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日本の近代とは何であったか : 問題史的考察

  • 著者名三谷太一郎著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.3

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0072427
  • 請求記号IS//1650
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名日本の近代とは何であったか : 問題史的考察
  • 書名ヨミニホンノキンダイトワナンデアッタカ
  • 著者名三谷太一郎著
  • 著者ヨミミタニ,タイチロウ
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1650
  • ISBN9784004316503
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.3
  • ページiv, 276, 4p
  • サイズ18cm
  • 件名日本 -- 歴史 -- 近代
    日本 -- 歴史 -- 明治以後
  • 目次序 章 日本がモデルとしたヨーロッパ近代とは何であったか
    第一章 なぜ日本に政党政治が成立したのか
     1 政党政治成立をめぐる問い
     2 幕藩体制の権力抑制均衡メカニズム
     3 「文芸的公共性」の成立――森鷗外の「史伝」の意味
     4 幕末の危機下の権力分立論と議会制論
     5 明治憲法下の権力分立制と議会制の政治的帰結
     6 体制統合の主体としての藩閥と政党
     7 アメリカと対比して見た日本の政党政治
     8 政党政治の終わりと「立憲的独裁」
    第二章 なぜ日本に資本主義が形成されたのか
     1 自立的資本主義化への道
     2 自立的資本主義の四つの条件
      (1)政府主導の「殖産興業」政策の実験
      (2)国家資本の源泉としての租税制度の確立
      (3)資本主義を担う労働力の育成
      (4)対外平和の確保
     3 自立的資本主義の財政路線
     4 日清戦争と自立的資本主義からの転換
     5 日露戦争と国際的資本主義への決定的転化
     6 国際的資本主義のリーダーの登場
     7 国際的資本主義の没落
    第三章 日本はなぜ、いかにして植民地帝国となったのか
     1 植民地帝国へ踏み出す日本
     2 日本はなぜ植民地帝国となったか
     3 日本はいかに植民地帝国を形成したのか
      (1)日露戦争後――朝鮮と関東州租借地の統治体制の形成
      (2)大正前半期――主導権確立を目指す陸軍
      (3)大正後半期――朝鮮の三・一独立運動とそれへの対応
     4 新しい国際秩序イデオロギーとしての「地域主義」
      (1)一九三〇年代――「帝国主義」に代わる「地域主義」の台頭
      (2)太平洋戦争後――米国の「地域主義」構想とその後
    第四章 日本の近代にとって天皇制とは何であったか
     1 日本の近代を貫く機能主義的思考様式
     2 キリスト教の機能的等価物としての天皇制
     3 ドイツ皇帝と大日本帝国天皇
     4 「教育勅語」はいかに作られたのか
     5 多数者の論理と少数者の論理
    終 章 近代の歩みから考える日本の将来
     1 日本の近代の何を問題としたのか
     2 日本の近代はどこに至ったのか
     3 多国間秩序の遺産をいかに生かすか
    あとがき
    人名索引