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書誌詳細

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つながる・ささえる・つくりだす在宅現場の地域包括ケア

  • 著者名秋山正子著
  • 出版者医学書院
  • 出版年2016.10

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計1

所蔵事項

  • 登録番号0072775
  • 請求記号S 09//A 38
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 福祉
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名つながる・ささえる・つくりだす在宅現場の地域包括ケア
  • 書名ヨミツナガル・ササエル・ツクリダスザイタクゲンバノチイキホウカツケア
  • 著者名秋山正子著
  • 著者ヨミアキヤマ,マサコ
  • ISBN9784260028219
  • 出版地東京
  • 出版者医学書院
  • 出版年2016.10
  • ページxiv, 147p
  • サイズ21cm
  • 注記文献あり
  • 件名在宅医療
    地域包括ケア
    訪問看護
  • 目次プロローグ-私の考える「地域包括ケア」
    第1章 事例からみえる地域包括ケア
      地域のなかで,家族まるごとを継続的にみるためには?
        「包括」が指し示すのは「まるごと」と「継続性」
        生きづらさを抱えた一家4人
        ご近所のかかわりで,暮らしの保健室へ
        地域ケア会議をきっかけに,職域を越えて自分にできることを考える
        この事例の成功要因は? 多職種で検討
        視点(1)さまざまなサポートでも,足りないもの
        視点(2)トオルさんに本当に必要なサポートとは?
        視点(3)地域ケア会議で,さまざまな支援がつながり,補い合う
        視点(4)障がいによる生きづらさを抱える人をどうささえるか
      ◎…Current Topics 看護小規模多機能型居宅介護(看多機)
      退院後,望む療養生活のために必要なものは?
        「特養に戻るには胃ろうを造設しなければ」?
        夫婦の5年間の経緯
        看多機の泊まり,通い,訪問で自宅退院を準備
        看護師の気づきで発熱原因が判明,薬の見直しから発語も
        通いと泊まりで夫婦の在宅生活は順調
        この事例の成功要因は? 多職種で検討
        視点(1)家族が判断できるよう選択肢を増やす-特養・在宅・看多機
        視点(2)関係者が「退院しても大丈夫」と思える準備は?
        視点(3)何がタケオさんの劇的な回復につながったのか?
        視点(4)条件さえ整えば家で過ごせる人が,もっといるのでは?
      ◎…Current Topics 地域包括ケアの土壌をつくる「フラットな事例検討会」の開き方
    第2章 地域をつなぎ,ささえる居場所
      人をつなぐ地域包括ケアの入り口「暮らしの保健室」
      -予約なし・無料の医療よろず相談所
        高齢化する団地の一角,商店街の空き店舗をお借りして
        敷居の低い,身近な相談所が必須
        いつでもふらりと来てほしいから,ボランティアが常駐
        住民のそばにあるからこそ聞こえてくる声
        地域包括ケアの土台である養生や予防のために
        暮らしのなかのつながりから広がる「互助」の世界
        道に迷ったキクヨさん,ご近所の力で身元判明
        大都会にも地域の力が生きている
        つながりを強めるちょっとした「おせっかい」を
        オープン5周年を迎え,多くの人を迎える場所に
      相談者が自分で考え,決める力を取り戻せるサポート
      -マギーズ・キャンサー・ケアリング・センター
        がん治療が変化して,患者さんは忙しい
        マギーズと出会い,「日本にも!」と活動を続けて
        対話によって自己決定をささえるマギーズ流サポート
        がんを経験した鈴木美穂さんとの出会い
        「マギーズ東京」実現へキックオフ
        地域包括ケアの基本理念に通底するサポーティブケア
      ◎…Current Topics 英国のマギーズ・キャンサー・ケアリング・センター
      (Maggie's Cancer Caring Centre)
      訪問介護+訪問看護+ショートステイ+デイサービスを組み合わせた地域包括ケア
        「坂町ミモザの家の物語」の始まり-高齢となった母姉妹と暮らす娘さん
        2人一緒に家でみる,想定外のケアプラン
        リハビリと訪問歯科でモトさん,前向きに
        認知症・日中独居のミホさんの生活を改善
        主治医意見書のための受診に訪問看護として同行
        デイサービス探し,最初の見学
