設定

文字サイズ
標準
特大
背景色
標準

書誌詳細

Amazon のサイトで見る

食行動の科学 : 「食べる」を読み解く

  • 著者名今田純雄, 和田有史編
  • 出版者朝倉書店
  • 出版年2017.4

貸出・返却・予約状況

  • 貸出状況 貸出可能

  • 所蔵数1
  • 貸出可能数1
  • 予約数0
  • 貸出累計0

所蔵事項

  • 登録番号0072809
  • 請求記号498.511//I 41
  • 貸出区分通常
  • 蔵書区分図書 - 一般図書
  • 所蔵館本館
  • 配架場所 開架4
  • Map
  • 所蔵状態所蔵点検済

書誌事項

  • 書名食行動の科学 : 「食べる」を読み解く
  • 書名ヨミショクコウドウノカガク
  • 著者名今田純雄, 和田有史編
  • 著者ヨミイマダ,スミオ
  • 叢書名食と味嗅覚の人間科学
  • ISBN9784254106671
  • 出版地東京
  • 出版者朝倉書店
  • 出版年2017.4
  • ページx, 239p, 図版 [2] 枚
  • サイズ22cm
  • 注記引用文献、参考文献あり
  • 件名食生活
    行動心理学
  • 目次第1部 食行動科学の基礎
    1.食行動研究の基礎・
     1.1 食行動とは何か
     1.2 食行動を決定する3レベル
      1.2.1 生物,個体,文化
      1.2.2 食行動喚起の諸要因
     1.3 肥満とその解消・予防
     1.4 人はなぜ食べるのか
    2.食行動と感党・知覚
     2.1 知覚の特徴
      2.1.1 五感と知覚
      2.1.2 順応と順応水準
      2.1.3 注 意
      2.1.4 個人差
     2.2 食の感覚各論
      2.2.1 味 覚
      2.2.2 嗅 覚
      2.2.3 食感・テクスチャー
     2.3 食における感覚の相互作用
      2.3.1 物理的要因
      2.3.2 受容体や神経伝達経路で生じる相互作用
      2.3.3 中枢処理による相互作用
    3.食行動と社会的認知
     3.1 ステレオタイプと食行動
      3.1.1「食は人となりを表す」という素朴な信念
      3.1.2 食品のステレオタイプ
     3.2 食品に付随する外的要因の影響
      3.2.1 食事環境の効果
      3.2.2 ブランドの光背効果
      3.2.3 食品購買意欲における倫理的動機
      3.2.4 食品に関する情報が食品評価に及ぼす効果
     3.3 他者存在が食行動に及ぼす影響
    4.食行動の心身統合的理解
     4.1 食行動の人間科学的意義
     4.2 生理的欲求と食行動
      4.2.1 栄養素と基本味
      4.2.2 空腹の生理機構
      4.2.3 空腹感・
     4.3 安全と安心の欲求と食行動・
      4.3.1 味覚による忌避
      4.3.2 食物新奇性恐怖
      4.3.3 食物嫌悪学習
      4.3.4 単純接触効果
      4.3.5 食行動と学習
     4.4 愛と所属の欲求と食行動
      4.4.1 観察学習と同調・
      4.4.2 錯誤帰属
      4.4.3 苦いビールを飲めるようになる理由
     4.5 承認と尊重の欲求と食行動
      4.5.1 ブランドによる効果
      4.5.2 その他の認知的要因
    第2部 食行動の生涯発達
    5.食行動の生涯にわたる変化
     5.1 生涯にわたる食行動の変化とは?
     5.2 生涯にわたる食物選択行動:ライフコース
     5.3 胎児期から青年期までの食の変化
      5.3.1 胎児期から乳児期の味・においの発達についての基礎的知見
      5.3.2 胎児期から乳児期の風味経験がのちの食の好みに及ぼす影響
      5.3.3 幼児期の食行動が児童期,青年期の食行動へ及ぼす影響
      5.3.4 青年期の食物摂取の推移と食のもつ意味
     5.4 成人期の食物選択に影響を与える要因
      5.4.1 ライフコースにおける食物選択の軌道についての持続性と変化
      5.4.2 時間欠乏と食物選択
     5.5 生涯にわたる食行動の変化についてのまとめと展望
    6.食に関する理解の発達
     6.1 特別な学習システム
      6.1.1 味覚嫌悪学習
      6.1.2 本質的な属性に対する注意
      6.1.3 乳児の認知
     6.2 食の生物学的理解
      6.2.1 食の多様な意味づけ
      6.2.2 幼児の理解は生物学的か?
