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書誌詳細

タンパク質のはたらきを知る : 分子機能と生体作用

  • 著者名長谷俊治, 高尾敏文, 高木淳一編
  • 出版者化学同人
  • 出版年2009.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0068180
  • 請求記号464.2//H 35
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名タンパク質のはたらきを知る : 分子機能と生体作用
  • 書名ヨミタンパクシツノハタラキオシル
  • 著者名長谷俊治, 高尾敏文, 高木淳一編
  • 著者ヨミハセ,トシハル
  • 叢書名やさしい原理からはいるタンパク質科学実験法
  • 叢書番号3
  • ISBN9784759811643
  • 出版地京都
  • 出版者化学同人
  • 出版年2009.8
  • ページ171p
  • サイズ26cm
  • 注記参考文献: 各章末
  • 件名蛋白質
  • 目次1章 タンパク質の酵素反応
    1.1 酵素反応の検出 一基質と生成物の同定-
        (a)酵素反応を調べる前に
        (b)実験例:MutS2のATPase活性の検出
        (c)実験例:TTHA0412のヌクレオチド加水分解活性
        (d)酵素反応で用いられる検出方法
        (e)検出方法の選択
    1.2 酵素反応速度の測定:条件の設定
        (a)なぜ反応速度を測るのか
        (b)実験例:乳酸脱水素酵素の活性測定
        (c)連続計測法
        (d)サンプリング法
        (e)測定条件の設定
        (f)実験例:酵素共役法によるATPase活性の測定
    1.3 酵素反応速度論
        (a)初速度の求め方
        (b)酵素の濃度を決定する
        (c) Michaelis-Mentenの式の導出
        (d)速度パラメータの求め方
        (e)測定上の注意点
        (f) Michaelis-Menten式に合わない反応
        (g)非定常状態の反応速度論
    1.4 酵素反応機構の解明
        (a) pH依存性からの解析
        (b)基質特異性による解析
        (c)変異体の作成による解析
        (d)化学修飾による解析
        (e)温度依存|隹からパラメータを算出
    1.5 終わりに
    コラム 蛍光スペクトルは温度計?
    2章 タンパク質の分子間相互作用の解析
    2.1 相互作用の有無だけを知りたい実験
       (a)co-IPによる相互作用試験の実際(リーリンと受容体の結合)
       (b)プルダウンアッセイの理論的背景
    2.2 相互作用の強さを見積もるための実験
       (a)固相結合実験の例
       (b)固相結合実験の原理
    2.3 相互作用のキネティクスを解析する実験
       (a)キネティクス解析の原理
       (b)キネティクス解析実験
    2.4 バイオロジカルな実験の難しさ
    コラム koffが重要

    konと衝突確率,konと結合エネルギー
    複雑な相互作用モード
    3章 タンパク質の可視化とダイナミズム①:in vitro加系での研究
    3.1 西洋わさびペルオキシダーゼのcompound l 生成反応
        (a)ペルオキシダーゼという酵素の機能
        (b)反応中間体の同定の歴史
        (c) compound Iの生成速度の観測
        (d)結晶構造をもとにした研究の進展
        (e)基礎と応用研究のフロントランナー
    3.2 ミオグロビンの配位子結合反応
        (a)時間分解測定で速い反応を解析
        (b)ミオグロビンの配位子結合反応の解析
        (c)02の結合反応をフラッシユフオトリシスで観察
        (d)02の運動経路を解明した見事な実験
        (e)タンパク質の機能には揺らぎ運動が必須
    3.3 発展するダイナミクス研究
    コラム どうやってタンパク質を可視化するか?
    4章 タンパク質の可視化とダイナミズム②:加面,o系での研究・
    4.1 タンパク質可視化の重要性
    4.2 GFPを用いたタンパク質の可視化
       (a)融合タンパク質の問題点
       (b)タンパク質の局在が見える場合の評価
       (c)タンパク質の局在が見えない場合の評価
    4.3 間接蛍光抗体法を用いたタンパク質の可視化
    4.4 顕微鏡のメンテナンスも重要
    4.5 実験例
        (a)酵母のタンパク質を可視化する(間接蛍光抗体法)
        (b)ヒト培養細胞の場合
        (c)酵母でGFPによりテロメアの挙動を解析する(GFP法)
    5章 タンパク質工学による機能改変
    5.1 進化分子工学の概念
        (a)免疫システムは生体の進化分子工学
        (b)抗体の多様性と選別の仕組み
        (c)抗体タンパク質の構造
        (d)試験管のなかで免疫システムを再現する
        (e)ファージ抗体ライブラリー
        (f)ファージ表層提示法
        (g)バイオパンニング
     5.2 進化分子工学による抗体酵素の機能改変
        (a)抗体触媒の原理とつくり方
        (b)抗体触媒を高活性化するには
     5.3 実験例
        (a)合成ライブラリーの構築
        (b)バイオパンニングによるファージの選別
        (c)可溶性Fabフラグメントの調製
    5.4 進化分子工学の未来
    6章 タンパク質のプロファイリング
    6.1 タンパク質のプロファイリングとは
        (a)プロテオームという考え方
        (b)プロファイリングに用いられる二つの手法
    6.2 二次元電気泳動法を用いたタンパク質の発現解析
        (a)もっとも重要なサンプル調製
        (b)二つの新しい技術
        (c)データマイニングでデータを変換
        (d)質量分析を用いたタンパク質の同定
    6.3 LC-MS法によるタンパク質のプロファイリング
        (a) LC-MSショットガン法の原理と概要
        (b)ショットガン法の特徴と欠点
        (c)ショットガン法によるプロテオームの定量解析
    6.4 ショットガン解析システム
        (a)LCの分離能がカギ
        (b)遅い流速で分析する二つの方法
        (c)二次元LC-MSシステム
    6.5 LC-MS実験プロトコールの例
       (a)試料の調製法
       (b) LC-MS/MS分析
       (c)データ処理とデータ解析
    6.6 LC-MSショットガン法を使った実験例と成果
       (a)オルガネラと機能性タンパク質複合体の解析
       (b)翻訳後修飾の解析
       (c)タンパク質ネットワークの解析
    6.7 発展するショットガン法
    コラム プロテオーム解析のバイオマーカー開発への応用
    何でもすりつぶせばよいのか?
    公共プロテオームデータベースGemDBJ Proteomics について
    ペプチドのMS/MS分析で生じるフラグメントイオンとは
    翻訳後修飾解析のための新しいペプチドの開裂法
    翻訳後修飾は予測して見つける,でも欲張ると逆効果
    「多ければよい」わけではない:同定基準を守りましょう
    7章 タンパク質のデータベースとインフォマティクス
    7.1 タンパク質データベースとその利用法
        (a)生命科学のデータベースとその統合化
        (b)もっとも基礎となる配列データベース
        (c)タンパク質構造のデータベース
        (d)タンパク質間相互作用,パスウェイのデータベース
    7.2 タンパク質のバイオインフォマティクス
        (a)配列→構造→機能
        (b)アミノ酸の配列比較・配列解析
        (c)タンパク質の構造を予測
        (d)タンパク質の立体構造・フォールドの比較と解析,機能予測
        (e)タンパク質の分子表面の比較と解析.機能予測(eF-site/eF-seek)
    コラム オーム研究
    動的計画法(ダイナミックプログラミング法)
    Needleman-Wun-sch-Sellersの方法
    カメレオン配列
    SEGフィルター
    索 引