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書誌詳細
児童の福祉を支える社会的養護
- 著者名吉田眞理編著 ; 坂本正路, 高橋一弘, 村田紋子著
- 出版者萌文書林
- 出版年2011.3
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計1
所蔵事項
- 登録番号9007330
- 請求記号S 75//Y 86
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名児童の福祉を支える社会的養護
- 書名ヨミジドウノフクシオササエルシャカイテキヨウゴ
- 著者名吉田眞理編著 ; 坂本正路, 高橋一弘, 村田紋子著
- 著者ヨミヨシダ,マリ
- 内容第1講 現代社会における社会的養護の意義と変遷
I 社会的養護の理念と概念
〈考えてみよう1〉 どんな育ち方をしたの?
一入所児童の生活課題と成長過程
〈考えてみよう2〉職員は家族ですか?一入所児童と職員の関係
〈考えてみよう3〉 それぞれ違う家庭像
一家庭的という言葉の意味するものは?
〈考えてみよう4〉他の施設との連携とは?
一施設外の社会資源との連携
〈考えてみよう5〉 施設内の連携による養護とは?
一組織としての施設とその運営
Ⅱ 社会的養護の歴史的変遷1
〈社会的養護の歴史1〉昔,子どもたちは働いていた
〈社会的養護の歴史2〉
児童養護を社会の責任で行うようになった
〈社会的養護の歴史3〉
子どもにとって最高の場は家庭だとわかった
〈社会的養護の歴史4〉
日本の施設は家庭の機能を大切にしてきた
〈社会的養護の歴史5〉
児童の養護には原理や理念が必要だとわかった
〈社会的養護の歴史6〉
施設は家庭でないから原理や理念が必要とされた
〈社会的養護の歴史7〉
現代の施設は家庭に近づこうとしている
Ⅲ 社会的養護の歴史的変遷
〈社会的養護の原点1〉家族は近隣という支え手を失った
〈社会的養護の原点2〉潜在力の少ない家庭が増えている
〈社会的養護の原点3〉施設は家庭機能を求められている
〈社会的養護の原点4〉施設保育士は家庭機能を発揮する専門職
第2講 児童の権利擁護と社会的養護
I 社会的養護と子どもの権利一児童養護の理念と援助者
〈社会的養護の価値観1〉 人間としての権利を実現する
〈社会的養護の価値観2〉子どもの固有の権利を守る
〈社会的養護の価値観3〉子どもの最善の利益を守る
〈社会的養護の価値観4〉マイナスからの回復を支援する
〈社会的養護の価値観5〉社会と連携して子どもを護る
Ⅱ 施設保育士の心得一児童福祉施設の援助者の資質
〈施設保育士の心得1〉 現代における施設機能を理解しよう
〈施設保育士の心得2〉家庭機能を通じて総合的に支援しよう
〈施設保育士の心得3〉 生活の中で専門的ケアに取り組む
Ⅲ 施設養護の現代的課題一倫理の確立と権利擁護
〈施設養護の現代的課題1〉子どもの権利と義務
〈施設養護の現代的課題2〉措置制度と権利擁護
〈施設養護の現代的課題3〉子どもの能動性の尊重
第3講 児童家庭福祉の一分野としての社会的養護
I 子どもが生活する場から一社会や家庭の役割
〈それぞれ違う家庭像1〉 生まれた時代や場所による違い
〈それぞれ違う家庭像2〉家庭の潜在力による違い
〈それぞれ違う家庭像3〉親の子育て観による違い
〈それぞれ違う家庭像4〉 情報時代に情報を受け取る力
〈それぞれ違う家庭像5〉 家庭の中の子どもの居場所
Ⅱ 家庭の機能とは一家庭の役割
〈社会的養護の源流をなす家庭機能1〉養育機能
〈社会的養護の源流をなす家庭機能2〉保護機能
〈社会的養護の源流をなす家庭機能3〉 休息機能
〈社会的養護の源流をなす家庭機能4〉生活文化伝承機能
〈社会的養護の源流をなす家庭機能5〉生命倫理観の醸成機能
Ⅲ 社会的養護を実践する場一児童養護の体系
〈社会的養護の実践の場1〉家庭的養護と施設養護
