内容第1章 質的研究の特徴と意義 1 研究とはなんだろうか A 仕事は呼吸 B W型問題解決モデルと「ひと仕事」 C 創造的問題解決としての研究 2 科学とはなんだろうか A 3つの科学-実験科学・書斎科学・野外科学 B 3つの論理-演繹法・帰納法・アブダクション(発想法) C 実践科学としての看護学 3 量的研究と質的研究 A 情報処理としての量的研究と質的研究 B 量的研究者からみた質的研究 C 量的研究と質的研究の連携 D W型問題解決モデルによる研究の類型 4 質的研究の意義と質的統合法 A KJ法と質的統合法 B 質的統合法による実態把握と論理の発見 C 実態把握の方法としての質的研究 第2章 質的統合法によるデータ統合の進め方 はじめに A 質的統合法のイメージ B 質的統合法の仕組み C 手順と道具 D 教材事例と理論モデル Step 1 ラベルづくり A 基本要領 B 教材事例 C 単位化の基準としての問題意識 D 構成要素から考える1単位-04理論 Step 2 ラベル広げ A 基本要領 B 教材事例 C ラベル広げは渾沌からの出発 Step 3 ラベル集め A 基本要領 B 教材事例 C 類似性は相対的な問題-鍋釜理論モデル D ラベル集めと「場の全体感」-曲尺理論モデル E 意味の分節化によるラベル集め-意味の手理論モデル Step 4 表札づくり A 基本要領 B 教材事例 C 表札づくりの練習問題 D 04理論に基づく表札づくり E 表札づくりの2つの思考ルート-離陸ルートと跳躍ルート F 意味の震源地としての表札-震源地測定理論モデル G 表札づくりと語彙の不足感 Step 5 グループ編成 A 基本要領 B 教材事例 C グループ編成とラベルの抽象度-意味の鳥瞰図理論モデル D 類似したラベルがない感覚-意味のレンズ理論モデル Step 6 見取図の作成 A 基本要領 B 教材事例 C もう1つの空間配置の方法 D 関係思考への転換-鍋釜理論モデルふたたび E 意味の分節化による空間配置-意味の手理論モデルふたたび F ラベルを動かすことの意義-ルービックキューブ理論モデル G 空間配置で浮上する新たな意味-群盲象を撫ず理論モデル H 空間配置とラベルの相互関係 I シンボルマークの考え方 Step 7 本図解の作成 A 基本要領 B 教材事例 Step 8 シンボルモデル図の作成 A 基本要領 B 教材事例 C シンボルモデルの考え方 Step 9 叙述化 A 基本要領 B 教材事例 C 論理の抽出と文書化 おわりに 第3章 質的統合法を用いた質的研究の展開 1 はじめに A 質的研究のプロセス B 教材事例と重要ポイント 2 問題意識の発掘・形成 A 基本要領 B 教材事例 C 幸運は問題意識に宿る 3 先行研究の探査・把握 A 基本要領 B 教材事例 C 研究力を発揮するために 4 研究テーマの設定 A 基本要領 B 教材事例 C テーマ設定の2大戦略 5 フィールド調査の計画 A 基本要領 B 教材事例 C データのバラエティと飽和化 6 フィールド調査 A 基本要領 B 教材事例 C フィールド調査の心得 D 意見や思いの背景を取材する 7 データの単位化 A 基本要領 B 教材事例 C ラベルの精選法 8 個別分析 A 基本要領 B 教材事例 9 総合分析 A 基本要領 B 教材事例 C 04理論からみた理論化 10 個別分析比較 A 基本要領 B 教材事例 11 考察 A 基本要領 B 教材事例 C 考察の意義 12 論文執筆 A 基本要領 B 教材事例 C データ処理プロセスの追認・検証 13 研究発表 A 基本要領 第4章 質的統合法のIT化 1 はじめに A 質的研究のIT化 B パソコン上で行う質的統合法 2 データの記録と単位化 A Wordによる逐語録と単位化 B Excelによるデータカードシステム 3 データ統合 A Inspirationによるデータ統合 B 基本要領 C 見取図・本図解・概要図・細部図 4 プレゼンテーション A PowerPointによるプレゼンテーション B 図解の効果的な見せ方 あとがき さらに研鑽を深めたい人のために 索引