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書誌詳細
認知症の人を在宅でいかに支えるか : 心に寄りそうホームヘルパーの介護過程
- 著者名石田一紀編著
- 出版者かもがわ出版 (発売)
- 出版年2009.8
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計2
所蔵事項
- 登録番号0062846
- 請求記号S 05//I 72
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名認知症の人を在宅でいかに支えるか : 心に寄りそうホームヘルパーの介護過程
- 書名ヨミニンチショウノヒトオザイタクデイカニササエルカ
- 出版地京都
- 出版者かもがわ出版 (発売)
- 出版年2009.8
- 内容はじめに
第1部 認知症高齢者へのホームヘルパーの介護過程
第1章〈介護過程・訪問当初〉
「この人は安心できる人」と受けとめてもらえるまで
1 訪問当初の目標
2 訪問当初の基本視点
第2章〈介護過程・訪問初期〉寄りそうという視点で、生活全般をアセスメントする時期
1 訪問初期段階の基本視点
2 訪問初期段階の観察視点
3 訪問初期の生活援助視点
第3章〈介護過程・訪問中期〉自己への肯定感・存在感・共感が実感できる生活の場
1 訪問中期段階の観察視点
2 訪問中期段階の生活援助視点
第4章〈介護過程・展開期〉その人らしさに光を当てたケアプランの実践
1 展開期における観察視点
2 展開期における生活援助視点
第5章〈介護過程全般〉生活における「不自由さ」を理解するための基本的な視点
1「ひとつのことだけをしたい」
2「疲れやすい」「不定愁訴が多い」
3「記憶というより判断の障害」
4 抽象化していく能力の低下
5 分析・総合化
6 見直しがきかない
7 集中力、注意力
8 意味ある刺激だけを選択する機能に障害があるということ
9 「指示はひとつにする」という意味
10 言語(概念)理解への障害
11 今、問われる労働条件
第6章〈共有していきたいアセスメント視点〉
個々人の生涯発達と生存権を追求する―ホームヘルプの原点を見つめて
1 生活行動の原動力―内面的な力、目的意識性への
アセスメント
2 生活史の中で、その人らしさと、その時代と今を
重ねて理解する
3 存在の確証(自己肯定感)というアセスメント視点
4 地域・生活問題というアセスメント視点―貧困という状態への総体的な介護
第2部〈実践編〉住みなれた家・地域で自分らしく
生きたい―認知症の人に寄りそうホームヘルパー
第1章 その人の伴走者として
―訪問各段階のチームケアとモニタリング
福岡・泊 イクヨ
1 今日、今からホームヘルパー利用!
2 家族の希望と介護体制・内容
3 訪問各段階のチームケアとモニタリング
4 人生の最期をみとる援助に正当な評価を
―介護保険制度の改善を
第2章「地域で」という視点を育む
新潟・上杉 あさ子
はじめに
―利用者とだけでなく、地域との関係づくりを
1 地域の中で支えられる関係
2 地域の方がさりげなく見守り
3 ていねいな支援で行動に連続性、暮らしの再建へ
4 地域での支えあいの組織化をめざして
第3章 今こそ大切にしたいチームケア
1 本人の思いを尊重したコミュニケーションと
環境整備の支援
2 認知症の進行が生活の困難に
3 各介護過程でのポイントと認知症理解の大切さ
4 増え続ける認知症、在宅で関わるホーム
ヘルパーは重要
第4章 その人らしさを輝かせる 長野・木売 さつき
1 「この家で、この町で暮らしていたい」という願い
2 認知症・在宅支援の視点
3 現場の現実は貧弱―介護保険制度の改善を
第5章「いつも一緒です」 東京・管野 信子
1 仲の良い夫婦が認知症で生活に支障
2 常に利用者を真ん中において
―三〇分だが気合の入る支援
3 すすむ認知症、なじみの関係と介護者の
ストレス解消
4 症状の変化に合わせて在宅生活を支援していきたい
5 介護労働者も普通の暮らしをしたい!
第6章 地域連携の大切さを改めて問う
京都・中別府 幸子
1 大きく混乱なく生活しているが、ときどき焦がし
たり、もの忘れ
2 関係づくりのためには、望まれる援助を柔軟に
取り組む
3 地域の方々と連携して、できるだけ長く今の生活を
続けられるように
4 認知症には、もっと柔軟な援助が必要
―介護保険制度の問題点
第7章「住みなれたわが家で暮らしたい」との願いを
受けとめて 広島・岡田 博美
1 一人暮らしで認知症が進行している人を支え続けて
2 どうなるかわからない不安の増大
3 願いに応えるためにカンファレンスで検討
4 人間としての尊厳を守ることにつながる環境整備を
第8章「平和な生活」をいつまでも
広島・由茅 しま江
1 ヘルパーの専門的視野と地域の支えがあってこそ
2 ヘルパー利用制限で、せいいっぱい援助しようと
苦労、もどかしさを感じる
3 認知症が軽度のうちに、今できることは何かを検討
第9章 生きることから生きていくことへ
兵庫・谷 博美
1 自尊心が強く、ホームヘルパー拒否の強い人への
対応
2 認知症の進行にともなう行動障害への対応
3 困難を増す一人暮らしの在宅支援
4 ヘルパーが安心して働き続けることのできる
介護保険制度に
第10章 響きあいを生活の場に生かす
石川・大川 敦子
1 経験や技術に加え、人間性が求められる
ホームヘルパー
2 利用者の立場で専門家につなげ、穏やかに
毎日を過ごしていただく心配り
3 少しの手助けがあれば、まだまだ一人暮らしが
できる
4 信頼関係をじっくり築き、気持ちに寄りそいながら
の声かけと支援
5 ゆとりをもって介護ができる制度を
第11章 記憶がなくなっていく不安への援助
(認知症初期) 愛知・大崎 千秋
1 本人のできることが多く残されている中での
援助は?
2 認知症の理解とその人らしい生活に近づける
援助
おわりに
―見失われているホームヘルパーの社会的意義
石田 一紀
認知症関係文献紹介 岡崎 利治