設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

「気になる」子どもの保育

  • 著者名藤崎春代, 木原久美子著
  • 出版者ミネルヴァ書房
  • 出版年2010.12

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計2

所蔵事項

  • 登録番号0065470
  • 請求記号P 037//F 66
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 幼児教育
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名「気になる」子どもの保育
  • 書名ヨミキニナルコドモノホイク
  • 著者名藤崎春代, 木原久美子著
  • 著者ヨミフジサキ,ハルヨ
  • 叢書名双書新しい保育の創造
  • ISBN9784623059096
  • 出版地京都
  • 出版者ミネルヴァ書房
  • 出版年2010.12
  • ページxix, 189p
  • サイズ21cm
  • 件名障害児保育
  • 内容まえがき
      1)1冊まるごと保育カンファレンス
      2)障がい児,発達障がい児,特別なニーズをもつ子ども,難しい子ども,
       そして「気になる」子ども
     Ⅰ部 「気になる」子どもの保育の取り組み
    序章 「気になる」子どもと保育課題
      1)保育者の「気になる」子ども
      2)年齢クラス別の気がかりと保育課題
    1章 0歳児クラス:
        運動発達への支援,人との交流への関心を育てる,情緒的な安定を図る
     1. 運動機能がなかなか育たなかったダウン症のゆりちゃん
     2. 保育の配慮点
      1)見ること・人と関わることにつながる運動発達
      2)0歳児クラスの保育の特徴を最大限に活用すること
      3)保護者の気持ちを理解しつつ協働すること
    2章 1歳児クラス:
        ことばの表現を育てる,落ちつきのないことへの対応,他児との関係を育てる
     1. 落ちつきがなく,こだわりが強かったしょうたくん 
     2. 保育の配慮点
      1)落ちつきのなさとその他の気になる行動との関係
      2)気持ちの切り替えは楽しみな活動を用意して行うこと
      3)落ちつけない理由の変化に敏感になること
      4)安心するための心の支えの用意
      5)「気になる」子どもへの支援を保育全体に活用すること
    3章 2歳児クラス:
        ことばのやりとりを育てる,他児との関係を育てる
     1. 感情表現が乏しく,人形のようだったゆうとくん
     2. 保育の配慮点
      1)地域から孤立した家庭に育った子どもにとっての園生活
      2)コミュニケーションが媒介する生活習慣の獲得
      3)生活習慣の獲得にとらわれすぎない保育
      4)保護者との連携における連絡帳の意味
     3. 乳児クラスにおける「気になる」子どもの保育
    4章 3歳児クラス:
        ことばのやりとりを育てる,友だちとの関係を育てる
     1. 感覚が過敏で友だちと遊べなかったあきとくん
     2. 保育の配慮点
      1)安全基地としての保育者
      2)保育の重点を設定保育場面に置く意味
      3)子どもの気持ちを感じること
    5章 4歳児クラス:
        ことばのやりとりを育てる,ルールを守れないことへの対応,他児を巻き込む問題への対応
     1. 乱暴で落ちつきのなかったかずやくん
     2. 保育の配慮点
      1)ホンネの歪んだ表現としての乱暴な行為という見方
      2)遊びの楽しさを自由保育場面で十分体験させること
      3)園全体で子どもと保護者への必要な支援に取り組むこと
    6章 5歳児クラス:
        ルールを守れないことへの対応
     1. 友だちと上手に遊べずパニックになることの多かったりょうくん
     2. 保育の配慮点
      1)ことばはあっても,自分の気持ちを表現できない困難
      2)担任ならではの悩みを他の保育者も理解すること
      3)「気になる」子どもの視点から保育の取り組みを見直すこと
      4)設定保育活動を通して,意欲と達成感と誇りを育むこと 60
     3. 幼児クラスにおける「気になる」子どもの保育
    7章 保育行事 63
     1. 3歳児クラス:みんなをよく見てから,自分でもやってみるよう促す
      1)〈かけっこ〉に参加するまで
      2)行事の取り組みの配慮点
     2. 4歳児クラス:1人の問題はみんなの問題であると気づかせる
      1)不安感が強くリレーに参加しようとしなかったありさちゃん
      2)行事の取り組みの配慮点
     3. 5歳児クラス:1人ひとりが演じて,見せて,協同できるように練習を繰り返す
      1)身体動作がぎこちなく,落ちつきのなかったまさきくんの学芸会
      2)行事の取り組みの配慮点
     Ⅱ部 「気になる」子どもの保育をふりかえる視点
    8章 「気になる」子どもの保育を取り巻く社会的状況
     1. 家族の変化
      1)標準世帯の減少
      2)ひとり親家庭の抱える悩み
      3)子育て支援の広がり
     2. 「気になる」子どもの保育支援
      1)ともに育ち合う保育の歴史
      2)子どもの「特別なニーズ」の理解に基づく保育
      3)乳幼児健診の保育への活用
    9章 保育のなかでの子ども・保護者・保育者を理解する
     1. 子ども
      1)子どものとらえ方と支援についての考え方
      2)「気になる」ことのとらえ方
      3)保育の取り組みを考える際の留意点
     2. 保護者
      1)保護者についての保育者の悩み
      2)子どものもつ特徴と保護者の抱える問題との相互規定的相互作用
      3)保護者支援をめぐるいくつかの考え方
     3. 保育者
      1)保育の専門性のとらえ方 124
      2)保育者としての成長の契機としての「気になる」子どもの保育
      3)保育者の成長と保育者研修
    10章 保育の場の特徴を理解する
     1. コミュニケーション
      1)園生活におけるコミュニケーションの特徴
      2)遊びにおける子ども同士のコミュニケーション
      3)大勢の子どものなかのひとりとしてのコミュニケーション参加
     2. 空間的環境
      1)保育活動と空間的特徴
      2)園のなかの居場所
      3)自分のクラス室から出ていく子ども
     3. 生活の流れ
      1)園生活の流れのとらえ方
      2)子どもの園生活の流れ理解
      3)園生活の流れのなかで戸惑う子ども
    11章 「気になる」子どもの保育を支える諸機関・専門職
     1. 保育体制の充実:行政機関
     2. 診断:保健センター・医療機関・療育機関
     3. 保護者への支援:保健センター・福祉事務所
     4. 虐待:児童相談所
     5. 保育への支援:巡回相談員
    あとがき