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認知症をもつ人への作業療法アプローチ : 視点・プロセス・理論

  • 著者名小川真寛, 西田征治, 内田達二編集
  • 出版者メジカルビュー社
  • 出版年2014.2

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号0072784
  • 請求記号S 05//O 24
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名認知症をもつ人への作業療法アプローチ : 視点・プロセス・理論
  • 書名ヨミニンチショウオモツヒトエノサギョウリョウホウアプローチ
  • 著者名小川真寛, 西田征治, 内田達二編集
  • 著者ヨミオガワ,マサヒロ
  • ISBN9784758314862
  • 出版地東京
  • 出版者メジカルビュー社
  • 出版年2014.2
  • ページx, 235p
  • サイズ26cm
  • 注記監修: 宮口英樹
    文献あり
  • 件名老人性認知症
    若年認知症
    作業療法
  • 目次第1部 認知症をもつ人への作業療法の視点
    1章 認知症をもつ人への作業療法のポイント
     1.はじめに
      認知症をもつ人への作業療法の目的
     2.作業療法の実践のポイント
      クライエント(対象者)の理解
      対象者の作業遂行の理解
      作業の理解
      作業の支援方法の理解
     3.まとめ
    2章 認知症の疫学,分類,症状
     1.認知症の疫学
      高齢者人口とオレンジプラン
      認知症の定義
      軽度認知障害(MCI)
      認知症の有病率
     2.認知症の病態と症状
      認知症の診断基準
      認知症の原因疾患
      認知症の症状
     3.主な原因疾患の症状と経過
      アルツハイマー病
      脳血管性認知症
      レビー小体型認知症
      前頭側頭型認知症
     4.認知症の治療
      薬物療法
      非薬物療法
     5.認知症をもつ人にとっての作業
      認知症のリスクファクター
      よりよく生きるニーズ
      認知症をもつ人の経験としての作業
    3章 認知症をもつ人への作業療法の視点
     1.認知症をもつ人への作業療法の考え方
      作業療法の専門性と役割
      クライエントは誰か?
      認知症をもつ人に対する作業の考え方
     2.認知症をもつ人への作業療法の挑戦
      認知症という疾患の特性から作業療法を考える
      作業療法のエビデンス
      認知症をもつ人に対する作業療法の可能性
    第2部 認知症をもつ人への作業療法のプロセス
    1章 作業療法のプロセス
     1.作業療法のプロセスの重要性と役割
      4種類のプロセスモデル
      プロセスモデルの共通点
      プロセスモデルの有用性
     2.認知症をもつ人を対象としたとき,なぜ作業療法のプロセスを行うことが難しくなるのか
      対象者本人の問題
      対象者の背景の問題
      作業療法の評価や介入に関する問題
     3.認知症をもつ人に対する作業療法のプロセス
      評価
      介入
      成果
     4.まとめ
    2章 評価
    1.ニーズの評価
     1.ニーズ・背景の評価
      作業療法の開始はニーズの評価から
      ニーズとは何か?
