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書誌詳細
イラスト生命の科学
- 著者名小林浩明 [ほか] 著
- 出版者東京教学社
- 出版年2006.5
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0061353
- 請求記号460//Ko12
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名イラスト生命の科学
- 書名ヨミイラストセイメイノカガク
- 著者名小林浩明 [ほか] 著
- 著者ヨミコバヤシ,コウメイ
- 注記その他の著者: 江島洋介, 佐伯修一, 重中義信, 洲崎敏伸, 西森利数, 宮本富夫
- 内容第1部 生命科学から健康を考える
第1章 生命科学と健康
1.なぜ健康か
2.ヒトの特徴
3.健康とは
(1)健康の定義
(2)健康の目的
4.健康な体
(1)健康な体の構造と機能
(2)健全な精神活動と行動
ヒトの精神活動ノヒトの行動(特に命を奪う行動)
5.健康維持・増進の実践
(1)栄養・食生活
(2)運動・身体活動
(3)休養・こころの健康づくり
睡眠/レクリエーション・癒し・リラクゼーション
6.健康を阻む要因
(1)不摂生・不養生
(2)肥満,高血圧,高脂血症,糖尿病
(3)喫煙(タバコの害)
(4)飲酒(アルコール)
(5)う(齲)蝕,歯周病,歯の喪失
(6)精神の障害(特にストレスについて)
(7)悪化した環境
7.生活習慣病
(1)死亡原因の上位にある3大生活習慣病
がん/脳疾患/心疾患
(2)その他の生活習慣病
肥満症/高血圧症/高脂血症/糖尿病/骨粗鬆症/その他
8.これからの課題
(第1章の問題)
第2章 生命科学の歴史
1.近現代における生命科学の流れ
2.医学・医療の歴史
(1)古代・中世の西洋医学
(2)近代科学の勃興と医学
(3)錬金術から化学へ
(4)実験医学の発展
(5)外科治療と消毒法
(6)感染症の治療
(7)高血圧症は治療すべきか(疫学研究と生活習慣病)
(8)身体の仕組みと生命の理解
(9)病気のメカニズムの理解と治療薬の開発
(10) 現代の病院医療・分業化
(11)ネットワーク社会における医療
(第2章の問題)
第11部 ヒトと生命科学
第3章 生命の起源と進化
1.生命誕生の背景
(1)原始地球の環境と推移
原始太陽の新生から原始地球の誕生まで/原始地球の劇的な環境変化
(2)生命誕生についての仮説
熱水噴出孔仮説/地殻胚胎仮説/地球外生命飛来仮説(胚種飛来仮説,隕石仮説)
2.生命体と生命現象の特性
3.細胞の誕生と生物進化
(1)生命と地球の共進化
(2)原核細胞の出現と進化
有機分子の形成と自己複製系の進化/膜構造形成と原核細胞の誕生/原核細胞の進化/ストロマトライトを巡る話題
(3)真核生物の出現一嫌気性生物から好気性生物へ
細胞核の形成と酸素呼吸生物の出現/パスツール点突破の時期/細胞内共生進化説による説明
(4)単細胞生物から多細胞生物へ
特殊な単細胞動物一原生動物/多細胞生物の誕生に関する考え方/イワーノフ説が意味するもの/系統進化の主流から外れた海綿動物/系統発生に関する統一モデル/生物の多様性と系統分類
(第3章の問題)
第4章 体の基本構造と働き
1.細胞
(1)細胞の発見と研究方法の発達
細胞の発見/電子顕微鏡の発達/光学顕微鏡と電子顕微鏡の比較/限界を超える顕微鏡
(2)細胞の構成要素と働き
細胞膜/細胞核/様々なオルガネラ/細胞骨格と細胞運動
2.組 織
3.器官・器官系
(1)筋・骨格器
(2)血液・循環器
(3)呼吸器
(4)消化器
(5)腎一泌尿器
(6)脳・神経
(7)感覚器
体性感覚/内臓感覚/特殊感覚
(8)免疫
(9)内分泌
(10)性一生殖器
(第4章の問題)
第5章 代謝と生体防御
1.栄養素の流れ
(1)代謝とは何か
(2)動的平衡状態にある代謝
(3)栄養素の流れ
摂食行動の調節/栄養素の消化・吸収/肝臓の働き
(4)血中グルコース濃度調節における膵臓の役割
(5)グルコースの代謝(解糖系)
2.生体防御の仕組み;免疫系
(1)自然免疫と獲得免疫 98
(2)免疫反応の主役;リンパ球 99
T細胞への抗原の提示/T細胞の役割/B細胞の活性化/レパトア形成と免疫寛容/免疫の記憶
(第5章の問題)
第6章 神経とホルモン
1.神経系の基本構造
(1)神経細胞
(2)静止電位
(3)ニューロンの興奮
(4)活動電位の伝導
(5)シナプス
(6)神経伝達物質の放出機構
(7)神経伝達物質
(8)受容体(レセプター, receptor)
(9)イオンチャンネル共役型受容体(ionotropic receptor)
2.末梢神経系と中枢神経系11
3.感覚と運動11
(1)感覚系
ヒトにおける感覚の意義/嗅覚/視覚/聴覚/味覚/体性感覚
(2)運動系
