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書誌詳細

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裁判所ってどんなところ? : 司法の仕組みがわかる本

  • 著者名森炎著
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2016.11

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号9011910
  • 請求記号327.12//Mo45
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 選定図書
  • 所蔵状態所蔵点検済

書評

竹村和也先生「日本の憲法」の参考図書

  • 記入者
  • 記入日2022年03月10日

書誌事項

  • 書名裁判所ってどんなところ? : 司法の仕組みがわかる本
  • 書名ヨミサイバンショッテドンナトコロ
  • 著者名森炎著
  • 著者ヨミモリ,ホノオ
  • 叢書名ちくまプリマー新書
  • 叢書番号267
  • ISBN9784480689733
  • 出版地東京
  • 出版者筑摩書房
  • 出版年2016.11
  • ページ200p
  • サイズ18cm
  • 件名裁判所
    裁判所 -- 日本
  • 目次第1章 日本の裁判所はいつからあるか
    1 「遠山の金さん」「大岡越前」は裁判所の人?
    2 とても歴史の浅い日本の裁判所
    3 裁判所朴「裁判をするところ」
      「裁判権」と「司法権」どこがどう違う?/裁判を受ける権利
    4 裁判所の日本近代史
      初代法務大臣を死刑に/調味料を欠いた五目ずし/立憲主義の成立と裁判所のその後/戦後大きく変わった裁判所
    コラム1 日本人の伝統的意識とのギャップ
    第2章 裁判所の中はどうなっているか
    1 法廷ってどんな場所?
      法廷の見取り図/法廷内の決まり/公開の場としての法廷/弁論の場としての法廷/真相解明の場としての法廷
    2 法廷のほかには何かある?
      裁判官は普段はどこにいるか/結論はどこでどうやって決まるか/法廷外の裁判手続
    3 裁判官ってどんな人たち?
      日本の裁判官はキャリアーシステム/裁判長・右陪席・左陪席の順序/裁判官の女性比率/法服を着ない裁判官たち/裁判官の給料はどれくらい?
    4 裁判官以外の裁判所にいる人たち
      書記官と事務官/速記官、執行官、廷吏、法廷警備員/家庭裁判所調査官と調停委員/各種委員と審判員、そして裁判員
    コラム2 意外に多彩な裁判官の素顔
    第3章 裁判所にはどんな種類があるか
    1 「最高、高等、地方、簡易」―縦の関係
      各県の地方裁判所と八つの高等裁判所/三審制の審級図/三審制とは裁判を三回やり直すこと?/最高裁判所の役割―司法の流動性/最高裁判所判事にはどういう人がなるか/最高裁事務総局とは何か/簡易裁判所の役割/特別裁判所の禁止
    2 「民事、刑事、家庭裁判所」1横の関係
      裁判所の民事部と刑事部/民事と刑事の違いとは?/行政裁判所とは何か/特殊な家庭裁判所の位置づけ/微妙な「家裁」の仕事/漫画『家栽の人』/家庭裁判所の役割-裁判による福祉
    3 全国に散らばる支部と簡易裁判所
      実は身近なところにある裁判所/弁護士なしでできる少額訴訟
    コラム3 少年法と家庭裁判所
    第4章 憲法は裁判所についてどう定めているか
    1 司法って何をすること?
      司法とはI法を適用して事件を解決すること/証拠って何?―事実 の痕跡/『ヅエニスの商人』に見る法の適川-「司法」を誤解した物語
    2 三権分立と裁判所
      「権力を弱める」という考え方/行政の裁判所への影響力-司法行政権の問題/法務省・検察庁・裁判所の関係を整理すると/憲法が認める行政機関の裁判/裁判所が裁判しない方が良い場合がある?/裁判官の身分保障/裁判官はみな平等―上司も部下もない世界
    3 法と良心にしたがう
      「法の番人」としての裁判所/「法治旧家、法律、民主主義」の三位一体/国家法と自然法/裁判官の良心とはI悪法にもしたがうのか?
    4 基本的人権と違憲立法審査権
      「人権の砦」としての裁判所/「法律の留保」/近代憲法の原理—国会中心の法治国家/現代憲法の原理-法治国家から司法国家へ/違憲立法審査って何をすること?/憲法裁判所との違い/「法の支配」の変化/基本的人権と自然法
    コラム4 「人権宣言」「立憲主義」と裁判所
    第5章 裁判所という世界の美しい理念
    1 裁判所と真理-「論理に基づく真実の裁き」
      紛争を論争に変換/民主主義モデルと真理モデル/「投票で真理は決まるか」
    2 裁判所と人権―「人権を保障し自由と平等を実現する」
      人権と国民主権の関係/国民主権と裁判所/「民主的専制」「多数者支配」とは何か/司法の積極主義と消極主義/日本の人権救済のあり方
    3 裁判所と正義―「徳・善・正義の要請」
      犯罪被害者の訴え「正義を示してほしい」/公害問題で被害住民を救済 無過失責任へ道を開く/医療問題では患者側に―因果関係のハードルを外す/家族関係では旧弊打破-尊属殺人罪違憲判決/投票価値の平等と違憲判断/集会・デモの白山には消極的/公務員の労働基本権では二転二転/自衛隊と憲法九条では現状追認/様々な社会正義の実現
    コラム5 裁判所をめぐる「民主主義的原理」と「自由主義的原理」
    第6章 裁判所をめぐる理想と現実のギャップ
    1 民事裁判は書面主義「法廷は三分で終わり」
      民事司法は中身より事件処理件数/極端な書面主義は憲法違反の疑いあり
    2 刑事裁判は検察依存「九九・九パーセント有罪」
      刑事裁判官と民事裁判官の大きな違い/日本の刑事司法は中世並み?
    3 憲法訴訟は判断回避「違憲はいけん」
      裁判所の違憲判断の実績/国際平和と戦争放棄から手を引く
    4 これからの裁判所を展望する
      新しい公共世界の主役/社会の中で変わりつつある「裁判の真実」「裁判所の正義」
    コラム6 集団的自衛権容認で国家緊急時の人権保障はどうなるか
    あとがき