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中国のフロンティア : 揺れ動く境界から考える

  • 著者名川島真著
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.3

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0072429
  • 請求記号IS//1652
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書

書誌事項

  • 書名中国のフロンティア : 揺れ動く境界から考える
  • 書名ヨミチュウゴクノフロンティア
  • 著者名川島真著
  • 著者ヨミカワシマ,シン
  • 叢書名岩波新書
  • 叢書番号新赤版 1652
  • ISBN9784004316527
  • 出版地東京
  • 出版者岩波書店
  • 出版年2017.3
  • ページvi, 224p
  • サイズ18cm
  • 注記2011年から2013年にかけて月刊誌『UP』に連載した「中国のフロンティア」の文章を中心に、「マラウイの対台湾断交 : 背景・経緯・結果」 (『問題と研究』第37巻4号、2008年12月) を加え、大幅に加筆修正をおこなったもの
  • 件名中国 -- 対外関係
    中国 -- 外国関係
  • 目次序 章 フロンティアから中国を考える
     中国のフロンティア/胡錦濤政権前半期の対外政策/胡錦濤政権後半期の変容/習近平政権の対外政策/中国と世界秩序/グローバルな空間と東アジア/東アジアにおける中国の影響力/中国の隣接地域で生じていること/中国の世界進出と「等身大の中国」?/現場から中国を見る

    第Ⅰ部 アフリカの中国人、中国のアフリカ人
    第一章 アフリカの「保定村」物語――中国人農業移民
     「保定村」の出現/劉建軍という存在/大使館と現地の中国人社会/ルサカ郊外の中国人経営農園/「保定村」物語/複数の中国
    第二章 広州のアフリカ人街――中国に進出するアフリカ商人とその苦衷
     「出」と「入」/チョコレート城/西アフリカの〝チャイナ・ドリーム〟?/「黒鬼子」?/砿泉派出所事件/ナイジェリアの中国人/「人の移動」のフロンティア
    第三章 雑誌『非洲』の世界――中国の〝公共外交〟
     雑誌『非洲』との出会い/『非洲』の刊行/アフリカ関連メディアの連続創刊/二〇〇九年のもつ意味/北アフリカ高速道路建設/メイド・イン・チャイナ問題/対アフリカ援助/公共外交と公衆

    第Ⅱ部 マラウイはなぜ中国を選んだのか
    第四章 マラウイと中国の国交正常化
     マラウイの選択/なぜ中国を選んだのか/なぜ中国は応じたのか/中国のマラウイへのアプローチ/中国経済への期待と警戒/マラウイ閣僚の訪中/中国の対マラウイ支援の始動/中国の支援の本格化?/中国の経済支援への懸念/マラウイの選択は正しかったのか
    第五章 マラウイと台湾の断交
     アフリカ諸国と台湾/台湾・アフリカサミットとマラウイ/断交阻止の試み/断交後のマラウイ‐台湾関係

    第Ⅲ部 溢れ出す中国――周辺外交の舞台
    第六章 中国・ASEAN南寧博覧会参観記
     中国とASEAN/博覧会の成り立ち/博覧会の風景①――南寧国際会展センター1F/博覧会の風景②――南寧国際会展センター2F/博覧会の風景③――第二会場・第三会場/南寧における中国・ASEAN関係への問い
    第七章 二一世紀の援蒋ルート――雲南・ミャンマー国境
     中国軍、ビルマ遠征七棚周年記念?/中緬関係の進展/中緬関係の悪化?/翡翠貿易と現地の言説/ダム建設問題/パイプライン建設/雲南の僑郷/国境地帯の歴史観――「大騰越」?
    第八章 東チモールから見る中国――マカオ・フォーラムと葡語スクール
     中国の東チモール進出?/中国製の官庁街/資源開発と対外進出/軍事的な考慮?/マカオ・フォーラム/現地社会の中の中国人/世界の「隙間」に広がる中国

    第Ⅳ部 中華圏の内なるフロンティア――金門島から見る
    第九章 金門島の経験した近代
     金門島の風景/僑郷としての金門/華僑送金で育まれた「近代」/日中戦争と金門島/国共内戦期の金門島/金門の前線化/「単打双不打」時代/ネズミの尻尾/総動員下での「僑郷」
    第一〇章 金門アイデンティティを求めて
     台湾の民主化と金門/金門の「解放」?/金門アイデンティティ/小三通と金門の変容/金門の歴史と辛亥革命一〇〇年/金門学からの問い
    終 章 運動体としての中国をとらまえること
     フロンティアからの観察/二〇〇八年から一三年という時期/世界秩序と中国/中国と周辺諸国との「連結性」/相手国の国内事情と中国の多様性/メディアの論調/台湾という要素、そして金門/中国という運動体のフロンティア

    あとがき