      ニーズ・背景の評価の行い方
      ニーズの評価の考え方
    2.作業遂行の評価
     1.作業遂行の概要
     2.作業遂行の分析方法
      自然な文脈のなかでの観察
      AMPSの活用
     3.認知症をもつ人の作業遂行の特徴
    3章 介入
     1.はじめに
     2.介入計画
      クライエントや家族と協働する
      個人に応じて介入やケアを仕立てる
      ニーズ,理論やエビデンスを参照する
      QOLの観点で省察する
     3.介入実践
      健康や参加に関連する作業の探索
      アルツハイマー病の病期に応じた作業療法の介入
      作業遂行を促進する方法
      家族介護者への支援と指導
      集団活動
     4.介入の振り返り
    4章 成果の検討
     1.はじめに
     2.作業療法で焦点を当てる成果
     3.成果のタイプ
     4.成果の示し方
      成果のタイプの選択
      変化を数値で表す方法
      変化を具体的事象で表す方法
     5.成果を検討するときの注意点
    第3部 認知症をもつ人への作業療法の理論と手法
    1章 人間作業モデル(MOHO)
     1.MOHOの概要
      MOHOの特徴
     2.理論的背景
     3.MOHOの構造
     4.MOHOで用いられる評価法
     5.MOHOで用いられるリーズニングと認知症をもつ人に対する適応
      MOHOによる作業療法リーズニング
      認知症をもつ人に対する作業療法実践
    2章 CMOP-EとCPPF
     1.はじめに
     2.CMOP-E
      CMOP-Eの歴史
      作業遂行と作業との結びつき
      CMOP-Eの要素
     3.CPPF
      OPPMからCPPFへ
      クライエント中心の実践
      CPPFの要素
     4.事例紹介
      社会的脈絡
      実践の脈絡
      理論的枠組み
      開始
      設定
      評価
      目的と計画の合意
      計画の実行
      経過観察・修正
      成果の評価
      終了
     5.最後に
    3章 AMPSとOTIPM
     1.認知症をもつ人への作業療法
     2.運動とプロセス技能の評価(AMPS)
      AMPSは日常生活の作業遂行の変化や質を敏感にとらえることができる
      評価結果をそのまま作業療法支援計画に活用できる
      グラフィックレポートを用いて客観的な比較が可能
      AMPS使用に関する制約
     3.作業療法介入プロセスモデル(OTIPM)
      クライエント中心の遂行文脈を確立し,報告された作業遂行上の強みと問題を明確化して優先順位をつける
      クライエントの課題遂行を観察し遂行分析を実施する・クライエントが効果的にした/しなかった行為を明確化し記述する
      原因の明確化/解釈をする
      作業遂行の向上と満足度を再評価する
     4.認知症をもつ人へのAMPS/OTIPM
      導入の実際
      認知症のある人に対する作業遂行への援助の必要性
      認知症のある人の能力の認識と作業遂行能力との関係性
      OTIPMを用いた虚弱高齢者への作業療法効果
    4章 パーソン・センタード・ケア/VIPSの視点を活かす
     1.はじめに
     2.パーソン・センタード・ケアとは
      パーソン・センタード・ケアの背景
      ケアが目指すこと:認知症をもつ人たちのパーソンフッドを維持する
      認知症をもつ人とウェルビーイング
      認知症をもつ人の心理的ニーズ
      認知症のパーソン・センタード・モデル
      その人の「今ここで」のニーズをとらえる
     3.ある認知症をもつ人の物語を通して
      ある認知症をもつ人の物語
      作業療法士として何ができるか
     4.VIPSフレームワークで実践をふり返る
     5.まとめ
    5章 プール活動レベル(PAL)
     1.プール活動レベルの概要
      PALの基本原理
     2.理論的背景
      Allenの認知能力障害モデル
      パーソン・センタード・ケア
      Eriksonの発達段階
     3.4段階の活動レベル
      計画活動レベル
      探索活動レベル
      感覚活動レベル
      反射活動レベル
     4.PALInstrumentの実施手順
      ライフヒストリーの聴取
      PALチェックリストを用いた評価とプール活動レベルの決定
      活動プロフィールを利用した介入計画の立案
     5.PALチェックリストの妥当性・信頼性
     6.臨床での応用
      事例の基本情報
      ADLの観察とPALチェックリストを用いた評価
      作業療法方針の決定
      作業療法介入
      退院後の様子
    6章 回想法
     1.回想法の概要
     2.理論的背景
      回想法とは
      認知症をもつ人の記憶と回想について
      認知症をもつ人に対して回想法を行う意義
      作業療法としての視点
     3.グループ回想法の実践方法
      対象と方法
      テーマの設定
      回想の手掛かりの準備
      手順
      話を聞く際の留意点
      スタッフの役割
      振り返りと記録
      効果に関する評価
     4.臨床での応用
    7章 機器・装置を用いた支援
     1.機器・装置を用いた支援と認知症をもつ人に対するケア