〈社会的養護の実践の場2〉施設養護の場
〈社会的養護の実践の場3〉 里親
第4講 社会的養護の原理I 養育:日常生活支援
I 施設養護における養育一範囲と内容
社会的養護の原理:養育1 子どもの人権に配慮した暮らし
社会的養護の原理:養育2 基本的欲求の充足
社会的養護の原理:養育3 個別化と選択
社会的養護の原理:養育4 安全と安心
Ⅱ 生活の規模一施設規模が養育方法に与える影響
社会的養護の原理:養育5 生活規模を小さく
社会的養護の原理:養育6 子どもの人間関係にも配慮して
社会的養護の原理:養育7 良い子であることを求めすぎない
第5講 社会的養護の原理II 保護一自己実現に向けた支援
I 家庭からの保護一親子関係の調整
社会的養護の原理:保護1
子どもを家庭から離して保護したほうが良い場合もある
社会的養護の原理:保護2 家族再統合を目標にする
社会的養護の原理:保護3 子どもの固有の権利を守る
社会的養護の原理:保護4 子どもの最善の利益を守る
社会的養護の原理:保護5 マイナスからの回復を支援する
社会的養護の原理:保護6 子ども同士の関係に敏感に対応する
Ⅱ 外界からの保護一学校・地域との関係調整
社会的養護の原理:保護7
教育機会を保障し,自分で自分を護れるように支援する
社会的養護の原理:保護8 退所前の準備を十分にする
第6講 社会的養護の原理Ⅲ
子どもであることへの回復一治療的支援
I 虐待された子どもの理解と対応一心の傷を癒し,育むための援助
社会的養護の原理:子どもであることへの回復1
専門職の連携で子どもの真実を読み取る
社会的養護の原理:子どもであることへの回復2
知識から子どもの言動を読み解いていく
社会的養護の原理:子どもであることへの回復3
善悪の判断を超えて受けとめる
社会的養護の原理:子どもであることへの回復4
愛される価値がある大切な人間として子どもを信頼する
社会的養護の原理:子どもであることへの回復5
受容と規制のバランスをとる
Ⅱ 心理療法担当職員との連携一施設内のチームワーク
社会的養護の原理:子どもであることへの回復6
連携して子どもの心を癒していく
第7講 社会的養護の原理Ⅳ
生活文化と生活力の習得:自立支援
I 施設で生活文化を伝える意味一日常生活の援助
社会的養護の原理:生活文化と生活力の習得1
専門職として生活文化を伝えていく
(1)施設における生活文化伝承の意味
(2)固有の生活文化の尊重と保育士のかかわり
Ⅱ 生活力の習得一生活の自立に向けた援助
社会的養護の原理:生活文化と生活力の習得2
日常生活を通じて,生活文化を伝えていく
(1)施設の日課と文化伝承
(2)家庭と連携する文化伝承
社会的養護の原理:生活文化と生活力の習得3
生活力の習得を視点に,生活文化を伝えていく
(1)レジリアンス(回復力)
(2)人間関係調整力
(3)自己肯定観
Ⅲ 生活の中における専門性の発揮一相談援助の活用
社会的養護の原理:生活文化と生活力の習得4
相談援助を用いて生活文化を伝えていく
社会的養護の原理:生活文化と生活力の習得5
SSTを用いて生活文化を伝えていく
第8講 社会的養護の原理V
生命倫理観の醸成一生と性の倫理
I 入所児童の生活環境と生命倫理観一援助者の生命倫理
社会的養護の原理:生命倫理観の醸成1
自分自身の生命倫理観を振り返りながら暮らす
(1)おにぎりを盗んだ若者
(2)障害児を殺した母親
(3)お誕生おめでとう
社会的養護の原理:生命倫理観の醸成2
私はどうして生きているの? という問いに向き合う
社会的養護の原理:生命倫理観の醸成3
死や別れと向き合う心を育てる
社会的養護の原理:生命倫理観の醸成4
子どもの性と心の育ちに向き合う
社会的養護の原理:生命倫理観の醸成5
生と性を連続線で結んでいく
Ⅱ 専門職としての生命倫理一保育士を志すあなたへの課題
保育士を志すあなたへの課題
生まれることと産むこと,育てることをどう考えますか?
