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書誌詳細

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日本の色を歩く

  • 著者名吉岡幸雄著
  • 出版者平凡社
  • 出版年2007.10

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数2
  • 貸出可能数2
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0059068
  • 請求記号701.3//Y 92
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架7
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

  • 貸出状況 貸出可能
  • 登録番号9003711
  • 請求記号701.3//Y 92//**
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架7
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

  • 貸出状況 貸出可能

書誌事項

  • 書名日本の色を歩く
  • 書名ヨミニホンノイロオアルク
  • 著者名吉岡幸雄著
  • 著者ヨミヨシオカ,サチオ
  • 叢書名平凡社新書
  • 叢書番号396
  • ISBN458285396X
  • 出版地東京
  • 出版者平凡社
  • 出版年2007.10
  • ページ230p, 図版[8]p
  • サイズ18cm
  • 件名染色
    染料植物

    日本 -- 紀行
  • 目次第一章 朱の色を歩く
    1 備中吹屋への旅──朱と弁柄についての考察
    原初の「赤」は土中にあった/弁柄の色を得るために/赤い屋根瓦の町
    2 姫路書写山と根来寺に赴く──室町期の「朱」を見る
    華麗な彩りに溢れていた古都/書写山圓教寺の柱に見る「朱」
    柱に記された落書/根来寺に漆の赤を訪ねる
    第二章 赤の色を歩く
    1 紅花紀行──伊賀と山形の紅花を訪ねる
    伊賀で紅花の花を摘む/紅花の山形路/まず紅花資料館をみる/京大坂との交流
    2 奥多摩・御岳山にのぼる──古社にのこる茜染の鎧
    武蔵御嶽神社の「赤糸威鎧兜」/徳川将軍が復活させようとした茜染
    古の匠たちの偉業
    3 正倉院宝物──天平の美を伝える
    シルクロードの東の終着点/「正倉院展」の楽しみ/薬草と虫と染色の関係
    4 ペルー紀行──コチニールとの出会い
    シャネルの口紅とコチニールの関係/ペルーにコチニールを探す
    日本の武将たちの「赤」
    5 古都の「赤」散策──紅葉の彩りと蘇芳
    「龍田の川の錦なりけり」/錦秋の色と蘇芳/『源氏物語』と蘇芳
    第三章 藍の色を歩く
    1 石清水八幡宮に赴く──山藍の青と緑
    朝廷の厚い崇敬を受けた石清水八幡宮/山藍という貴重な染材
    古書や古式に見る山藍/青や緑の色系の原点
    2 阿波徳島藍紀行I──吉野川が育む藍
    夏は藍の刈りとりの時期/藍の耕作に適した地/阿波の藍と木綿の普及
    まだ藍造りは健在であった
    3 阿波徳島藍紀行II──藍造りの苦労
    美しい藍色を得るために/全国を制した阿波徳島の藍染
    インディゴ・ブルーと化学藍/私の工房での藍の建て方
    4 ジャパンブルーの美──小泉八雲と筒描
    外国人の眼に映った藍/出雲地方の「筒描」/筒描の技法
    第四章 黒の色を歩く
    1 瓦の彩りと職人の魂──奈良元興寺散歩
    近鉄奈良駅から「奈良町」へ/国宝極楽坊本堂の赤茶けた瓦/黒瓦の発明
    2 燻し瓦の黒を訪ねる──藤岡市の瓦工場へゆく
    「達磨窯」で造られる黒瓦/燻し瓦の製造を目のあたりにする
    3 丹後紀行──冬の季節に墨色を思う
    雪舟の「天橋立図」/墨色を得た人類/国家の形成と墨と紙
    4 吉岡憲法黒の色彩──京都の染屋の歴史をたどる
    吉岡染の発端に想いをよせる/「決闘」の地、一条寺下がり松/堀川通界隈にて
    憲法黒とはどんな色か/憲法黒の染色技法
    5 石清水八幡宮に黒を求める──紙衣と八幡黒
    「紙衣」という装束/石清水八幡宮の八幡黒/武家政権下の「褐色」
    第五章 白の色を歩く
    1 熊野火祭に参加する──白の装束が火に映える
    熊野のお燈祭/氏子の白装束を着て火祭に参加する/赤と白の勇壮な競演
    2 東京の地名から古代の色を探る──麻布と白の発見の旅
    染色における稲藁の役割/東京の麻布・調布地名考/媒染剤としての明礬
    3 別府温泉紀行──明礬の白を訪ねて
    大分を訪ねる/明礬温泉の藁葺きの小屋/明礬の歴史と役割/明礬温泉の湯の花
    染師福田傳士さんの実験
    4 「胡粉」の白──琵琶湖竹生島と法隆寺
    絹という繊維の色/法隆寺にのこる胡粉の白/竹生島と智積院の白の表現
    胡粉製造所を訪ねる
    第六章 黄と黄金の色を歩く
    1 日本人と「黄金」──金を用いた美術作品
    仏教伝来と黄金色/黄金の魔力と金箔の美術
    2 伊吹山紀行──刈安の黄を求めて
    刈安で黄を染める/再び伊吹山にのぼる/戦国史上にみる刈安
    3 宇治万福寺で思うこと──黄蘗の薬効と色彩
    京都薬科大学の植物園で/黄檗宗万福寺と黄蘗/なつかしい陀羅尼助の苦み
    黄色を得る貴重な染材
    4 黄の染材を再考する──梔子の花と実
    梔子の実で染める黄色/皇太子の色/椿の造り花の「におい」
    5 蓮から糸と色を取り出す──蓮華寺の幡、袈裟の制作に携わって
    清浄な花、蓮/蓮の色の染和紙造り/蓮葉染の写経用紙がのこる
    6 四国・西予市野村町を訪ねて──霊木「桑」との自然風土
    桑の里・野村町/絹の発見と桑の効用/「クワバラ、クワバラ」の語源
    第七章 紫の色を歩く
    1 京都「紫」散歩──陽春の色を訪ねて
    山藤を求めて、美山町へ/大田神社の杜若
    2 高貴なる紫を追って──帝王紫と紫草
    私の父と帝王紫/帝王紫を復元するためにナポリへ/中国・日本でも尊ばれた紫
    正倉院にのこる染織品
    3 戦国武将から江戸紫まで──紫好みの系譜
    赤紫色を好んだ戦国武将たち/江戸時代の庶民への流行/江戸紫と京紫
    井の頭池と紫染
    4 紫草の復活に向けて──大仏開眼一千二百五十年法要の「紫衣」
    天藤製薬と紫草/竹田市の紫草で染めて、紫衣を織る
    あとがき