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水はなんにも知らないよ

  • 著者名左巻健男著
  • 出版者ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年2007.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号0059366
  • 請求記号435.44//Sa57
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名水はなんにも知らないよ
  • 書名ヨミミズワナンニモシラナイヨ
  • 著者名左巻健男著
  • 著者ヨミサマキ,タケオ
  • 叢書名ディスカヴァー携書
  • 叢書番号001
  • ISBN9784887595286
  • 出版地東京
  • 出版者ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 出版年2007.2
  • ページ182p
  • サイズ18cm
  • 件名
  • 内容はじめに
     水が人の言葉を理解して、きれいな結晶をつくる?/ニセ科学が社会にはびこっている/「科学っぽい雰囲気」を利用する商売人たち/科学リテラシーの必要性/ニセ科学はなぜ問題か?
    1章 検証「水は答えを知っている」のか?
    1 『水は答えを知っている』ってどんな本?
    2 人はなぜ『水は答えを知っている』を信じるのか?
    3 美しい結晶はどうやってつくられるか
     - “美しい結晶写真”への疑問
     - 水には三つの状態がある
     - きれいな雪の結晶はこうしてつくる
     - 江本氏らの結晶は?
     - これで水は言葉を理解したといえるのか
    4 『水は答えを知っている』vs 科学者
     - 『水からの伝言』はポエム?
     - 科学者から江本氏への「伝言」
     - 科学か、ニセ科学か
     - 「一〇八の元素と煩悩が対応している」は単なる数字あわせ
     - 琵琶湖の水質は変わっていない
     - 学会での反応
     - 水は答えを知らないよ
    5 「波動」って何だろう?
     - ニセ科学の「波動」と科学の「波動」は別物
     - 波動測定器MRAという装置
     - 「波動」カウンセリングというビジネス
     - 「波動水」の正体は?
    6 教育現場にも広まったニセ科学
     - 『水からの伝言』を使った授業が、全国の学校に広まった
     - TOSS という教員団体の問題点
     - 教員の皆さん、自分の頭で思索しよう
    2章 メッタ斬り! 怪しい水ビジネス総まくり
    1 「クラスターの小さい水は健康によい」は本当?
     - 水の分子構造とクラスター説
     - 核磁気共鳴装置とクラスター
     - クラスター説は科学的に否定されている
     - 吸収がよい水は、身体に悪い
    2 「磁石で水が活性化する」は本当?
     - 「磁化水」ってどんな水?
     - 超強力な磁石でないかぎり、水は磁石の影響を受けない
     - 水が磁石の作用を受けるのは、強力な磁界の中にいるときだけ
     - 科学的根拠は認められていないのが現実
    3 π(パイ)ウォーターは“魔法の水”?
     - 一世を風靡したπウォーター理論
     - 国民生活センターのテストでは「水道水と変わらない」
     - πウォーター提唱者による告白
     - πウォーターの真実はいずこ?
    4 「トルマリンを使った水は重油さえ分解する」は本当?
     - パワーストーンはマイナスイオンを発するか?
     - 「創生水」はニセ科学の典型
    5 ニセ科学にありがちな「根拠は体験談のみ」
     - 体験談 ∧ 試験管レベル ∧ 動物実験 ∧ 人間による臨床実験
     - プラシーボ効果とは?
     - 二重盲検試験や疫学調査を行っているか
    6 「アルカリイオン水」と「抗酸化性をうたう水」
     - アルカリイオン水とは?
     - 「アルカリ性食品は健康にいい」は無根拠
     - 国民生活センターによる疑義
     - 正しく摂取することが大切
     - 活性酸素って何?
     - 活性酸素は老化現象の原因となるおそれがある
     - 私たちは活性酸素への防御機構を持っている
     - 「活性酸素=悪役」と決めつける宣伝手法
     - βカロチンのどんでん返し
     - 「アルカリイオン水は活性酸素を消す」って本当?
    7 怪しい水ビジネスにダマされないために
     - 水道水への不安が、怪しい水ビジネスを産みだす
     - バイブル商法にダマされない
    8 東京都による「活水器」の調査・検証報告書
     - 活水器には規格基準がない
     - 「客観的事実に基づくとは認められない」
     - 活水器にかかわる消費者からのクレーム
     - 悪質な訪問販売に注意
    3章 私たちのからだと水
    1 人のからだを一日に出入りする水の量
     - 人が一日に摂取する水の量は二・五リットル
     - では、一日に排出する水の量は?
    2 人のからだにおける水の役割
     - 成人男子の体重の約六割が水
     - 水は体内をぐるぐる回っている
     - 水は栄養分や不用物を運び、排泄する
     - 水は体温を調節する
     - 水がないと、どこまで生きられるか?
     - 脱水症状と熱中症
     - 水をとりすぎると水中毒に
    3 水とダイエット
     - 「汗をかけばダイエットになる」は間違い
     - 摂取エネルギーを減らし、消費エネルギーを増やす
     - 水飲みダイエットは効果があるか?
    4章 そもそもおいしい水とはどんな水?
    1 冷えた水はおいしい
     - もし世界が一〇〇人の村だったら?
     - おいしい水の第一の条件は「冷たいこと」
    2 水道水がまずいと感じるのはなぜ?
     - カルキ臭とカビ臭が原因
     - 水道水がおいしい地域、臭いと感じる地域
    3 外国で体調不良になるのは、水のせい?
     - 二酸化炭素やミネラルが適度に含まれている水はおいしい
     - 硬度一〇〇より上が硬水、下が軟水
     - 世界の水道水は硬水が多い
     - 海外旅行先でもっともかかりやすい病気は「下痢」
     - 原因が水とはかぎらない
     - 軟水と硬水とでは、料理の味は変わる?
    5章 水道水とミネラルウォーター
    1 ミネラルウォーターは本当に「おいしい」のか?
     - そもそもミネラルウォーターとは
     - ペットボトルに詰めれば、なんでもミネラルウォーター?
     - ミネラルウォーターと水道水の飲み比べテスト
     - ミネラルウォーターの水質基準は緩い
    2 水道水は危険? 安全?
     - 「水道水はまずい」は本当か?
     - 水道水には微量のトリハロメタンが含まれている
     - 「急速ろ過方式」と「緩速ろ過方式」
     - 高度処理を導入した地域は水質がよくなる
     - 水道水を安全でおいしく飲む方法
     - 朝一番の水は飲み水に使わない
    3 浄水器のかしこい使い方
     - 全国の三割近い世帯で使われている
     - 活性炭とマイクロフィルターで取り除く
     - どのタイプの浄水器を選べばいいか?
     - 定期的な手入れが不可欠
    おわりに
     人はなぜ科学を学ぶのか?/検定外教科書への歩み/ニセ科学フォーラムの活動