一覧へもどる
書誌詳細
子どもへの性的虐待
- 著者名森田ゆり著
- 出版者岩波書店
- 出版年2008.10
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計2
所蔵事項
- 登録番号0060923
- 請求記号IS//1155
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名子どもへの性的虐待
- 書名ヨミコドモエノセイテキギャクタイ
- 内容 はじめに
第1章 性的虐待の基礎知識
定義は何か/どのくらい起きているのか/加害者はどんな人物か/性的虐待の兆候/被害を受けた子どもの心理/子どもにあたえる長期的影響/サバイバーという言葉の意味/自然な性行動か、性化行動か/心の応急手当て/聴くことのパワー
第2章 性的虐待の要因
沈黙の共謀/加害の四つの前提条件/性差別社会
第3章 「小児性愛」という欺瞞
「性愛」ではなく「暴力」/「ペドファイル」という病理/加害者はどのように子どもをだますのか/ミーガン法の弊害/若者への予防教育
第4章 子どもによる性的加害
日本で起きた事件/子どもによる性的加害の事実/施設内の性暴力/効果的な対応/今に始まったことではない/事件の特異性
第5章 男子への性的虐待
少年たちへ/男子への性的虐待の発生件数/特に考慮すること
【明けない夜はない】玄野武人
はじめに/記憶を思い出したころ/涙は心を洗う/ホームページを開設する/自助グループをはじめる/自助グループを通じての快復/おわりに
第6章 性的虐待対応の六つの困難性
特別な困難性/ある里親の闘い/司法面接
第7章 子どもの話を聴く
虐待のサインに気づいたら/開示は一連のプロセス/被虐待児との対話の技法/してはいけないこと
第8章 制度改革への提言
疲弊する現場/性的虐待対応センターの設置/被害を受けた一〇代の子どもたちのための施設/子どもへの防止教育の実施/法律改正に向けて
第9章 発見と隠蔽の歴史は繰り返される―「女性の人権」から「蘇った記憶論争」まで
「子どもの人権」と「女性の人権」/エレン・ケイの「児童の世紀」/ヴァージニア・ウルフの苦悩/アンナO/社会福祉事業家 ベルタ・パッペンハイム/お話の治癒力/ナチスへの抵抗/無言の約束/性的虐待の隠蔽から発見へ/フェミニズムの貢献/蘇った記憶への攻撃/記憶論争の背景
第10章 虐待を超える力―あるサバイバーの闘い
蘇る記憶に翻弄される/「過誤記憶(フォールスメモリー)」と宣告されて/絶望の淵から立ち上がる/恐怖からの解放/いのちよ、ありがとう/回復へ向かうらせん状の力
主要参考文献