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書誌詳細

医食同源 : 食とからだ・こころ

  • 著者名津金昌一郎編
  • 出版者ドメス出版
  • 出版年2010.9

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0068205
  • 請求記号498.512//Ts36
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名医食同源 : 食とからだ・こころ
  • 書名ヨミイショクドウゲン
  • 著者名津金昌一郎編
  • 著者ヨミツガネ,ショウイチロウ
  • 叢書名食の文化フォーラム
  • 叢書番号28
  • ISBN9784810707465
  • 出版地東京
  • 出版者ドメス出版
  • 出版年2010.9
  • ページ261p
  • サイズ22cm
  • 注記文献あり
  • 件名食生活
  • 目次巻頭言 「医食同源」、再考
    序章  現代の食と“からだ・こころ”を再考する
     再考「医食同源」/食と健康の相互関係/食と健康-因果関係への科学的アプローチ/本書の構成
    第Ⅰ部 食の秩序と世界観
    第1章 「自然」を食べる―ニューギニア焼畑農耕民の食生活
    I 現地の食べ物で生きていけるか
     居候の問題点/現代栄養学による現地食の評価/食生活の適切さとは何か/パプアニューギニア
    Ⅱ 低地の食生活
     焼畑作物とサゴヤシ/微妙な味へのこだわり/粗放なブタの飼養・狩猟・焼畑農耕の関係性
    Ⅲ 高地地域のサツマイモ食
     年間700㎏のサツマイモを食べる/人間とブタの競合/高い居住密度と食料不足の関係
    Ⅳ パプアニューギニアの食生活と食文化
    第2章 神々の食事―伊勢の神饌からみえてくるもの
    はじめに
    Ⅰ 祭りにおける神饌の位置
     祭りの時・場・人/祭りの構成と神饌
    Ⅱ 「召し上がるもの」と「召し上がらないもの」
     鶏を避けた神/鶏を受け入れた神/両様の食
    Ⅲ 神饌ということ
    Ⅳ 神饌の種類
     調製・調理の方法からの分類/供え方からの分類/供える目的からの分類/品目による分類
    Ⅴ 伊勢神宮の祭りと神饌
    Ⅵ 神嘗祭と神饌
    Ⅶ 神酒と鰒
    Ⅷ 神饌の供えられ方
    おわりに
    長編コラム ヨーロッパ世界の食の秩序
     分類の文明-個人が何を食べているか、その意味するところは何か
     男女の性別による食の分類
     社会階級による食物分類―中世、ルネサンス時期の食物分類
     宇宙論的食物分類―「存在のビッグ・チェーン」
     分類の応用としての料理と食養生
     中世におけるスパイスの意味
     食物の特性を知って料理法を知る
     味の種類と分類の仕方
     食材とソースの組み合わせ
     まとめ―分類の発想から分析重視の時代に
    第Ⅱ部 「医食同源」の比較文化
    第1章 中国の本草論と食
    Ⅰ 医食同源の語源
    Ⅱ 医食同源の思想
    Ⅲ 五味論と食宜・食禁
    Ⅳ 食医思想の影響
    V 食物本草の成立と発展
    Ⅵ 本草の効能論
    第2章 日本の養生論と食
    I 漢方にみる「食」
     はじめに/漢方医学と漢方薬
    Ⅱ 『養生訓』とその後の日本の食の転換
     日本の食の特徴は肉を食べないこと/『養生訓』にみる日本人の体質/近代の日本の食養生の転換点/食養生の二つめの転換点/
    1970年代以降は栄養過多に/明治初期の日本人の体力に驚いた外国人
    Ⅲ 日本人の糖尿病
     主食と糖尿病/体質と糖尿病
    Ⅳ 現代人の栄養摂取
     脂質の話/炭水化物のこと/タンパク質は摂らなくてもいいのか?
    V 現代の日本人の食事への提言
     現代の食をめぐる問題/理想的な食事とは何か
    第3章 西欧における食と身体
    I ブリューゲルの「喧嘩」から
    Ⅱ 痩身と肥満の表象
     身をけずる精神/肥満の図像と文芸/豊満とダンディズムの表現
    Ⅲ 食養生とはなにか
     『健康の手引書』/『美味礼讃』の食養生
    Ⅳ 現代世界での体型と食
    第Ⅲ部 食とからだ・こころ
    第1章 拒食と過食にみるこころとからだ
    I 精神疾患と文化
    Ⅱ 摂食障害(拒食症・過食症)とは
    Ⅲ 摂食障害の歴史
     医学史以前/医学における初期の報告/摂食障害報告の流れ/摂食障害の疫学
    Ⅳ 摂食障害の症状
     食行動の問題/心理傾向・精神症状
    V 摂食障害の成立過程
     ミネソタ・スタディ/過活動傾向/対人関係パターン
    Ⅵ 摂食障害の文化論
     成熟拒否/フェミニズム的解釈/食卓事情
    Ⅶ 食・身体・他者
     摂食障害の生物学的・心理的・社会的要囚/ブルックの三徴
    Ⅷ 摂食障害の治療に向けて
     治療の困難さ/食と対人関係
    第2章 なぜ健康食品を求めるのか
    I 多様な健康食品
    Ⅱ 健康食品の歴史
    Ⅲ 健康食品の利用状況と問題点
     健康食品の利用状況/製品自体の問題/利用方法が関係した問題/不確かな情報の氾濫の問題
    Ⅳ 健康食品の科学的評価
     健康食品とプラセボ効果/科学的な評価
    Ⅴ 健康食品や食のあるべき姿とは
    第3章 健康のための食生活―世界の食事ガイドライン
    はじめに
    Ⅰ 食事摂取基準
    Ⅱ 食事ガイド
     食事摂取基準から食事ガイドへ/食事ガイド策定のプロセス/
    食事ガイドの国際比較/食事ガイドの有効性の検証
    Ⅲ 食生活指針
    まとめ
    総括 日本人の食と“からだ”
    はじめに
    Ⅰ 食の欧米化と“からだ”―力口リーと感染症・生活習慣病
     食の時代的変化/“からだ”の時代的変化/食と“からだ”の時代的変化から医食同源を考える
    【コラム】日本におけるメタボ対策の効果
    Ⅱ 食の地域差と“からだ”―“塩”と胃がん・脳血管疾患
     胃がんの国内・国際的な地域差/食と胃がん/塩と胃がんとの地域レベルでの関連/塩と胃がんの世界的減少傾向/脳血管疾患の国内・国際的地域差
    【コラム】日本食にみる塩分
    【コラム】塩と胃がん・高血圧一そのメカニズム
    Ⅲ 食と“からだ”の国際間移住によりもたらされる変化
     国際移住による食と“からだ”の変化ノブラジルヘの移住/
    サンパウロ在住日系人の“からだ”―死亡統計とがん罹患統計/
    サンパウロ在住日系人の食/食の変化がもたらした“からだ”への影響についての考察
    おわりに
    あとがき
    執筆者紹介