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書誌詳細
原発と大津波警告を葬った人々
- 著者名添田孝史著
- 出版者岩波書店
- 出版年2014.11
貸出・返却・予約状況
- 貸出状況
貸出可能
- 所蔵数1
- 貸出可能数1
- 予約数0
- 貸出累計0
所蔵事項
- 登録番号0070139
- 請求記号IS//1515
- 貸出区分通常
- 蔵書区分図書 - 一般図書
- 所蔵館本館
- 配架場所
文庫・新書
- 所蔵状態所蔵点検済
書誌事項
- 書名原発と大津波警告を葬った人々
- 書名ヨミゲンパツトオオツナミケイコクオホウムッタヒトビト
- 件名東日本大震災(2011)
福島第一原子力発電所事故(2011)
原子力災害
津波
原子力政策
原子力災害
震災
- 内容プロローグ
序 章手さぐりの建設
プレートテクトニクス理論以前の時代/揺れには3倍の余裕―「原発と地震」の歴史/55キロ遠方の、わずか12年分の津波データで設計/大津波の言い伝え―女川原発はなぜ助かったのか/バックチェックの仕組みなし/本書の構成
第1章利益相反 ―土木学会の退廃
電事連資料/北海道南西沖地震/七省庁手引き/数値解析の誤差/土木学会津波評価部会/土木学会手法の策定手続きにおける問題/対策は20センチ/首藤氏に聞く
第2章連携失敗 ―地震本部と中央防災会議
阪神・淡路大震災の教訓/地震本部の設立/日本海溝の津波地震/中央防災会議の「長期評価つぶし」/不可解な中央防災会議の動き/東電から圧力はあったか/専門家の意見は分かれていたのか/ばらばらだった
第3章不作為 ―東電動かず 25年前―地層に残された警告(1986年)/17年前―ずさんな想定見直し(1994年)/9年前―見えていた2つの津波(2002年)/明かせない訳(2002年)/確率でごまかす(2006年)/15.7メートル―津波地震を「想定せよ」(2008年)/貞観津波の正体(2009年)/地元を騙す(2010年)/4日前の「お打ち合わせ」
第4章保安院 ―規制権限を行使せず
三つの不作為(2000~02年)/担当課長「揺れが重要課題だった」/危機感抱いていた職員も/海外のアクシデント例を生かさず/安全性再検討(バックチェック)の遅れ/徹底した情報隠し
第5章能力の限界・見逃し・倫理欠如 ―不作為の脇役たち
福島県、「M8津波」想定したのに動かず/津波地震「無視するのも一つ」と助言した地震本部委員長/「原発はタブー」だった地震学者/日本初の倫理綱領が生きなかった土木学会/メディア1 「想定外」を生み出す構図追えず/メディア2 度重なる手がかりの見逃し/メディア3 吠えない「番犬」
終 章責任の在処
事故調の限界/証拠出し渋る規制委員会/基礎的な事実を確かめない検察/検察審査会の明快な判断/裁判への期待と限界/それぞれの立場で巧妙な責任回避/「安全文化」でごまかす/川内原発が繰り返す過ち/ホイッスルを吹きやすくする仕組み
エピロ―グ