     2.作業療法評価のなかにおける機器・装置を用いた支援の位置付け
     3.生活を支援するITを用いた支援および機器・装置
      自立支援に焦点を当てた機器・装置
      介護者支援に焦点を当てた機器・装置
      その他
     4.情報の入手方法
     5.臨床での応用
      一般情報
      PARO導入の目標(1カ月)
      PAROの導入
      経過
     6.まとめ・今後に向けて
    8章 タクティールマッサージ
     1.タクティールマッサージとは
     2.理論的背景
      オキシトシンの分泌を促進
      「ゆっくりなでる」というノンバーバルコミュニケーション
     3.認知症をもつ人への効果
      心理的ニーズを満たす
      BPSDの緩和
     4.タクティールマッサージの手技
      実施環境
      柔らかく包み込むように触れる
      ゆっくりとなでる
     5.臨床での実際
      活動への導入
      グループ活動
      うつ状態の改善につながった胃ろう増設後の事例
      終末期における回想,ニーズを把握するツール
    9章 基本となるかかわり:ノンバーバルコミュニケーションを中心に
     1.はじめに
     2.援助者の感情の重要性
      感情感染
     3.援助者の心構え
      対象者に対しての思いをもつ
      基本の徹底
     4.ノンバーバルコミュニケーション
      アイコンタクトの重要性
      表情(笑顔)の重要性
      声の重要性
      姿勢やジェスチャーの重要性
     5.まとめ
    10章 リスクコミュニケーション
    1.リスクコミュニケーションの理論
     1.はじめに
     2.リスクマネジメントとリスクコミュニケーション
     3.リスク認知
     4.医療リスクと生活リスク
     5.リスクコミュニケーションの定義
     6.リスクコミュニケーションの方略
      教育
      意思決定への参加
      信頼性
     7.作業療法におけるリスクコミュニケーション展開の可能性
    2.リスクコミュニケーションを他職種との連携に活用した例
     1.はじめに
     2.クライエント紹介
      入院の状況
      入院1カ月後
      入院2カ月目
      入院4カ月目
      リスクコミュニケーションの実施
      リスクコミュニケーションの結果
     3.まとめ
    第4部 作業に焦点を当てた介入事例紹介
    1章 認知症をもつ高齢者の家事動作の獲得:作業を基盤においた作業療法介入
     1.はじめに
     2.事例紹介
      作業歴
      入院から2カ月までの様子
      作業遂行の観察と分析
      介入モデルの選択,介入計画,作業療法目標
      試験外泊
      経過
      成果
     3.考察
      認知症をもつ高齢者の自宅退院
      AMPSの利用
      退院後の生活を予想した作業遂行分析
    2章 趣味だったガーデニングの感覚体験を通して落ち着きを取り戻した事例
     1.はじめに
     2.事例紹介
      担当OTからの相談事項
      介護士からの相談事項
     3.初期評価
      ライフヒストリー
      PALチェックリスト
     4.介入
      作業療法プログラム
      作業療法の経過
      作業療法の内容の介護士への伝達
     5.成果
     6.考察
      意味ある作業の選択
      作業による効果
      チームでの認知症ケア
    3章 ちぎり絵の再開を通して自分らしさを再獲得した事例
     1.本事例のポイント
     2.事例紹介
      前回当院入院時の様子
     3.初期評価
      ADOC
      認知機能の評価
     4.介入
      ちぎり絵の導入(入院10日〜1カ月)
      ちぎり絵の成熟(入院1カ月〜2カ月)
      作業の拡大(2カ月〜3カ月目)
     5.成果
     6.考察
      意味のある作業の選び方
      意味のある作業を遂行する支援方法
      意味のある作業が引き起こす影響
    4章 認知症をもつ人に対するクライエント中心の訪問作業療法
     1.はじめに
     2.事例紹介
      基本情報
      作業歴
      介入初期の様子
      介入方法
     3.経過
      1回目の訪問(初期評価)
      2回目の訪問
      3回目訪問
      4回目訪問
      5回目訪問
      6回目訪問
      7回目訪問
      8回目訪問
     4.考察
      A氏の変化に合わせた活動の変化
      家族へのアドバイス
      A氏・妻との「協働」
      まとめ
    5章 作業プロフィールの活用により意味ある作業の特定とチームケアが可能となった軽度認知症をもつ女性
     1.はじめに
     2.事例紹介
      基本情報
      現病歴
      入院後の生活
     3.評価
      作業プロフィールの作成
      AMPSの実施
     4.介入と経過
      介入計画立案の経緯
      経過
     5.成果
      役割的作業の定着
      趣味的作業の再獲得,無為の改善
      周囲との交流の増加
      移動の安定
     6.考察
      クライエントとの協働
      作業プロフィールの作成
      チームケア
     7.おわりに