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書誌詳細

抗菌薬虎の巻

  • 著者名坂野昌志, 片山歳也, 望月敬浩著
  • 出版者南山堂
  • 出版年2010.12

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0065112
  • 請求記号492.31//B 19
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名抗菌薬虎の巻
  • 書名ヨミコウキンヤクトラノマキ
  • 著者名坂野昌志, 片山歳也, 望月敬浩著
  • 著者ヨミバンノ,マサシ
  • ISBN9784525774714
  • 出版地東京
  • 出版者南山堂
  • 出版年2010.12
  • ページxii, 217p
  • サイズ26cm
  • 注記監修: 大曲貴夫
  • 件名化学療法
    抗生物質
  • 内容目次
    第1章 臨床にでる前に
    ・抗菌薬投与の考え方
    ・抗菌薬の分類と特徴
    ・PK-PDとは
    ・De-escalationから臨床能力を身につける
    ・感染症の第1選択薬とは
    ・数式なしでわかるTDM
    ・論文は難しい?
    第2章 抗菌薬Q&A
    ■効能・効果
    ・抗菌薬の後発医薬品は先発医薬品と適応症が異なる場合があるのですか?
    ・抗MRSA薬4剤を使い分ける基準はありますか?
    ・ザイボックスRが最初から投与された場合の適否の判断基準を教えてください.
    ■スペクトラム
    ・腸球菌感染に効く抗菌薬が少ないのはなぜですか?
    ・発熱性好中球減少症の際に緑膿菌をカバーする薬剤を選ぶ必要があるのはなぜですか?
    ・広域スペクトル抗菌薬のカルバペネムと第4世代セフェムで使い分けはありますか?
    ・グラム陽性菌にアミノグリコシドを使いますか?
    ・薬剤感受性試験の結果で「R」と出た場合は,その抗菌薬は投与量を増量しても絶対に無効なのですか?
    ・クロストリジウム・ディフィシル関連下痢症は,日本ではバンコマイシン散しか使えませんが,海外ではフラジールRを使うのですか?
    ・ゾシンRの採用に伴って,ペントシリンRの採用が削除されました.配合剤があるものは,すべて変更した方がよいのですか?
    ・MRSAに抗MRSA薬以外を使うことがあるのですか?
    ・メロペンRとダラシンRSの併用は,なぜダメなのですか?
    ■用法?用量 ① 用法について
    ・時間依存性抗菌薬は1日に何回にも分けた方が効果が高いといわれていますが,投与回数を増やすことでそれほど違いがあるのですか?
    ・濃度依存性抗菌薬は1回に投与する量を増やした方が効果が高いといわれていますが,量によってそれほど違いがあるのですか?
    ・リファジンRは朝食前空腹時投与ではなくて,食後でもよいと聞いたことがありますが本当ですか?
    ・クラビットRは1回投与ができるようになりましたが,よいことばかりですか?
    ■用法?用量 ② 用量について
    ・最近,PK-PDという言葉をよく聞きます.これは何でしょうか?PK-PDは何の役に立ちますか?
    ・添付文書に記載されている量なのに「抗菌薬の投与量が少ない」ことがあるのですか?
    ・抗菌薬はたくさんの量を使った方がよいと聞きますが,「多すぎる」場合もあるのですか?
    ・ペントシリンRとゾシンRを比べると,使用できるピペラシリンの量が違います.ピペラシリンの投与量はどう設定すればよいですか?
    ・タゴシッドRのローディングドーズは必須ですか?
    ■用法?用量 ③ 投与経路について
    ・点滴メインルートの側管投与で一番安定しているカルバペネムは何ですか?
    ・注射薬から経口薬への切り替えのタイミングと,その理由をうまく患者に説明する方法はありますか?
    ・筋肉注射しか使えないはずのペニシリンGを静脈注射することがあるのですか?
    ■TDM
    ・TDM対象抗菌薬の採血のタイミングを教えてください.また,TDMをしない抗菌薬の特徴は何ですか?
    ・血中濃度測定の目標値が変わったものもあると聞きますが,各薬剤の最新の目標値と理由を教えてください.
    ・バンコマイシン以外の血中濃度は院外測定である場合,ほかのTDM対象抗菌薬にどう関わっていけばよいでしょうか?