(1)子どものいのちは誰のもの?
(2)親は誰が育てるのか
(3)子育ての社会化の意味
保育士を志すあなたへの課題2
いのちの循環への参加をどう考えますか?
(1)「いのち」と「生命」
(2)いのちの循環
保育士を志すあなたへの課題3
世の中とのかかわりをどう考えますか?
(2)重症心身障害児施設
第9講 社会的養護の制度と実施体系
I 社会的養護の制度と法体系
〈社会的養護の関連施策1〉児童福祉法
(1) 1997年児童福祉法改正
(2) 2004年児童福祉法改正
(3) 2008年児童福祉法改正
〈社会的養護の関連施策2〉児童虐待防止法………
(1)法律の目的
(2)児童虐待の定義
(3)通告とその措置,立ち入り調査など
(4) 2004年児童虐待防止法改正
(5) 2007年児童虐待防止法改正
〈社会的養護の関連施策3〉 グループホームノケアの小規模化
Ⅱ 社会的養護の専門職・実施者
1.心理療法担当職員
2.家庭支援専門相談員
Ⅲ 社会的養護の仕組みと実施体系
〈社会的養護の仕組み1〉措置制度
〈社会的養護の仕組み2〉児童相談所の機能と役割
〈社会的養護の仕組み3〉自立支援計画
第10講 施設養護の実際一基本原理とソーシャルワーク
Ⅰ 乳児院と児童養護施設
(1)乳児院
(2)乳児院の入所理由
(3)児童養護施設
(4)児童養護施設入所の理由
Ⅱ 児童養護施設等入所児童の家庭状況
〈どんな育ち方をしたの?1〉乳児院入所のA子ちゃん
〈どんな育ち方をしたの?2〉児童養護施設入所のD子ちゃん
Ⅲ 施設入所の経過と入所後の生活や親子関係
〈どのように施設入所したの?1〉乳児院入所のA子ちゃん
〈どのように施設入所したの?2〉児童養護施設入所のD子ちゃん
Ⅳ 施設入所に至るプロセスと社会的養護の原理
社会的養護の原理の実践1 虐待事例にあてはめてみる
社会的養護の原理の実践2 一時保護所でも生かそう
社会的養護の原理の実践3
関係機関と連携して子どもと家庭を支援する
第11講 施設養護の実際一基本原理とソーシャルワーク2I 障害児の入所施設
1.知的障害児施設
(1)知的障害とは
(2)知的障害児施設
2.自閉症児施設
(1)自閉症とは
(2)自閉症児施設
3.身体障害児施設
(1)身体障害とは
(2)肢体不自由児施設
4.重症心身障害児施設
(1)重症心身障害児
(2)重症心身障害者施設
Ⅱ 障害児施設入所児童の家庭1
〈どんな育ち方をしたの?1〉知的障害児施設入所のU子さ55
〈どんな育ち方をしたの?2〉肢体不自由児施設入所のHち56
〈どんな育ち方をしたの?3〉重症心身障害児施設入所のTくん
Ⅲ 障害児の入所施設における養護
1.知的障害児施設
2.肢体不自由児施設
3.重症心身障害児施設の支援内容
Ⅳ 知的障害者の施設入所における養護
1.知的障害者施設
2.知的障害者施設の養護
(1)知的障害者施設に実習に行く学生のために
(2)知的障害者との意思の疎通
第12講 施設養護の実際一基本原理とソーシャルワーク3
I 社会に適応しづらい子どもの入所施設
1.児童自立支援施設
(1)対象児童
(2)児童自立支援施設
2.情緒障害児短期治療施設
(1)対象児童
(2)情緒障害児短期治療施設
Ⅱ 児童自立支援施設等入所児童の家庭状況
〈どんな育ち方をしたの?1〉児童自立支援施設入所のMくん
〈どんな育ち方をしたの?2〉
情緒障害児短期治療施設入所のK子さん