        デイサービス,次の見学先はお琴が糸口
        訪問介護中心に切り替え-受け入れには時間をかけて
        住宅改修-要介護者2人分の改修費を合算して
        退院後すぐにデイサービスに通ったモトさん
        介護離職はしないで,自宅で2人をささえるケアプラン
        「閉じられた窓が外に向かって開くように」
        自宅を活用して一緒に「看多機」ができたら
        訪問看護と並行しての新規事業準備にサポートを
        訪問看護・くらしの保健室のご縁が看多機に
        資金融資の依頼は,地域での実績と理念を伝え
      対談 地域包括ケアはもっとやさしく,もっと自由に
      「坂町ミモザの家」で中島紀惠子氏と語り合う
        地域包括ケアに必要なハブ-看多機づくりを例に
        要介護が2人なら一緒に在宅で「みる」という手も
        本人が何をめざしているか? そこに向かって
        気持ちを引き出し,ささえ続けた10年
        退院直後の密なケアで,必ず落ち着く経験則
        病院の事情を察しつつ,退院前カンファレンスを依頼
        自分がしたい看護を自分の言葉で自由に表現できること
        高齢者の「回復」は,穏やかで緩やかなカーブ
        「ねばならない」の枠を外すと見えてくる
        地域包括ケアに必要な「自由人」の発想
    第3章 住み慣れた場所で最期まで暮らす-地域包括ケアのささえ
      穏やかな老化の過程に寄り添う
        在宅看取りのバトンタッチ-訪問介護・看護・診療でささえたノブさんの14年間
        デイサービスよりも,「お寺の留守番が私の仕事」
        風邪からの脱水症で点滴-医療を重装備にしないケア
        「救急車は絶対呼ばないで」とあちこちに書いて迎えたその日
      落ち着いたお別れの場面をつくる,看取りケアの技
        看取られる人,看取る人,別れを意識するきっかけを
        お別れができるうちにコミュニケーションの場面を
        救急搬送,死亡,警察の検死となると……
        つらい場面でも,思い出話のグリーフケアで現実を受け止める
        病院に行ったあとも,在宅ケアの手は離さないで協働を
      在宅看取りの経験は,病院での看取りも変えていく
        看病にかかわる人のことを認め,ねぎらう
        家族はどうすればよいのか-看取りの指南役は訪問看護師
        “看取りの文化”を取り戻し,引き継ぐ
      夫婦をささえ続けた地域包括ケア
        自宅でリハビリ,経鼻栄養から経口摂取へ
        主介護者の妻が緊急入院,自宅で案じる要介護の夫
        家族と訪問看護・介護で最後のお見舞い決行,その日に
        妻の入院・手術を見守った「あたたかい人魂」
        寝たきりでも「家でみたい」-退院準備
        人それぞれの亡くなり方に向き合えるチームを
      人との交流で新たな力を引き出す-フォーマル・インフォーマルサポートの協働
        末期がんの元ホームレス・ヨシオさんの退院支援
        デイサービス,ヘルパー,訪問看護と訪問診療
        頑なな態度を変えたのは,デイサービス仲間との交流
        困難ケースも,それぞれの力を引き出す交流がささえに
        軽費老人ホームでの20人の共同生活が新たな地縁に
        迷惑をかけつつも,愛される存在として逝く
      地域に種を蒔く人になろう
        人を好まず気難しいオサムさん
        公園での保育園児との交流が笑顔のリハビリ
        大好きなあんぱんを話題に
        「あれから5年経ちました」という手紙
        日々の訪問が,地域を耕し種を蒔く
      心身がどんな状態でも,尊重されて暮らしていける地域を
        既存の資源を活かすアプローチを
        認知症になっても,尊重されて暮らしていけるまちをつくりたい
      対談 地域でともに老い,看取る-まるごとケアを花戸貴司医師と語り合う
        きっかけは最初の在宅看取り
        「老衰」をどうみていくか
        不可逆性の判断は困難だが,医療は本人の希望に沿って
        家族だって確信がもてない
        「ごはんが食べられなくなったらどうしますか?」
        医療者としての意識転換
        医療を「何もしない」ことは「ケアに集中」の積極的な選択
        「何かする」ほうが医療者は楽
        家族と向き合う
        元気なときと比べて変化を伝える
        自分や家族で抱え込まずに地域全体で
        まず医療者が「地域の人」になる
        「専門職にしかできないこと」と「地域の誰かにやってもらえること」がある
        都市でも地方でも「看取れるコミュニティ」はつくれる
        人は看取り看取られ
      エピローグ-つながる・ささえる・つくりだす
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