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書誌詳細

嚥下障害の臨床 : リハビリテーションの考え方と実際

  • 著者名日本嚥下障害臨床研究会編集
  • 出版者医歯薬出版
  • 出版年2008.9

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計3

所蔵事項

  • 登録番号0061077
  • 請求記号S 17//N 77//2ed
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名嚥下障害の臨床 : リハビリテーションの考え方と実際
  • 書名ヨミエンゲショウガイノリンショウ
  • 著者名日本嚥下障害臨床研究会編集
  • 著者ヨミニホンエンカショウガイリンショウケンキュウカイ
  • 第2版
  • ISBN9784263213223
  • 出版地東京
  • 出版者医歯薬出版
  • 出版年2008.9
  • ページxviii, 389p
  • サイズ26cm
  • 注記文献: p371-382
    索引あり
  • 件名嚥下障害
  • 内容カラーグラビア
     第2版序文(本多知行)
     第1版序文(熊倉勇美・武内和弘・苅安 誠)
     本書で扱う範囲(本多知行)
     本書で使用する主な用語(苅安 誠)
    第1章 摂食・嚥下機能(解剖と生理)とその障害
     第1章のあらまし(清水充子)
     1.先行期(巨島文子)
      1.先行期とは
      2.先行期異常の病態と障害部位・原因疾患
       ・高次脳機能障害 ・姿勢保持機能 ・口に食物を搬送する機能 ・感覚障害 ・嚥下障害を伴わない摂食障害
      3.まとめ
     2.準備期・口腔期(谷本啓二)
      1.準備期・口腔期とは
      2.準備期・口腔期の解剖と生理
       ・準備期・口腔期の解剖 ・準備期・口腔期での摂食・嚥下の流れ ・食塊形成の場所
      3.準備期・口腔期異常の病態と原因疾患
       ・準備期の静的障害 ・準備期の動的障害 ・口腔期の障害
     3.咽頭期・食道期(益田 慎)
      1.咽頭期の仕事
      2.咽頭期に関連した解剖の基礎知識
       ・反射運動としての嚥下運動 ・嚥下に関連した筋肉 ・蠕動運動と蠕動様運動
      3.咽頭期の嚥下運動の目的と実際
       ・逆流防止弁は正常に働いているか ・咽頭の絞り出し ・誤嚥をしないために
      4.食道期
       ・食道期の目的 ・逆流防止弁 ・食塊はスムースに流れるか
    第2章 重症度に関連する諸因子と臨床の流れ
     第2章のあらまし(溝尻源太郎)
     1.重症度に関連する諸因子とその分類(本多知行)
      1.重症度分類を考えた経緯
      2.重症度分類に関連する因子
       ・年齢 ・疾患特異性と障害部位 ・全身状態 ・意識レベル ・認知・知的機能 ・嚥下障害のステージ ・誤嚥の程度
      3.重症度分類
      4.新しい重症度分類:才藤の分類
     2.諸因子への対応の優先度と臨床の流れ(木佐俊郎)
      1.誤嚥リスクを優先した臨床の流れ
      2.臨床的フロー・チャート作成の試み
      3.臨床的流れと基本的姿勢
      4.急性状態における臨床の流れ
      5.慢性状態(在宅,施設)での臨床の流れ
     3.治療の組み立て(溝尻源太郎・津田豪太)
      1.取り組みの基本
       ・目標指向的な取り組み ・予後予測の問題 ・摂食・嚥下障害の治療の目的
      2.摂食・嚥下障害の治療目標の設定
       ・患者自身の問題 ・患者を支援する家族の介護能力や支援体制 ・治療を提供する医療機関や担当者の問題
      3.治療の進め方
       ・治療はいつから開始するか ・他の訓練との兼ね合い ・嚥下障害に影響を与える他の症状との兼ね合い ・間接訓練,直接訓練 ・歯科補綴的アプローチ ・手術 ・全身管理 ・リスク管理
    第3章 検査と診断(評価)
     第3章のあらまし(谷本啓二)
     1.疑診から診断へ
      1.嚥下障害のスクリーニング(藤島一郎)
       ・疑うこと ・ていねいにみて,重みづけをする ・油断をしない ・変化に気づく ・誰が診るか ・スクリーニング検査
      2.摂食・嚥下の精査(木佐俊郎)
       ・問診 ・理学的所見
      3.摂食・嚥下障害の危険因子(矢守麻奈)
       ・摂食・嚥下障害患者数 ・摂食・嚥下障害の原因疾患 ・脳血管疾患の場合
     2.診断への手がかり
      1.摂食・嚥下障害に直結している症候(河崎寛孝)
