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書誌詳細

キャラ化する/される子どもたち : 排除型社会における新たな人間像

  • 著者名土井隆義著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2009.6

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号7500770
  • 請求記号IB//IW//759
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名キャラ化する/される子どもたち : 排除型社会における新たな人間像
  • 書名ヨミキャラカスルサレルコドモタチ
  • 著者名土井隆義著
  • 著者ヨミドイ,タカヨシ
  • 叢書名岩波ブックレット
  • 叢書番号No.759
  • ISBN9784000094597
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2009.6
  • ページ63p
  • サイズ21cm
  • 注記文献リスト: p63
  • 内容第一章 コミュニケーション偏重の時代
    1 格差化する人間関係のなかで
    「圏外」表示による不安/世界から消去された感覚/カースト化する人間関係/「優しい関係」の広がり
    2 コミュニケーション至上主義
      画一性から多様性へ/強まる人間関係の拘束力/コミュニケーション能力の専制/フラット化する交友関係

    第二章 アイデンティティからキャラへ
    1 外キャラという対人関係の技法
      同質的な関係への憧憬/キャラクターからキャラへ/不透明な関係の透明化
    2 内キャラという絶対的な拠り所
      生まれもった自分への憧憬/成長しないキャラクター/人生の羅針盤としてのキャラ/新しい宿命主義の登場

    第三章 キャラ社会のセキュリティ感覚
    1 子どもと相似化する大人の世界
      フラット化する親子関係/サービスとしての学校教育/「指導」から「支援」へ/モンスター・ぺアレントの含意
    2 子どもをキャラ化する大人たち
      『砂の器』にみる犯罪者像/キャラ化される犯罪少年/包摂型から排除型の治安へ/ケータイ規制という圏外化

    第四章 キャラ化した子どもたちの行方
      閉塞化するコミュニケーション/キャラ化した自己が傷ついたとき/「確固たる自信のなさ」の蔓延/「不気味な自分」と向きあう力