筋組織の神経支配/筋の収縮
4.生体の恒常性(ホメオスタシス)
(1)自律神経系
(2)ホルモン
体温調節/血糖値の維持
(第6章の問題)
第7章 増殖と分化
1.細胞分裂
(1)細胞分裂の意義
真核生物の細胞分裂/増殖と生殖
(2)体細胞分裂
有糸分裂/細胞質分裂/細胞分裂の多様性
(3)減数分裂
減数分裂/卵と精子/受精
2.細胞周期
(1)細胞周期とは何か
細胞周期の概要/GO期
(2)細胞周期の調節
サイクリンとCdk /サイクリンとCdkによる細胞周期の調節
(3)細胞周期チェックポイント
細胞周期チェックポイントの種類/DNA損傷チェックポイント
3.発生と分化
(1)ヒトにおける初期発生
生殖細胞の形成/受精/初期発生
(2)分化の機構
細胞レベルにおける全能性/中胚葉誘導/核レベルにおける全能性/アポトーシスと幹細胞
(3)発生工学
体細胞クローン/ES細胞ノトランスジェニック生物
4.老化
(1)環境要因;擦り切れ説
(2)遺伝子要因;遺伝子プログラム説
(3)活性酸素
(4)老化とどのように向き合うか
(第7章の問題)
第8章 遺伝と遺伝子
1.遺伝
(1)遺伝の基本原理
表現型と遺伝子型/優性形質と劣性形質/メンデルの遺伝法則
(2)連鎖と組換え
連鎖と染色体/交差と組換え/減数分裂と遺伝的多様性
(3)ヒトの遺伝疾患
常染色体優性遺伝病/常染色体劣性遺伝病/X連鎖劣性遺伝病
2.染色体とゲノム
(1)ヒトの染色体
相同染色体と姉妹染色分体/セントロメアとテロメア
(2)先天性染色体異常
染色体異常の種類/染色体異常の誘発要因
(3)ゲノム
遺伝子地図/ヒトゲノム/様々な生物のゲノム
3.DNA
(1)DNAの化学構造
ヌクレオチド/DNAとRNA/ヌクレオソームとクロマチン
(2)遺伝情報の複製と維持
DNA複製/DNAポリメラーゼ/DNA損傷とDNA修復
(3)遺伝子
遺伝子の種類/エキソンとイントロン/突然変異と多型
4.遺伝子の発現
(1)転 写
DNAポリメラーゼノスプライシングノメッセンジャーRNA
(2)翻 訳
トランスファーRNA / リボソームノタンパク質
(3)遺伝子発現の調節
オペロン説とプロモーター/転写の調節/翻訳後の調節/免疫遥伝子の多様性の機構
5.遺伝子工学
(1)組換えDNA技術
ベクター/制限酵素/分子生物学の基本技術
(2)遺伝子診断
PCR /遺伝子診断/DNA多型とDNA鑑定
(第8章の問題)
第Ⅲ部 環境問題と生命科学
第9章 様々な環境問題
1.地球規模で進行する環境問題
(1)地球温暖化
温室効果ガス/温暖化の仕組み/温暖化の影響/温暖化への対策
(2)酸性雨
酸性雨/酸性雨の仕組み/酸性雨の影響/酸性雨への対策
(3)オゾン層の破壊
オゾン層/オゾン層破壊の仕組み/オゾン層破壊の影響/
オゾン層破壊への対策
(4)熱帯林の減少
熱帯林/熱帯林減少の原因/熱帯林減少の影響/熱帯林減少への対策
(5)海洋汚染
海洋汚染/海洋汚染の原因/海洋汚染の影響/海洋汚染への対策
(6)野生生物の減少
野生生物の減少/野生生物減少の原因/野生生物減少の影響/野生生物減少への対策
(7)地球環境問題を解決するために
センス・オブ・ワンダーを人の心に育む/子どもたちの力を借りる
2.地域規模で進行する環境問題
(第9章の問題)
第10章 健やかなライフスタイルを確立するために
1.環境問題の本質とヒトの進むべき道
(1)環境問題の発生と脳化社会の拡大
(2)ヒトの進むべき道,2つの考え
生きとし生けるものに対し,霊性を感じる/ガイア理論(Gaia Theory)を
受け入れる
(3)ヒトと自然との共存のモデル,里山,雑木林/水田/里山,ヒトと生物との共存空間,そしてヒトの癒し空間
2.健やかなライフスタイルを確立するために
(1)健やかなライフスタイルを確立するための足がかり
ヒトは急激な環境変化には適応できそうにない/自然界の動植物の活動と周期 性,そして食性(栄養要求性)
(2)生命体を取り巻く周期性,リズム事象
ヒトの体に見つかるリズム事象/概日リズムと病気の発生/昼夜交代勤務者は病気になりやすい/体内時計を自然時計に同調させる
(3)食習慣の急激な変化と生活習慣病の発症
オーストラリア先住民族アボリジニと生活習慣病/私たち日本人と生活習慣病
(4)健やかなライフスタイルは個性的に
ゲノムにふさわしいライフスタイルを/自分のゲノムについて理解する
3.まとめ(第10章の問題)
索 引
コラムの目次
人間らしく生きること
命を奪う行動(ヒトと動物との違い)
最近の風潮
隕石の中の昆虫の化石
細胞内共生進化説の提唱者
リソソームの異常による病気
酵素反応と酵素の働き
ウニ卵を用いた細胞レベルにおける全能性の実験
ラクトースオペロン(lacオペロン)
「蜂と神さま」金子みすゞ
ツケの先送りは許されない
セヴァン・スズキ(Severn CuⅢs-Suzuki)のスピーチから