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書誌詳細
食と農の社会学 : 生命と地域の視点から
- 著者名桝潟俊子, 谷口吉光, 立川雅司編著
- 出版者ミネルヴァ書房
- 出版年2014.5
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0069915
- 請求記号610.4//Ma66
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
書誌事項
- 書名食と農の社会学 : 生命と地域の視点から
- 書名ヨミショクトノウノシャカイガク
- 著者名桝潟俊子, 谷口吉光, 立川雅司編著
- 著者ヨミマスガタ,トシコ
- 叢書名Minerva text library
- 叢書番号64
- 出版地京都
- 出版者ミネルヴァ書房
- 出版年2014.5
- 内容はしがき
序 章 食と農をどう捉えるか(立川雅司)
農業・食料社会学とその展開
1 食と農:社会学における新たな課題
2 農村社会学批判と「農業・食料社会学」の形成
3 食の社会学および隣接分野の研究
4 日本における農業・食料社会学関連研究
第Ⅰ部 工業化とグローバリゼーション
第1章 地球とともに生きる食と農の世界(古沢広祐)
揺れるグローバル社会
1 消えゆく生物と食・農
2 食と農をめぐる世界と文明の歩み
ふたつの世界の出会いとアメリカ文明
3 巨大フードシステムの矛盾
4 「食と農の尊厳性」の回復
自然の恵みを大切にする心
第2章 多国籍アグリビジネス(久野秀二)
農業・食料・種子の支配
1 ブラックボックス化する現代の農と食
2 見えない巨人:カーギル
3 世界最大の食品企業:ネスレ
4 種子・遺伝子を制する者は世界を制する:モンサント
5 農業・食料のグローバルガバナンス
多国籍企業規制と食料主権を求めて
第3章 地域ブランド(須田文明)
ふたつの真正性について
1 ホンモノへの需要
2 地域ブランドの実績と生産者への効果
3 規格化と近接性
4 食品の文化遺産化と地域振興
第Ⅱ部 危機・安心・安全
第4章 近代科学技術(大塚善樹)
科学的生命理解の視点から
1 なぜ有機農業は遺伝子組換え技術を排除するのか
2 機械論と生気論:生命思想の両極
3 食と農の科学技術における機械論と生気論
4 21世紀における生気論の意義について
第5章 農薬開発(水野玲子)
ネオニコチノイド系農薬を事例として
1 農薬の歴史:安全神話の形成と崩壊
2 新農薬「ネオニコチノイド」の登場
3 農薬の人体影響と予防原則
第6章 畜 産(大山利男)
工業化・産業化の視点から
1 現代の畜産システム
2 アニマルウェルフェアをめぐって
3 畜産経営の規模拡大とその影響
4 放牧畜産とその可能性
第7章 生ごみと堆肥(谷口吉光)
地域循環型農業の崩壊と再生
1 生ごみを「燃えるごみ」として出す不思議
2 ごみ処理のしくみ
3 江戸時代の「有機物の地域内循環」
4 近代化による「地域循環型農業」の崩壊
5 地域循環型農業の再生に向けて
6 物質循環,生命循環,社会のつながり
第Ⅲ部 地域での実践活動
第8章 ローカルな食と農(桝潟俊子)
1 食と農をいかにつなぐか
2 アメリカにおける有機農業の「産業化」の進展
3 大地と人とのつながりの再構築
4 日本における地域・「ローカル」への視座
第9章 中山間地域(相川陽一)
生活の場から
1 中山間地域から持続可能な暮らしと社会を考える
2 中国山地の四季
3 中山間地域とは
4 地域資源を活かした暮らしの原像と崩壊
5 過疎の時代を生き抜いてきた人々
6 地域再生に向けた動き
第10章 農の担い手(高橋 巌)
その多様なあり方
1 「農」とその多様な担い手
2 国が育成しようとする「担い手」
3 高齢化が進む担い手の状況
4 新規就農(新規参入)の状況と定年帰農の実態
5 「就農」にかかる推移
6 中高年への就農支援と若年層担い手確保の必要性
7 担い手の「多様性」をどう考え,どう支援すべきか
8 「多様な担い手対策」の強化
第11章 農村における女性(靏理恵子)
エンパワーメントと価値の創造
1 農村女性を取り巻く状況の変化
2 農村女性起業の実際とその社会的意義
3 いくつかの課題と今後の展望
第12章 都市農村交流(青木辰司)
グリーン・ツーリズムを例に
1 グリーン・ツーリズムとは???観光との相違
2 都市と農村の交流はなぜ必要か
3 新たな段階の日本のグリーン・ツーリズム
4 グリーン・ツーリズムは農村に何をもたらしたのか?
5 フェアツーリズムの理念をグリーン・ツーリズムに
終 章 食と農をつなぐ倫理を問い直す(秋津元輝)
1 夕食に何を食べる?
2 食消費行動の現代的特徴
3 自給の思想と広がり
4 実効的食農倫理に向けて
あとがき
索 引
Column
1 イギリス料理とフランス料理(立川雅司)
2 フード・レジーム(記田路子)
3 食と農を扱った映像作品(小口広太)
4 種子の知的所有権と「農民の権利」(西川芳昭)
5 農薬削減とネオニコチノイド系農薬との皮肉な関係(谷口吉光)
6 集落ぐるみの有機農業:埼玉県比企郡小川町下里一区の取り組み(小口広太)
7 在来作物と種子を受け継ぐ(江頭宏昌)
8 女子からの農への挑戦状(土居洋平)