• 書名体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか
• 書名ヨミカラダニイイタベモノワナゼコロコロトカワルノカ

• 著者名畑中三応子著
• 著者ヨミハタナカ，ミオコ

• 叢書名ベスト新書
• 叢書番号441

• ISBN9784584124413

• 出版地東京
• 出版者ベストセラーズ
• 出版年2014.6

• ページ255p
• サイズ18cm

• 注記年表: p242-247
  参考文献: p248-253

• 件名食品
  栄養
  健康法
  食餌療法

• 内容【目次】
  プロローグ――いつでも「体にいい」が食のキーワードだった
  第1章 なぜ「体にいい食べ物」はコロコロ変わるのか?
  肉は体によいのか悪いのか?
  日本人は食べ物の善悪二元論が大好き
  文明開化の肉食礼讃に物申した食養家
  「肉は血液を酸性化」は迷信か?
  サラダブームを後押し、アルカリ性食品賛美説
  白いご飯の食べすぎが死を招く
  玄米、半搗き、七分搗き? 主食論争
  「主食を米からパンに」はアメリカの陰謀?
  白米の大食は短命のもと?
  米を食べると頭が悪くなる?
  アメリカからやって来た「小麦を食べるな! 」
  牛乳を飲むとガンになる?
  ついに「牛乳論争」が勃発
  牛乳害悪論を煽ったベストセラー
  第2章 「食べるな危険」はいつはじまったのか?
  なぜ食品添加物は敵視されたのか?
  元祖「食べてはいけない」系ジャーナリスト登場!
  食品添加物有害論を強化した『複合汚染』
  アメリカで毒にされたグルタミン酸ナトリウム
  なぜそんなに「味の素」はバッシングされたのか
  本当は怖い? 「自然食」
  ファストフードは体に悪いの?
  カルシウム欠乏で凶暴になるの?
  ついにやって来た「飲んではいけない! 」
  第3章 カリスマ・ダイエッター参上!
  死を招く危ない健康食品
  「やせ薬」の懲りないブーム
  「痩身」から「ダイエット」へ
  伝説のダイエット・カリスマ、弘田三枝子
  ダイエットのカリスマにはふたつの型がある
  「白塗り仮面」と愛されたダイエットの女王
  究極のダイエット、断食ブーム
  「なかったこと」や「燃焼系」、新型やせ薬の登場
  空腹が老化を防ぐ? 一日一食ダイエット
  文系向き?「レコーディング・ダイエット」
  男もすなる「糖質制限ダイエット」
  糖質制限は食の常識のパラダイム・シフトか?
  糖質制限でやせる理由はわかりやすい
  ファッションフード化した糖質制限食
  ついにダイエットは知的な趣味になった
  第4章 元気なアナタも半病人、健康食と健康法の一〇〇年
  健康観のうつりかわり
  石塚左玄の「夫婦アルカリ説」
  栄養学の誕生と「経済栄養法」
  栄養改善に反旗を翻した左玄の末裔たち
  セレブの好きなマクロビオティック
  アメリカ型食生活をやっつけろ!
  粗食は本当に健康にいいの?
  病気は自己責任、健康は国民の義務
  第5章 いつから食べ物は「クスリ」になったのか?
  「医食同源」は日本生まれ
  健康という、はまりやすい甘い罠
  戦後初の「これさえ飲めば健康になる」
  緑の強化食、クロレラとコンフリー
  アンプル剤から栄養ドリンクの第一次ブーム
  「健康法」本の作られ方が決まった!
  元祖オカルト健康食
  ファッションになった健康食
  栄養ドリンクをグイ飲みする女たち
  ついに出た! 「機能性食品」
  久々に登場した驚異の健康食「酢大豆」
  「特定保健用食品」の誕生
  またもや謎の「ヨーグルトきのこ」
  政界から加速した「野菜スープ」のブーム
  サプリメントって何?
  よいサプリ、悪いサプリ
  テレビで叩き売られる健康情報
  驚愕の一品健康食・単品ダイエット史
  第6章 混乱する「アンチエイジング」情報
  二十歳からはじまるアンチエイジング
  若返りへの終わりなき渇望
  だれもが五歳は若返る「ハウザー食」
  疑似科学が跳梁跋扈する世界
  ポリフェノールがやってきた!
  アンチエイジングサプリの大型新人
  グルコサミンは本当に膝に効くの?
  「メタボ」のおかげです、トクホの躍進
  アンチエイジングのカリスマ医師
  エピローグ――健康情報にふりまわされないために
  すべての食べ物が健康食品になる日
  科学的根拠のハードルは高い
  健康基準値の大幅緩和で「健康人」が激増
  年表
  参考文献
  あとがき