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死の自己決定権のゆくえ : 尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植

  • 著者名児玉真美著
  • 出版者大月書店
  • 出版年2013.8

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0074413
  • 請求記号S 12//Ko18
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名死の自己決定権のゆくえ : 尊厳死・「無益な治療」論・臓器移植
  • 書名ヨミシノジコケッテイケンノユクエ
  • 著者名児玉真美著
  • 著者ヨミコダマ,マミ
  • ISBN9784272360697
  • 出版地東京
  • 出版者大月書店
  • 出版年2013.8
  • ページ229p
  • サイズ19cm
  • 件名安楽死
    生死
    医療倫理
  • 目次はじめに
    第1章 死の自己決定権をめぐる議論
     1 日本の尊厳死議論
      ●良い死に方●尊厳死法案●尊厳死が法制化されることの意味●自由な選択の保障●ガイドライン●医療費削減のねらい?●終末期の定義●すべり坂●本当の願い●「なぜ日本ではできないのか」
      2 安楽死・自殺幇助が合法化された国や地域
      ●PAS=医師による自殺幇助●スイス●オレゴン州、ワシントン州●オランダ●ベルギー●英国●免罪符となる介護実績●「社会で支える」視点の欠落
    第2章 「無益な治療」論と死の決定権
      1 医療側の決定権
      ●「無益な治療」とは何か●ゴンザレス事件とテキサスの事前指示法●「無益な治療」論をめぐる議論●一方的DNR指定●看取りプロトコルの機械的適用問題●医師が慣れれば例外はルーティーンになる●コスト論と共に拡大する対象者の範囲●「どうせ」の共有を広げていく生命倫理学者らの問い
      2 「意識がある」ことの発見
      ●ザック・ダンラップ●〝可逆的脳死報告〟●スティーブン・ソープ●相次ぐ睡眠剤による「覚醒」事例●オウェンによる植物状態患者の意識の発見●「意識があると証明できない」は「意識がないと証明された」ではない●「分かっていない人」を「分かっている人」に変えるもの●「窓を閉じて立ち去ってしまおう」との提案
      3 それは臓器移植へとつながっていく
      ●ナヴァロ事件●ケイリー事件●心臓死後臓器提供(DCD)●デンバー子ども病院の「75秒観察プロトコル」論争●小児の脳死判定、14項目すべて満たしたのはたった一人●臓器提供安楽死
    第3章 いのちの選別と人間の尊厳
      1 科学万能主義とグローバル経済
      ●科学、テクノロジーと結びつく市場経済●〝コントロール幻想〟と差別の再生産
      2 医療と障害のある人びと
      ●私たち親子の体験●マークとマーティンの『無関心による死』●米国NDRN『障害者の市民権を侵す医療』●「暗黙のパーソン論」と無関心●医療と患者のあいだの溝●二者択一の議論が取りこぼしていくもの●認知症の人に関心を向け、理解するアプローチ●こういう約束をしてくれる医療を受けたい●本当の「自己決定」ができるための英から●弱者の権利を守るための仕組み
      3 社会で支えるという視点
      ●介護支援●「死の自己選択」は通苦の責を患者に負わせ、社会を免責する●「どのような社会であろうとするのか」という問題
      4 いのちへの畏怖と祈り
      
    おわりに
    資料 尊厳死法案