       ・摂食・嚥下障害の原因疾患の診断 ・とくに注意すべき症候
      2.他の症状との関わり
       ・高次脳機能障害(熊倉勇美) ・発声・構音器官の障害(武内和弘) ・嚥下障害と発声発語障害の関連(苅安 誠) ・その他の身体所見(太田清人)
     3.ベッドサイドで行う検査(木佐俊郎)
      1.疑うことの重要性と検査所見
      2.「水飲みテスト」の有用性と限界
       ・咽頭反射のチェックの重要性 ・「着色水飲みテスト」 ・「唾液飲みテスト」との関連 ・「水飲みテスト」とVF適応 ・「水飲みテスト変法」
     4.詳細な検査
      1.ビデオ嚥下造影法(videofluorography of swallowing:VF)(谷本啓二)
       ・検査に必要な装置 ・画像情報以外のデータの記録 ・検査の目的 ・検査の方法 ・造影剤と安全性 ・検査食(模擬食品) ・検査手順 ・X線被曝 ・評価表 ・嚥下造影正常解剖学
      2.ビデオ内視鏡検査(VEまたはFEES)(溝尻源太郎・津田豪太)
       ・VEの実際 ・内視鏡解剖と基本的観察事項 ・フードテスト ・VEの長所・短所
      3.その他の検査(谷本啓二)
       ・頸部聴診法 ・超音波検査法 ・筋電図法 ・舌圧検査法 ・嚥下圧(咽頭・食道内圧)検査法 ・その他の画像検査(CT,MRIなど)
     5.総合評価
      1.総合的な見地から(本多知行)
       ・総合的評価を誰が行うのか? ・総合評価と治療方針 ・評価・治療で注意しないといけないことは何か
      2.手術介入の立場から(津田豪太)
       ・耳鼻咽喉科へ紹介のさいに必要な情報 ・評価のポイント ・手術療法の適応
    第4章 リハビリテーションの実際
     第4章のあらまし(本多知行)
     1.リハビリテーションプログラムの立案(本多知行)
      1.嚥下訓練とは
       ・間接訓練 ・直接訓練 ・直接訓練での注意点
      2.どんなかたちで嚥下訓練を施行していくのか
       ・嚥下障害をとりまく要因 ・嚥下障害に関する直接要因 ・嚥下障害に関する客観的要因
      3.摂食・嚥下障害のゴールをどのように考えるか?
     2.患者管理の実際
      1.気管カニューレ管理と嚥下障害(津田豪太)
       ・気管切開術と嚥下機能 ・気管切開術の高さ ・カニューレ ・カニューレ装着例での嚥下訓練
      2.経管栄養法(カテーテル)の問題(木佐俊郎)
       ・経鼻と経口の使い分け ・胃瘻 ・胃瘻の適応とIOCとの使い分け ・IOCが胃瘻の注入速度に与えた影響
      3.その他の補助的栄養法(木佐俊郎)
      4.訓練中のリスク管理(木佐俊郎)
      5.嚥下障害患者のMRSA対策(海老原 覚・海老原孝枝)
      6.誤嚥性肺炎の問題(海老原 覚・海老原孝枝)
     3.心理・社会面への配慮
      1.障害の理解と訓練の受け入れ(清水充子)
      2.疾患により異なる対応(清水充子)
       ・脳卒中や頭部外傷等による脳損傷などに起因する摂食・嚥下障害への対応 ・進行性疾患による摂食・嚥下障害への対応
      3.社会との関わり―外で食べることを含めて―(川岸 惠)
      4.患者会の役割(川岸 惠)
       ・嘆願書“経口摂取のお願い”(TK生) ・患者体験記(斎藤和博)
     4.間接訓練(食物を用いない訓練)
      1.間接訓練の適応と導入(岡田澄子)
       ・間接訓練の適応と目的 ・間接訓練の導入 ・間接訓練の進め方 ・間接訓練の留意点
      2.全身への配慮
       ・全身への配慮の留意点(本多知行) ・呼吸・気道に関係すること(本多知行) ・口腔衛生(口腔ケア)(足立了平) ・咽頭衛生,気管切開例に対して(溝尻源太郎・津田豪太) ・食前の総合的準備―嚥下体操およびグループ訓練―(清水充子)
      3.先行期・準備期・口腔期
       ・意識レベル・認知面に対するアプローチ(東嶋美佐子) ・口腔内形態の機能的意義と摂食・嚥下リハにおける歯科補綴的アプローチ(小野高裕) ・口腔器官の運動性の改善(椎名英貴)
      4.咽頭期における間接訓練
       ・咽頭期の役割と咽頭期障害の訓練目標(清水充子) ・thermal tactile stimulation(苅安 誠) ・Shaker(シャキア)法(清水充子) ・Mendelsohn(メンデルゾーン)法(清水充子) ・pushing法(プッシング法:押し訓練,声帯の内転訓練)(清水充子) ・supraglottic swallow(息こらえ嚥下,声門越え嚥下,声門閉鎖嚥下法)(清水充子) ・chin down法(岡田澄子)
