設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

勝てないアメリカ : 「対テロ戦争」の日常

  • 著者名大治朋子著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2012.9

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0067680
  • 請求記号IS//1384
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名勝てないアメリカ : 「対テロ戦争」の日常
  • 書名ヨミカテナイアメリカ
  • 著者名大治朋子著
  • 著者ヨミオオジ,トモコ
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1384
  • ISBN9784004313847
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2012.9
  • ページvii, 258p
  • サイズ18cm
  • 件名アメリカ合衆国 -- 国防
    テロリズム
    軍事 -- アメリカ合衆国
    軍隊 -- アメリカ合衆国
    アフガニスタン戦争(2001-)
  • 内容はじめに
    第一章 見えない傷
    1 「見えない傷」を追う
    叔父の疑問/戦争が生み出した新たな傷病?/深刻な事態の始まり/兵士の認識検査
    2 発症メカニズムは謎
    超音速の爆風とハイテク装備/別人のようになった夫/証明責任は兵士に/自宅に戻って気づく異常/「研究」で入院し悪化/軽視された地上戦
    3 大統領の対応
    情報公開請求で実数を確認/TBI対策の始まり/20万人以上が発症?/マッチョな精神文化も影響/装備が頼り
    4 二正面戦争のツケ
    ベトナム戦争以来最悪の自殺率/帰還兵への「偏見」/疲弊する米軍/再従軍を苦に自殺/治療中でも戦地に派遣/しわ寄せは個人に
    第二章 従軍取材で見た基地の日常
    1 山ほどあるルール
    なぜ従軍取材か?/グアンタナモ基地での検閲/ドイツにある米軍病院/「一刻も早く戦友のもとへ」/封印される棺の写真/表に出ない戦死の画像
    2 メディアとの闘い
    格闘の歴史/転換点となったイラク戦争/広報戦略の一部/はずれた狙い
    3 基地の中は「アメリカ」
    空路アフガニスタンへ/拡大する民間軍事会社/戦地でオンライン・ショッッピング/食堂には毛ガニも/食欲のワケ/ピザも配達/「1%の戦争」と飲酒
    4 それぞれの思惑
    子どもたちの犠牲/通訳する人々/「戦争のない国に行きたい」
    第三章 泥沼化する非対称戦争 1 「持てる者」と「持たざる者」
    北極圏のパラシュート部隊/戦場の音/作戦司令室へ/軍事革命の落とし子/「ナイフでスープを食べる」/お前たちの時間は限られている
    2 情報戦の厚い壁
    キーワードはDIGS/国を作る人/夜の手紙対チラシ/ラジオが武器
    3 果てしない「国づくり」
    「力の空白」に巣食う/長老たちとの時間/不正の一端/進む政治不信/腐敗の構造/麻薬経済が戦争を支える/低コストの戦い
    4 ローテクがハイテクを制す
    アフガニスタン治安当局の悩み/延々と続く「いたちごっこ」/墓地の前線基地/10ドルタリバン/「イラク・マジック」が起きない/米軍がいるから戦闘になる
    5 「トモコ、これがIEDだ」
    爆弾の威力を知る/座席の下で爆発/緊張の7時間
    第四章 「終わらない戦争」の始まり
    1 ロボット時代の幕開け
    空飛ぶ無人殺人機/米国本土から遠隔操作/自宅から「戦場」に出勤
    2 誤爆のメカニズム
    95%の正確性/市民と戦闘員の区別/距離のもたらす非現実感
    3 ゲーム世代の兵器
    「指が踊る」若者たち/軍産複合体の宴
    4 戦争の潜在化
    拡大するCIAの暗殺/事実上の処刑/民主主義も破壊
    5 「どう見られるか」の戦い
    なぜパキスタンか/大半は「幹部」以外/認識をめぐるバトル
    6 悪循環のスパイラル
    COINとCT/アフガニスタン戦略の失敗/ビン・ラディン容疑者殺害の影響/タリバンの復活
    終章 勝てないアメリカ
    史上最長の戦争/文明のジレンマ/弱者が強者に挑む時/「貧者」の兵法/戦争大統領
    あとがき