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書誌詳細

認知症の人を在宅でいかに支えるか : 心に寄りそうホームヘルパーの介護過程

  • 著者名石田一紀編著
  • 出版者かもがわ出版 (発売)
  • 出版年2009.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計2

所蔵事項

  • 登録番号0062846
  • 請求記号S 05//I 72
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名認知症の人を在宅でいかに支えるか : 心に寄りそうホームヘルパーの介護過程
  • 書名ヨミニンチショウノヒトオザイタクデイカニササエルカ
  • 著者名石田一紀編著
  • 著者ヨミイシダ,カズキ
  • ISBN9784863420274
  • 出版地京都
  • 出版者かもがわ出版 (発売)
  • 出版年2009.8
  • ページ214p
  • サイズ21cm
  • 注記認知症関係文献紹介: p210-214
  • 件名高齢者福祉
    老人性認知症
    ホーム・ヘルパー
  • 内容はじめに
    第1部 認知症高齢者へのホームヘルパーの介護過程
    第1章〈介護過程・訪問当初〉
     「この人は安心できる人」と受けとめてもらえるまで
     1 訪問当初の目標
     2 訪問当初の基本視点
    第2章〈介護過程・訪問初期〉寄りそうという視点で、生活全般をアセスメントする時期
     1 訪問初期段階の基本視点
     2 訪問初期段階の観察視点
     3 訪問初期の生活援助視点
    第3章〈介護過程・訪問中期〉自己への肯定感・存在感・共感が実感できる生活の場
     1 訪問中期段階の観察視点
     2 訪問中期段階の生活援助視点
    第4章〈介護過程・展開期〉その人らしさに光を当てたケアプランの実践
     1 展開期における観察視点
     2 展開期における生活援助視点
    第5章〈介護過程全般〉生活における「不自由さ」を理解するための基本的な視点
     1「ひとつのことだけをしたい」
     2「疲れやすい」「不定愁訴が多い」
     3「記憶というより判断の障害」
     4 抽象化していく能力の低下
     5 分析・総合化
     6 見直しがきかない
     7 集中力、注意力
     8 意味ある刺激だけを選択する機能に障害があるということ
     9 「指示はひとつにする」という意味
     10 言語(概念)理解への障害
     11 今、問われる労働条件
    第6章〈共有していきたいアセスメント視点〉
        個々人の生涯発達と生存権を追求する―ホームヘルプの原点を見つめて
     1 生活行動の原動力―内面的な力、目的意識性への
      アセスメント
     2 生活史の中で、その人らしさと、その時代と今を
      重ねて理解する
     3 存在の確証(自己肯定感)というアセスメント視点
     4 地域・生活問題というアセスメント視点―貧困という状態への総体的な介護

    第2部〈実践編〉住みなれた家・地域で自分らしく
        生きたい―認知症の人に寄りそうホームヘルパー
    第1章 その人の伴走者として
        ―訪問各段階のチームケアとモニタリング
          福岡・泊 イクヨ
     1 今日、今からホームヘルパー利用!
     2 家族の希望と介護体制・内容
     3 訪問各段階のチームケアとモニタリング
     4 人生の最期をみとる援助に正当な評価を
       ―介護保険制度の改善を
    第2章「地域で」という視点を育む
         新潟・上杉 あさ子
     はじめに
      ―利用者とだけでなく、地域との関係づくりを
     1 地域の中で支えられる関係
     2 地域の方がさりげなく見守り 
     3 ていねいな支援で行動に連続性、暮らしの再建へ
     4 地域での支えあいの組織化をめざして

    第3章 今こそ大切にしたいチームケア
     1 本人の思いを尊重したコミュニケーションと
      環境整備の支援
     2 認知症の進行が生活の困難に
     3 各介護過程でのポイントと認知症理解の大切さ
     4 増え続ける認知症、在宅で関わるホーム
      ヘルパーは重要
    第4章 その人らしさを輝かせる 長野・木売 さつき
     1 「この家で、この町で暮らしていたい」という願い
     2 認知症・在宅支援の視点
     3 現場の現実は貧弱―介護保険制度の改善を
    第5章「いつも一緒です」 東京・管野 信子
     1 仲の良い夫婦が認知症で生活に支障
     2 常に利用者を真ん中において
       ―三〇分だが気合の入る支援
     3 すすむ認知症、なじみの関係と介護者の
      ストレス解消
     4 症状の変化に合わせて在宅生活を支援していきたい
     5 介護労働者も普通の暮らしをしたい!
    第6章 地域連携の大切さを改めて問う
        京都・中別府 幸子
     1 大きく混乱なく生活しているが、ときどき焦がし
      たり、もの忘れ
     2 関係づくりのためには、望まれる援助を柔軟に
      取り組む
     3 地域の方々と連携して、できるだけ長く今の生活を
      続けられるように
     4 認知症には、もっと柔軟な援助が必要
       ―介護保険制度の問題点
    第7章「住みなれたわが家で暮らしたい」との願いを
       受けとめて 広島・岡田 博美
     1 一人暮らしで認知症が進行している人を支え続けて
     2 どうなるかわからない不安の増大
     3 願いに応えるためにカンファレンスで検討
     4 人間としての尊厳を守ることにつながる環境整備を
    第8章「平和な生活」をいつまでも
        広島・由茅 しま江
     1 ヘルパーの専門的視野と地域の支えがあってこそ
     2 ヘルパー利用制限で、せいいっぱい援助しようと
      苦労、もどかしさを感じる
     3 認知症が軽度のうちに、今できることは何かを検討
    第9章 生きることから生きていくことへ
        兵庫・谷 博美
     1 自尊心が強く、ホームヘルパー拒否の強い人への
      対応
     2 認知症の進行にともなう行動障害への対応
     3 困難を増す一人暮らしの在宅支援
     4 ヘルパーが安心して働き続けることのできる
      介護保険制度に

    第10章 響きあいを生活の場に生かす
         石川・大川 敦子
     1 経験や技術に加え、人間性が求められる
      ホームヘルパー
     2 利用者の立場で専門家につなげ、穏やかに
      毎日を過ごしていただく心配り
     3 少しの手助けがあれば、まだまだ一人暮らしが
      できる
     4 信頼関係をじっくり築き、気持ちに寄りそいながら
      の声かけと支援
     5 ゆとりをもって介護ができる制度を
    第11章 記憶がなくなっていく不安への援助
       (認知症初期) 愛知・大崎 千秋
     1 本人のできることが多く残されている中での
      援助は?
     2 認知症の理解とその人らしい生活に近づける
      援助

    おわりに
     ―見失われているホームヘルパーの社会的意義
       石田 一紀
    認知症関係文献紹介  岡崎 利治