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書誌詳細
油の正しい選び方・摂り方 : 最新油脂と健康の科学
- 著者名奥山治美, 國枝英子, 市川祐子著
- 出版者農山漁村文化協会
- 出版年2008.9
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号0061465
- 請求記号498.57//O 57
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名油の正しい選び方・摂り方 : 最新油脂と健康の科学
- 書名ヨミアブラノタダシイエラビカタトリカタ
- 著者名奥山治美, 國枝英子, 市川祐子著
- 著者ヨミオクヤマ,ハルミ
- 出版地東京
- 出版者農山漁村文化協会
- 出版年2008.9
- 内容序章 ますます重要性が高まる「第3の油」シソ(エゴマ)油、魚油
1 飽和脂肪酸・オレイン酸、リノール酸そして
α-リノレン酸
■摂取しにくい α-リノレン酸
■どんな植物油にどの脂肪酸が多いか
2 どんな油を意識して摂るべきか
■リノール酸はアラキドン酸へ、α-リノレン酸はEPAやDHAへ
■未熟児以外はリノール酸とα-リノレン酸のみでもよい
3 アレルギー過敏と炎症性疾患にはα-リノレン酸を
■アレルギーと油の関係
■腸炎・肺炎・癌・:炎症が引きおこす現代病
4 酸化しやすかったシソ(エゴマ)油が改善された
一空気中では酸化しやすいα-リノレン酸
■体内では活性酸素を抑えるα-リノレン酸
一保存性が高まったシソ(エゴマ)油の開発
5 シソ(エゴマ)は油以外の栄養素も豊富
第1章 現代人の悩みも油で治す:脳機能低下、うつ病と脂肪酸バランス
1 脳をも変えるリノール酸とα-リノレン酸
■油と脳をめぐる研究
■人体での症例報告
■食事で変わる脳機能
■キレやすいのは油のせい?
一学習能力を高めるのもαリノレン酸
2 網膜の働きにα-リノレン酸が必須
■DHAが必要な網膜の視細胞
一やはりDHAは視力を高めるか?
3 マウスの一般行動にみるシソ(エゴマ)油と
紅花油の影響
①空間を認識する学習能
②抑制力・落ち着き
③薬の効き方の違い
■リノール酸を減らさなければDHAも生かされない
4 心の病も油が原因だった
■リノール酸と殺人・不慮死の増加との関係
■長寿の県・沖縄で増えた不慮死
■魚油がうつ病や自殺を防ぐ
第2章 α-リノレン酸(ω3)群で癌を予防・抑制する
1 癌の発症・転移を左右する油脂
■発癌・転移を抑えるシソ(エゴマ)油
■近年増加中の癌はリノール酸が増やしている
■内臓の炎症と発癌・油脂の関係
【アスベストやピロリ菌も炎症から癌へ】
2 さまざまな癌に効果を示したα-リノレン酸や
DHA・EPA
■欧米でリノール酸が「悪者」にならないカラクリ
■乳癌は魚油摂取が有効
■前立腺癌とα-リノレン酸の難しい関係
■脂肪酸と各種癌をめぐる臨床データ
3 食事療法で大腸腫瘍再発を抑制する
4 癌に影響を与える脂質因子
■脂質因子I ω6/ω3比の大きさ
■脂質因子Ⅱ 脂肪酸合成・コレステロール合成
■脂質因子Ⅲ 何らかの微量因子
5 シソ(エゴマ)油を含む医療用流動食の効果
第3章 シソ(エゴマ)油と魚油で、アレルギー体質を改善する
1 アレルギーがおこるしくみと脂肪酸の摂り方
■近年急増したアレルギー患者
■アレルギー反応を過敏にするメディエーター
■アレルギー治療薬のしくみ
■リノール酸由来のアレルギー過敏症はEPAが抑制
■シソ(エゴマ)油と魚油、どちらも摂るのが最善
■ω6系とω3系の脂肪酸バランスが大切
2 シソ(エゴマ)油食で楽しみながら体質改善
■アレルギーの先天的体質と後天的体質
■【臨床研究1】α-リノレン酸強化食の効果
■【臨床研究2】アトピーの伝統和食療法の効果
■ 母親の食事で赤ちゃんのアトピーを防ぐ
3 喘息にも効果的なシソ(エゴマ)油食
■【臨床研究】喘息治療におけるシソ(エゴマ)油の有効性
4 便秘・下痢体質は「腸管のアレルギー」?
5 今や肺炎もアレルギー性
-高まる死亡率を抑えるには
第4章 動脈硬化・心疾患にコレステロールやトランス脂肪酸は関係ない?
