループホーム「おおえ」の報告/これ以上重度化したらという不安―グループホーム「炉端の家」の報告
    7.「ケアハウス」の現場から
    一〇三歳のおばあちゃんも元気に楽しく―「サービスハウスえすぼ」の報告
    5章 ニューカルチャーと「バリデーション」
    「ボケは怖い」という悪性の社会心理/オールドカルチャーからニューカルチャーへ/「みるケア」から「かかわるケア」へ/コミュニケーションを深める「バリデーション」/認知症の人が幸福になれば、自分たちも幸福に/バリデーションのテクニック―/バリデーション研修/そのときそのときのベストの方法を
    エピローグ
    あとがき