      5.IOC(間欠的経口経管栄養法)(木佐俊郎)
      6.バルーン法(北條京子)
       ・バルーン法の適応判断 ・実施方法 ・バルーン法のプログラム ・バルーン法の効果判定と継続期間 ・バルーン法の効果
     5.直接訓練(食物を用いる訓練)
      1.直接訓練の概要(清水充子)
       ・直接訓練の適応とリスク管理 ・直接訓練の導入
      2.直接訓練の一般的事項(清水充子)
       ・食べさせる物 ・食べさせ方
      3.摂食・嚥下障害の各期における直接訓練(小島千枝子)
       ・先行期障害 ・準備期I(口への取り込み)障害 ・準備期II(咀嚼と食塊形成)障害 ・口腔期(咽頭への送り込み)障害 ・咽頭期(咽頭通過,食道への送り込み)障害 ・食道期(食道通過)障害 ・各期共通の工夫 ・段階的摂食訓練の重要性
      4.段階的な摂食訓練と効果判定
       ・摂食訓練の開始条件(塩谷由美子) ・摂食訓練の基本的な流れ(塩谷由美子) ・段階的摂食訓練を構成する要素(矢守麻奈) ・一口量(矢守麻奈) ・経口摂取の回数(矢守麻奈) ・食物形態(矢守麻奈) ・段階的摂食訓練の留意点(矢守麻奈)
     6.NST(仙田直之)
      1.NSTとは
      2.NSTの目的・役割
      3.栄養障害と摂食・嚥下障害
      4.栄養管理手順
       ・栄養のスクリーニングとアセスメント ・栄養療法のプランニング ・栄養モニタリング
      5.NST導入の効果
      6.地域一体型NST
     7.手術的介入(津田豪太)
      1.手術の実際
      2.嚥下機能改善手術
       ・準備期障害に対する手術 ・口腔期障害に対する手術 ・咽頭期障害に対する手術 ・食道期障害に対する手術療法 ・その他の障害に対する手術療法
      3.誤嚥防止手術
      4.気管切開術の取り扱い
      5.術後のリハビリテーション(高嶋絵里)
     8.摂食・嚥下障害患者の食事(金谷節子)
      1.栄養必要量と所要量
      2.食物形態と物性的特徴
      3.嚥下食の進め方
      4.季節感のある楽しい食事のための工夫
      5.嚥下食の調理法
      6.緑茶による水分摂取と「とろみ茶」
      7.嚥下造影用検査食
      8.栄養補助食品
     9.フォローアップ(藤島一郎)
      1.フォローアップのポイント
      2.検査
       ・全身状態のチェック ・神経学的検査 ・精神的な要因 ・嚥下機能の変動
      3.指導
       ・ノートへの記載 ・注意事項の徹底 ・栄養指導 ・口腔衛生,口腔疾患の治療 ・服薬指導 ・嚥下機能が改善してきた場合
      4.問題が起こったときの対処
       ・緊急の場合 ・食事がとれないとき
    第5章 チームアプローチの実践
     第5章のあらまし(溝尻源太郎・谷本啓二)
     1.業務分担(藤島一郎)
      1.医師
      2.リハビリテーション科
      3.看護部門
      4.栄養科
      5.歯科
      6.放射線科
      7.薬剤師
     2.各職種の役割と業務内容のガイドライン―チームアプローチへの手引き―[日本嚥下障害臨床研究会ワーキンググループ(WG)]
      1.各職種の役割と業務分担の考え方
      2.リスク管理
      3.指示を出す側の役割と業務内容
       ・医師・歯科医師の役割と業務内容
       ・主治医・リハ科医の役割と業務内容
        1) 主治医の役割と業務内容
        2) リハ科医の役割と業務内容
       ・協力医の役割と業務内容
        1) 神経内科医の役割と業務内容
        2) 脳神経外科〔リハ科併任〕医の役割と業務内容
        3) 小児科医の役割と業務内容
        4) 消化器科(内科・外科)医の役割と業務内容
        5) 耳鼻咽喉科医の役割と業務内容
        6) 歯科医の役割と業務内容
      4.指示を受ける側の役割と業務内容
       ・言語聴覚士の役割と業務内容 ・看護師の役割と業務内容 ・理学療法士の役割と業務内容 ・作業療法士の役割と業務内容 ・歯科衛生士の役割と業務内容 ・管理栄養士の役割と業務内容 ・診療放射線技師の役割と業務内容
     3.チームアプローチの実践例
      1.聖隷三方原病院(藤島一郎・小島千枝子・北條京子)
      2.埼玉県総合リハセンター(清水充子)
      3.福井県済生会病院(津田豪太)
     文献
     あとがき(谷本啓二)
     索引