      6.2.3「良い食べ物」「悪い食べ物」
      6.2.4 情報源に対する選択的信頼
      6.2.5 消化に関する理解
     6.3 食の心身相関的理解
      6.3.1 生気論的因果
      6.3.2 生気論の質的変容
      6.3.3 心と身体をまたぐ食
    7.高齢者の食
     7.1 高齢者にとっての食事の役割
     7.2 加齢に伴って変化する食物選択
      7.2.1 身体的要因と食物選択
      7.2.2 社会的要因と食物選択
      7.2.3 精神的・心理的要因と食物選択
     7.3 食物選択の理由
      7.3.1 健康的な食事・食物に対する認識
      7.3.2 高齢者の食物選択における個々の食物
     7.4 高齢者はなぜ食べるのか
    第3部 食行動科学の応用
    8.ヒトの生物性と文化性を結ぶ食発達
     8.1 食の生物性
      8.1.1 身体と食性(生物的観点)
      8. 1.2 ヒトの食の多様性
     8.2 個体関係を支える食
      8.2.1 哺乳・離乳
      8.2.2 離乳における親子対立
      8.2.3 共 感
      8.2.4 食供給における意図の読み取り
      8.2.5 離乳における「身」の分化過程:くすぐりとの比較
     8.3 文化と食
      8.3.1 食のタブーの存在・
      8.3.2 ヒトの食の今後
    9。官能評価
     9.1 官能評価とは
     9.2 パ ネ ル
      9.2.1 パネルとは
      9.2.2 分析型パネルの選抜
      9.2.3 分析型パネルの訓練
     9.3 評価用語
      9.3.1 評価用語の重要性
      9.3.2 日本語テクスチャー用語体系
    10.栄養教育
     10.1 栄養教育の定義と実践の場
      10.1.1 栄養教育の定義
      10.1.2 主な栄養教育の対象と場
     10.2 わが国の栄養教育の歴史
     10.3 行動科学に基づいた栄養教育
      10.3.1 対象者に直接行う栄養教育・
      10.3.2 食環境整備
    11.食事療法による生活習慣病の予防
     11.1 予防医学における情報リテラシーの必要性・
     11.2 減量に対する動機づけ
     11.3 減量成功と食事療法のアドヒアランス
     11.4 食行動にかかわる因子と減量効果・
     11.5 体重測定と減量効果
     11.6 性格タイプ
     11.7 減量期と維持期における食事指導
    12.応用行動分析学:体重減量のプログラム
     12.1 行動分析学の基本的な考え力
     12.2 行動分析学に基づく体重減量の方法
      12.2.1 刺激性制御
      12.2.2 後続事象による行動制御
      12.2.3 自己モニタリング
      12.2.4 どの方法が一番効果的か?
     12.3 筆者のダイエット体験記:結びにかえて
    13.肥満に関連する食行動と介入プログラム:過食と肥満
     13.1 肥満対策の現状
     13.2 肥満と関連する食行動
      13.2.1 疫学調査研究
      13.2.2 臨床研究
     13.3 現在行われている肥満改善のための介入
      13.3.1 オープン・スタディ
      13.3.2 同時並行の介入研究
      13.3.3 ファミリー・ペースト・アプローチ
      13.3.4 スクール・ペースト・アプローチ・
      13.3.5 無作為割付比較試験
     13.4 肥満介入における今後の課題
    14.新たな食行動科学へ向けて:ビッグデータを用いた食行動の分析
     14.1ビッグデータは従来のデータとは何が違うのか?
     14.2 食行動に関係するビッグデータの構築と活用の試み
     14.3 ビッグデータを用いた食行動の研究
     14.4 ビッグデータを用いた食行動の分析に向けて:今後の課題
    あとがき
    索   引
    コラム目次
     1●味覚一味の定義
     2●視覚と食
     3●五感を活かした食の拡張現実感
     4●認知特性と情報処理
     5●ひとはなぜ食べるのか
     6●理想の食べもの
     7●心理学者からみた官能評価・機械測定・心理学の三角関係
     8●成人病胎児期発症説
     9●生活習慣コントロールと現実感
     10●大好物との付きあい方:行動分析学からラーメンJを考える
     11●パレオダイエット
     12●実験結果を再現できない!? 心理学の実験的手法がもつ問題点