設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

原発をつくらせない人びと : 祝島から未来へ

  • 著者名山秋真著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2012.12

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0068138
  • 請求記号IS//1399
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名原発をつくらせない人びと : 祝島から未来へ
  • 書名ヨミゲンパツオツクラセナイヒトビト
  • 著者名山秋真著
  • 著者ヨミヤマアキ,シン
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1399
  • ISBN9784004313991
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2012.12
  • ページv, 219, 6p
  • サイズ18cm
  • 注記本書関連年表: 巻末p1-4
    主要参考文献: 巻末p5-6
  • 内容序 章 原発ゼロの地
    日本の原発は、どこに/原発ゼロの地、紀伊半島/熊野の漁師たちの活躍/能登半島の珠洲市/日本海沿岸の交易の拠点/敦賀からのメッセージ/そして選挙は/計画の凍結へ
    第一章 おばちゃんたちは、つづける
    祝島と原発/みずからの声で「原発反対」へ/「一心会」の誕生/おばちゃんたちが始めた週一回のデモ/「なぜ30年つづけられるのですか」/「たまげる」日々/一年中ズボンに/祝島の女性たち/素人選挙、はじまる/神舞神事の見合わせ/船を見張る/上関原発音頭/町長、原発誘致を申し入れ/「島民の会」
    第二章 祝島 その歴史と風土 海の関所 上関/農村とは異なる集落/海上交通の要衝/神に直属する人の地 祝島/貴重な五穀の種/神人の特権/祝島と杖/神につながる「海の領主」/祝島の底力/練塀の集落/「ジンギ」が生きている/石垣棚田にみる技術力/祠のような暗渠/水が足りないわけ/水が溜まらなくなった/独特の生態系/生物多様性の宝庫
    第三章 陸でたたかう
    四代地区 田ノ浦/「国内最後の新規立地」/反原発地主の会と立木トラスト/入会地は誰のもの/入会権とは/宮司解任/田ノ浦へ通う日々/「カパッとわれちょる」島で/原発は人のこころを……
    第四章 海でたたかう
    女漁師民子さん、豊かな海へ/ひじきをつくる/火の神様のために/祝島の漁師、反対の決議を重ねる/共同漁業権/漁業権の切り替え時期/共同漁業権の分割へ/つづく「祝島はずし」が逆に力に/環境影響調査の範囲を縮小/幾重もの布石/「原発のカネは受けとらん」/祝島漁協、合併へ/祝島の船、ボーリングの台船へ/海の埋め立てはじまる/「体力がもたん」/「虹のカヤック隊」誕生/“着工”/暗い海に飛び交う怒号/けが人発生/スラップ訴訟/「外部の人」攻撃を超えて/「あやしい台船は通さん」/経産省の答え/潮と風と船と/年が明けて再び
    第五章 田ノ浦と祝島沖の2011年2月
    台船が来ることが日常的に/“事件”/海上保安庁による全船立ちいり検査/必死の抗議/転覆の危機/全船とめて/立ちいり検査つづく/中電にも指導が/海上保安庁との会話/緊張も活気も不安も/陸の2・21/田ノ浦の浜に、スクラムをくぐって/祝島に休みはなし/海の2・21/いのちがけで台船をとめる/身体にロープを巻きつけて/増える海上保安庁の船
    第六章 東電の原発事故のあと 田ノ浦でむかえた3月11日/町長、知事、「慎重に」/中国電力「一時中断」が/「宝の海」にはぐくまれて/海の森と山の森/イカス漁/近隣地域への広がり/埋め立て免許の延長は認めず/本当に中止になるのか/安全を言うチラシ/「海賊船」を再現/全国の署名が100万超える/しかし、つづく漁協ゆさぶり/二枚潮と潮の目/選挙の争点にならない原発/福島の漁師の声
    終 章 未来へ
    ビワの葉とともに/故郷へ戻ってくる/人びとのあいだの「亀裂」がなくなる日へ/島に帰ってきて/「無関心層」の可能性と鍵/日々生きていくのは大変、ならば「原発なし」で/祝島の神舞年
    あとがき
     主要参考文献等
     本書関連年表