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書誌詳細
金融政策入門
- 著者名湯本雅士著
- 出版者岩波書店
- 出版年2013.10
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0068808
- 請求記号IS//1448
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名金融政策入門
- 書名ヨミキンユウセイサクニュウモン
- 内容■目次
はじめに
第1章 金融政策を理解するために
1 金融政策
金融とは何か/通貨とは何か/中央銀行と銀行券/日本銀行券について/「信認」の重要性/現金通貨と預金通貨/資金決済のメカニズム/システミック・リスクへの対応/流動性とは何か/金融政策とは何か
2 金融政策が働く場
資金の流れと金融機関/金融商品と金融市場/金利とは/利回りとは
3 金融政策の決定と実行
誰が決定するか/どのように実行されるか/金融調節はどのように行われるか
4 金融政策の波及過程
ケインジアン・アプローチ(金利経由)/期待の役割/マネタリスト・アプローチ(通貨量経由)/金利との関係
コラム●フィリップス曲線
第2章 金融政策の軌跡
1 伝統的金融政策
インフレと国際収支の天井/護送船団方式/金利規制/日銀の政策/金融自由化の時代
コラム●プラザ合意とルーブル合意
2 金融危機と金融政策
平成バブル/ゼロ金利政策と量的緩和
3 デフレ対応策としての金融政策
「失われた」10年?/デフレとは何か/デフレの問題点/インフレの問題点/物価と価格/物価指数について/GDPデフレーターとは
コラム●GDPデフレーターと交易条件
4 非伝統的金融政策
伝統的金融政策と非伝統的金融政策/非伝統的金融政策/金融政策の透明性/期待への働きかけ/コミュニケーション戦略の問題点
コラム●複数均衡論
第3章 金融政策と財政・為替政策
1 財政政策との関わりあい
国債について/国債と日本銀行/国債の発行と基礎的収支/国債の負担について/財政節度維持の重要性
2 為替政策との関わりあい
為替相場について/購買力平価説とは/金利平価説とは/金融政策と為替相場との関係/デフレ対応の金融・為替政策/為替市場への介入/介入の不胎化について/円高は問題か
コラム●マンデル=フレミング・モデル
第4章 中央銀行が直面している諸問題
1 中央銀行の独立性
中央銀行の独立性とは何か/日銀の法的性格/政府と日銀の関係
2 インフレターゲット論
インフレターゲットとは何か/日銀とインフレターゲット/インフレターゲットのメリットとデメリット/ターゲットの設定主体/ターゲット実現過程での諸問題/名目GDPターゲットについて
3 国債増発下の金融政策
白川体制下の金融政策の特色/黒田体制下の量的・質的金融緩和政策/出口問題/準備への付利と準備率の活用
第5章 デフレに対する処方箋
1 デフレ下の金融政策をめぐる議論
翁=岩田論争と植田裁定/リフレ派と反対派の主張/非伝統的政策の効用と副作用/リフレ派・反対派の論争再論
2 金融政策の波及過程再考
マネタリスト・アプローチの問題点/準備預金に金利を付けることをめぐる議論/量的緩和と信用緩和
コラム●ワルラス法則
コラム●準備の性格
3 デフレの真因とそれへの処方箋
本当にデフレだったのか/処方箋を考える/三本目の矢の重要性
コラム●人口動態と経済成長
おわりに
主要参考文献
主要中央銀行の金融政策措置一覧
索引