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体の中の異物「毒」の科学 : ふつうの食べものに含まれる危ない物質

  • 著者名小城勝相著
  • 出版者講談社
  • 出版年2016.12

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0072407
  • 請求記号491.59//Ko39
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名体の中の異物「毒」の科学 : ふつうの食べものに含まれる危ない物質
  • 書名ヨミカラダノナカノイブツドクノカガク
  • 著者名小城勝相著
  • 著者ヨミコジョウ,ショウスケ
  • 叢書名ブルーバックス
  • 叢書番号B-1996
  • ISBN9784062579964
  • 出版地東京
  • 出版者講談社
  • 出版年2016.12
  • ページ286p
  • サイズ18cm
  • 注記参考文献: p278
  • 件名毒物学
    毒物・劇物
    中毒
    食品安全
  • 目次第1章 中毒とは何か――生命科学としての中毒学入門
    中毒とは何か?/世に4種類の毒物ありー急性より慢性が危ない/食中毒をどう考えるか/「食の安全性」確保は人類最大の重要課題/化学物質が増えれば中毒も増える/リスクと規制の考え方ーゼロにできない前提に立つ
    第2章 生命も毒物も有機化合物でできている
    生体分子の主役は「炭素」/化学結合とはなんだろう/電子“糊”にして原子どうしが合体/原子と元素の違いとは?/原子がバラバラにならない巧妙なしくみ/電子のふるまいに注目せよ―周期表からわかること/8まで数えるー有機化学の重要ナンバー/さまざまな炭素のつながり方/“亀の甲”登場!―苦手意識を払拭しよう/炭素一つで性質が激変/周期表の妙
    第3章 中毒の科学――化学物質の毒性をどう評価するか
    中毒学事始め/毒性は種や個体間で変化する/食品添加物への考え方/急性毒性を示す化合物/「カフェインで中毒死」をどう考えるか/生体に侵入しだ異物は体のどこへ運ばれるか
    第4章 解毒の科学――侵入した異物はどう退治されるか
    口から入った異物のふるまい/生体異物が体外に排出されるしくみー解毒のメカニズム/シンナーの吸引はなぜ危険なのか/中毒と解毒のトレードオフノ解毒システムが発がん性を生む!?/置換基がどこにあるか、それが問題だ!/食べものや薬と解毒システムの関係/抱合反応に使われる分子/「水に俯ける/溶けない」と生命誕生の意外な関係/水素結合が果たす重要な役割り/酸素がもたらす毒性
    第5章 無機物の毒性
    必須ミネラルにも毒性が/コバルトの毒性/鉄のために用意されたさまざまな生体機構/鉄のもつもう一つの顔/銅の毒性/マンガンの毒性/セレンの毒性/非必須ミネラルの毒性-ヒ素の場合/カドミウムの毒性/鉛の毒性/水銀の毒性
    第6章 “毒”としての放射性物質をどう考えるか
    「完璧な安全は存在しない/科学的に評価できないその影響/食品からの被曝量は年0.99mSv/発がんリスクを高める要因としでの放放射被曝
    第7章 毒性を発揮するさまざまな物質
    生体異物がもたらす酸化ストレス/お酒の毒性/トランス脂肪酸の毒性/悪玉コレステロールを増やし、蓉子コレステロールを減らす/飽和脂肪酸の摂りすぎにも注意を/内分泌攪乱化学物質の毒性/海の哺乳類からの警告
    第8章 がんを引き起こす毒物
    がんとは何者なのか?/「がんになりやすい職業」からわかったこと/「何をどう食べるか」ががんを生む/がんはどのように生じるのか/細胞が死ぬということ/第三の細胞死が存在する!?/がん化のプロセス①-イニシエーション/がん化のプロセス②―プロモーション/がん化のプロセス③―プログレッション/がんはなぜ、不死化するのか/発がん物質を突き止めろ/身のまわりの発がん物質を点検する/コーヒーの功罪をどう考えるか/漬物に発がん性が!?/21世紀に登場した職業性のがん/やはり危ない魚や肉のこげ/発がんリスクが否定されたサッカリン/ポテトチップに含まれる毒性/どんな毒性を発揮するのか/統計的処理の限界/エピジェネティクスの影響は?/脂肪摂取で増えるがル/がんを予防する生活習慣/適正な体重と運動が「体の耐性」を高める/食品中の有効成分だけを抽出しだら……?/なぜ効かなったのか?
    第9章 中毒学から考えるアレルギー
    免疫-生命が誇る解毒システム/自然免疫/獲得免疫の主役-T細胞とB細胞/何億種類もの異物にどう対応するのか/食物アレルギーはどう生じるのか/腸管免疫-解毒システムの最前線/アレルゲンの6割は卵、牛乳、小麦/アレルギーをどう封じるか/皮膚を経由して起こる食物アレルギー
    第10章 毒を封じる社会制度――食の安全を確保するために
    トリハロメタンの毒性をどう考えるかー社会的許容量という発想/ダイオキシンの強力な毒性を封じ込める/厳密にコントロールされている農薬のリスク/かつで大量に便用されたDDTのいま/動物に使用される医薬品も無視できない/遺伝子組み換え食品をどう考えるか/遺伝子組み携え食品がはらむ諸問題/健康食品がはらむリスクをどう評価するか/牛海綿状脳症が教えてくれたこと/世の中に氾濫する健康食品/食料問題の新たなキーワード「フードマイレージ」/食の安全性を維持するための国際協力体制/新たな化学物質を開発するということ
    おわりに
    さくいん・参考文献
    コラム1 相関性と因果関係
    コラム2 物の長さの単位
    コラム3 へ厶について―その多様なはたらき
    コラム4 有機物の「命名」法
    コラム5 ラジカルが起こす反応
    コラム6 がん遺伝子とがん原遺伝子
    コラム7 食細胞の発見者・メチニコフ
    コラム8 超微量分析―化学物質はどこまで検出できる?