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書誌詳細
「見る」とはどういうことか : 脳と心の関係をさぐる
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0058987
- 請求記号491.374//F 67
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名「見る」とはどういうことか : 脳と心の関係をさぐる
- 書名ヨミミルトワドウイウコトカ:ノウトココロノカンケイオサグル
- 注記カラー口絵4pあり ; 参考文献とウェブサイト: p213ー[216]
- 目次第1章 見るなんて、心のうち?
目に映っているものとは違うものが見える
目に映っていないものが見える
目に映っているのに見ていない 目に映っているのに見えない
この章のまとめ 脳が見ている
コラム うねるヘビ
第2章 知覚と行動のつじつま
脳の基本構造
目から脳へ
ものが見えない――盲斑
視野地図をつった日本人
ものは見えるけど何だかわからない――視覚物体失認
知っている人の顔がわからない――相貌失認
サッチャー錯視魚の顔がわからない
何だがわかるが働きかけられない――視覚性運動失行
意識と行動の乖離(かいり)
見えているとは思えない――盲視
見えているのに無理する――半側空間無視
心の世界の半側空間無視
私たちにも起きる意識と行動の乖離
この章のまとめ 意識も科学のまな板に
第3章 見るための脳の仕事
浜辺の足あと
ヘルムホルツの無意識的推論
答えが一つではない問題
脳はヒントを知っている
日は頭の上に誰でももっている盲点
手前の物体と奥の物体
ものの見え方の視点不変性知覚の成立
記憶とのすり合わせ――認識
すり合わせのもう一つのルート
クオリア
この章のまとめ 脳機能を問う三つのレベル
コラム 錯視のもつ可能性
第4章 見る脳を覗
大脳皮質の視覚領野
視覚経路は役割分担している
米粒一つ分の大脳皮質
ニューロンの役割り
脳の中の情報伝達
ニューロンは視野の一部の情報を伝える
視覚ニューロンは刺激に好みがある
二つの視覚経路
情報の脳内表現、符号化、読み取り
脳内地図
連続性地図とコラム構造
分散地図、パッチ状地図
脳内地図の意義
この章のまとめ ピクセル表現から知覚に役立つ表現へ
コラム ニューロンと話す
第5章 心をつかさどるニューロン活動を求めて
ニューロン活動と知覚のリンク
地球におりた宇宙人
脳と心の問題の設定
錯視図形に反応するニューロン
二つの目で別のものを見ることはできない――両眼視野闘争
顔に反応するニューロン
意識の神経相関
知覚をつかさどるニューロンの条件
MT野と運動方向知覚
ローカルモーションとグローバルモーション
意識下の知覚
この章のまとめ 知覚形成プロセスにかかわるニューロン
第6章 二つの目で見る
片目では不十分
左右の目は異なる角度から世界を見ている
両眼視差
右目像と左目像を対応づける
V1野が両眼視差を検出する
コラム フクロウが振り向とき、美女に振り向とき
V1野の活動は奥行き知覚に直結しない
V1野以後の両眼視差情報処理
側頭葉も両眼視差情報をあつかっている
波紋を投げかけた発見
ふたたび両眼対応問題
二つの物体のあいだの相対視差
神経活動のゆらぎと知覚判断のゆらぎ
ふたたびつがえる常識
この章のまとめ 両眼立体視から学ぶ「脳と心の関係」
コラム ユレシュの授業
第7章 脳、心、脳科学と私
自分の目、ふつうの目――素朴実在主義
心と脳科学
鉄腕アトムと哲学者
石仏の心