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書誌詳細
キャラ化する/される子どもたち : 排除型社会における新たな人間像
- 著者名土井隆義著
- 出版者岩波書店
- 出版年2009.6
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号7500770
- 請求記号IB//IW//759
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名キャラ化する/される子どもたち : 排除型社会における新たな人間像
- 書名ヨミキャラカスルサレルコドモタチ
- 内容第一章 コミュニケーション偏重の時代
1 格差化する人間関係のなかで
「圏外」表示による不安/世界から消去された感覚/カースト化する人間関係/「優しい関係」の広がり
2 コミュニケーション至上主義
画一性から多様性へ/強まる人間関係の拘束力/コミュニケーション能力の専制/フラット化する交友関係
第二章 アイデンティティからキャラへ
1 外キャラという対人関係の技法
同質的な関係への憧憬/キャラクターからキャラへ/不透明な関係の透明化
2 内キャラという絶対的な拠り所
生まれもった自分への憧憬/成長しないキャラクター/人生の羅針盤としてのキャラ/新しい宿命主義の登場
第三章 キャラ社会のセキュリティ感覚
1 子どもと相似化する大人の世界
フラット化する親子関係/サービスとしての学校教育/「指導」から「支援」へ/モンスター・ぺアレントの含意
2 子どもをキャラ化する大人たち
『砂の器』にみる犯罪者像/キャラ化される犯罪少年/包摂型から排除型の治安へ/ケータイ規制という圏外化
第四章 キャラ化した子どもたちの行方
閉塞化するコミュニケーション/キャラ化した自己が傷ついたとき/「確固たる自信のなさ」の蔓延/「不気味な自分」と向きあう力