    ■組織移行性
    ・「髄液移行性のよい抗菌薬ってなんだった?」と問い合わせがありました.髄液移行性がよい代表的な薬剤を教えてください.
    ・皮膚・軟部組織感染症で移行性のよい抗菌薬は何がありますか?
    ・バンコマイシンの髄液移行性はあまりよくないと聞きますが, MRSA髄膜炎にバンコマイシンを投与して治療効果はあるのですか?
    ・MRSA腸炎に静注用バンコマイシンを投与することがありますか?
    ■副作用
    ・抗菌薬に関連するかもしれないと考えられる下痢をどう考えて,どう対応すべきですか?
    ・抗菌薬に共通して起こりやすい副作用,投与中止を考慮しなければならない副作用には何がありますか?
    ・ベナンバックスR吸入前のβ2刺激薬前投与には,どんな意味があるのですか?
    ・ペニシリンアレルギーの患者に術前の予防投与でセファメジンRαを使用できますか?
    ■相互作用
    ・バルプロ酸Naとカルバペネム系抗菌薬の併用は禁忌ですが,バルプロ酸Na服用中のてんかん患者がカルバペネム系抗菌薬を使用したい感染症に罹ったら,どうするのですか?
    ・ニューキノロン系抗菌薬と一緒に酸化MgやNSAIDsが処方されています.相互作用が起きませんか?
    ・経口ニューキノロン系抗菌薬を不整脈患者に使用したいのですが,どのニューキノロンが安全ですか?
    ■治療期間・治療法
    ・クラリスRを長く使っている患者にクラビットRが追加されました.重複ではありませんか?
    ・ジフルカンRを点眼に使うことがあるのに,プロジフRを使えないのはなぜですか?
    ・バンコマイシンを整形外科で3ヵ月間も使用してよいのですか?
    ・眼科で3ヵ月間も抗真菌薬を使用してよいのですか?
    ・心内膜炎・骨髄炎の治療期間が長い理由を教えてください.
    ・オーグメンチンR+サワシリンR,ユナシンR-S+ビクシリンRなどの同じ抗菌薬同士の処方をみましたが,処方ミスですよね?
    ■処方情報
    ・抗菌薬併用時の相乗効果とはどんな薬剤で期待できるのですか?
    ・医師はどんな時に抗菌薬を変更し,その変更意図を処方から読み取ることはできますか?
    ・外来で十分な検査もしないで抗菌薬が処方されることがあるような気がします.第1選択薬はどうやって決められるのですか?
    ・複数の抗菌薬が併用されている場合がありますが,有用なものとそうでないものを教えてください.
    ・経口抗菌薬にも使い分けがありますか?
    ・抗菌薬処方に対して疑義照会するポイントはどこですか?
    ・風邪には通常,抗菌薬を出さないはずなのに,クラリスR錠やクラビットR錠などが処方されることがあるのはなぜですか?
    ■コミュニケーション ① 医師と話す
    ・抗菌薬がダラダラと続いているような気がします.抗菌薬の投与中止の判断要素を教えてください.
    ・抗菌薬選択の理由を医師に聞きたいのですが,どのように聞けばよいでしょうか?
    ・TDMや血中濃度解析をせずに抗MRSA薬を使う医師を,どう説得したらよいでしょうか?
    ・グラム陽性菌への効果を期待してバンコマイシンの併用を提案すべき場面は,どんな時ですか?
    ・グラム陰性菌への効果を期待してアミノグリコシドの併用を提案すべき場面は,どんな時ですか?
    ■コミュニケーション ② 患者と話す
    ・抗菌薬を服用してから赤い湿疹が出たと夜間に薬局に連絡がきました.どう対応すればよいのですか?
    ・抗菌薬が変更されても「感染症治療の薬」であることに変わりありません.患者へのよい説明方法はありますか?
    ・お昼ごろに朝・夕食後の指示のタミフルRの処方せんを患者がもってきました.どのような服薬指導を行えばよいですか?
    ■微生物
    ・耐性菌といわれているものと抗菌薬の関係を教えてください.
    ・「SPACE」という言葉をよく聞きますが,何のことですか?
    ■その他
    ・感染症のガイドラインってどんなものがありますか?
    ・De-escalationはほとんど行われていない気がします.臨床現場ではde-escalationは理想論ではないのですか?
    ・問い合わせがあったときに,投与量や投与薬剤をすぐに答えられなければならない疾患を教えてください.
    付録―おまけの一覧表
    索引