Ⅲ 社会に適応しづらい子どもの入所施設における養護
1.児童自立支援施設
(1)児童自立支援施設における家庭機能を生かした養護
(2)虐待への対応
2.情緒障害児短期治療施設
第13講 家庭的養護と施設養護
I 里親の定義と種類
1.里親とは
2.里親の種類
(1)養育里親
(2)親族里親
(3)専門里親
(4)養子縁組によって養親となることを希望する里親
(5)小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
II 里親に委託される子どもの家庭状況
〈どんな育ち方をしたの?1〉養育里親に委託されたFくん
〈どんな育ち方をしたの?2〉親族里親に委託されたH子ちゃん
〈どんな育ち方をしたの?3〉専門里親に委託されたJくん
Ⅲ 里親養護の特徴と社会的養護
1.里親委託児童の特徴
2.一般家庭で,夫婦で子どもの養護にあたる里親
3.親族里親の特色を生かす
4.子どもとその家族を大切にする
5.被虐待児の特徴を知り連携する
Ⅵ 里親の認定・登録・研修と里親の現状
1.里親の認定・登録・研修
2.里親委託の推移と現状
V 里親ならではの悩み
1.里親Bさんの悩み
2.赤ちゃん返り
3.真実告知
4.里親養育の課題
第14講 社会的養護の現状と課題
I 施設等の運営管理一児童福祉施設のシステム
〈施設運営の基礎知識1〉費用一負担方式の変化
(1)措置費制度
(2)支援費制度
(3)施設自立支援給付制度
〈施設運営の基礎知識2〉職員一職員配置の実態と問題点
(1)考えてみよう! 何人の職員が配置されているの?
(2)考えてみよう! 本当にそんなに常駐しているの?
Ⅱ 倫理の確立
1.子どもの権利と支援の質
(1)施設ケア基準
(2)子どもの権利ノート
(3)苦情解決
(4)第三者評価への取り組み
2.人間としての権利を実現する
(1)第三者評価事業の実例
(2)苦情解決の実例
Ⅲ 被措置児童等の虐待防止
1.職員による不適切なかかわり
2.被措置児童等の虐待防止の施策等
(1)児童福祉法の改正
(2)被措置児童等虐待対応ガイドライン
3.施設内における不適切なかかわりの予防
(1)施設内虐待が起こらない環境づくりをする
(2)親代わりという意識を捨てる
Ⅳ 社会的養護と地域福祉
1.子どもの成長と地域
2.地域における児童虐待と社会的養護
3.社会的養護と地域1
(l)地域と入所児童
(2)施設と地域の関係
(3)地域と退所児童
(4)社会と連携した児童の権利擁護
(5)社会資源と子どもをつなごう
V これからの児童福祉施設援助者
1.家族の再統合を支援しよう
2.バーンアウト(燃え尽き症候群)を予防しよう
3.共依存に注意しよう
4.専門性を高め続けよう
索引
- 目次現代社会における社会的養護の意義と変遷
児童の権利擁護と社会的養護
児童家庭福祉の一分野としての社会的養護
社会的養護の原理(1)養育―日常生活支援
社会的養護の原理(2)保護―自己実現に向けた支援
社会的養護の原理(3)子どもであることへの回復―治療的支援
社会的養護の原理(4)生活文化と生活力の習得―自立支援
社会的養護の原理(5)生命倫理観の醸成―生と性の倫理
社会的養護の制度と実施体系
施設養護の実際―基本原理とソーシャルワーク1
施設養護の実際―基本原理とソーシャルワーク2
施設養護の実際―基本原理とソーシャルワーク3
家庭的養護と施設養護
社会的養護の現状と課題