I コレステロールではなかった、
動脈硬化・心疾患の主因
■食べ物のコレステロールは気にする必要なし?
■調査集団によって変わるコレステロールの危険度
■遺伝性の家族性高コレステロール血症
■進むコレステロール医療の方向転換
■動脈硬化の傷害―炎症-虚血説
■イヌイ。卜にみる魚油の有効性
■心疾患に対するシソ(エゴマ)油の可能性
■コレステロール合成阻害薬・スタチン類の多様な作用
■植物油神話は続けども
2 脳卒中にもシソ(エゴマ)油
■血栓を作らず出血も抑える油の摂り方
3 本当に心疾患の原因?トランス脂肪酸
■トランス脂肪酸はいかにして生まれるか
■トランス脂肪酸がリノール酸代謝を抑える効果
■根拠がみえない心臓病との関連性
第5章 水素添加油と微量の有害因子
1 数種の食用油によるさまざまな障害
■水素添加油はラットの寿命を縮める
■有害因子の分離と臓器障害
■ダイオキシンより怖い・食用油の環境ホルモン作用
2 ビタミンKの働きを乱す有害因子
■ビタミンK作用を阻害すると動脈硬化が促進
■黒幕はジヒドロ型ビタミン
■ビタミンKの多量摂取は発癌促進に
3 私たちがよく食するカノーラ油の危険性
■カノーフ油の有害性は動物実験卜だけの問題?
■油粕も有害、家畜にも影響
■カノーラ油によるマウスの行動異常
4 カノーラ油に代わる安全な油はないものか
■シソ(エゴマ)油の4倍-オリーブ油の発癌促進作用
■安全性が確立していないパーム油
■動物性脂肪のほうが安全
第6章 メタボリックシンドロームと油の意外な関係
1 メタボリックシンドロームの診断基準の問題
■メタボの原囚ではないコレステロール
■低すぎる高血圧の基準値
2 糖尿病予防卜脂肪を貯めない油の摂り方
一過栄養が生み出す糖尿病(Ⅱ型)
■BMI値(肥満の指標)が高い=不健康?
■インスリンが効かなくなる1糖尿病(Ⅱ型)のしくみ
■EPA・DHA、a-リノレン酸が優先的に熱やエネルギーに使われる
■グルコースの利用率を高める魚油、シソ(エゴマ)油:食べても体内に貯まらないα-リノレン酸
3 小児肥満の予防1母親の役割
■母親のリノール酸摂取過剰が小児肥満をまねく
■100gのポテトチップスに9gのリノール酸
第7章 トクホ(特定保健用食品)の油、サプリメントの良し悪し
I トクホの油を考える
■エコナは、はてな?
■中鎖脂肪酸を主原料とするもの
■コレステロール値を下げるという食用油
2 脂肪酸を特徴とするサプリ
■α-リノレン酸(ω3)系脂肪酸を主成分とするもの
■ω6系脂肋酸を主成分とするもの、危険なもの
■アラビタの危険性
■アラキドン酸を増やすことの危険性
■アラキドン酸/DHAの比が1であればよいのではないか?
第8章 シソ(エゴマ)油に老化抑制の可能性
1 老化促進の”フリーラジカル説”(過酸化脂質説)に疑問
■これまでの老化のフリよプシカル説
■フリーラジシカル説を覆すシソ(エゴマ)油の効果【摂取した過酸化脂質の害について】
■天然の抗酸化物質は発癌を抑制するか?
2 シソ(エゴマ)油でラットの寿命が延びた
3 骨粗しよう症予防にもシソ(エゴマ)油が有効
第9章 いつもの油を変えるだけ シソ(エゴマ)油を家庭に
I シソ(エゴマ)油の安全性評価
■縄文時代からの食経験
■シソ(エゴマ)油の長期摂収の安全性
■遺伝による異常も認められず
■有害因子の心配もなし
2 温度さえ気をつければ、普段どおりに使える
■加熱調理時は換気する
■抗酸化ビタミンで安定化されたシソ(エゴマ)油
■食べる量はいつもどおりで大丈夫
■調理時の注意
3 基本は和食マイナス揚げ物、プラス魚・肉
4 エゴマをもっと食卓に
1 エゴマを使う料理
エゴマ味噌/小じゃがいものエゴマあえ/しらあえ/エゴマごはん(えめし)
Ⅱ シソ(エゴマ油)を使う料理
フレンチドレノンング/和風ドレクソング/マヨネーズソース/スモークサーモンのマリネ/にんじんサラダ/ナスのしぎ焼き/野菜のソテー
*出典論文
*用語解説
*シソ(エゴマ)油製品入手先・問い合わせ先
あとがき
謝辞